平成18年の晩秋に、老朽化の為解体される事になったJR山陰本線余部橋梁他を見に行こうと、ちょっとプレスカブで兵庫県まで出かけた。
平成18年11月24日
私の旅行では寄り道が多いが、沼津を出発して富士水戸島郵便局を見つけた際に、郵便貯金の通帳を所持していた事を思い出し、そこで貯金したのを皮切りに、蒲原諏訪町郵便局,蒲原中郵便局,静岡瀬名郵便局で貯金をした。
更に、私の旅行では地元の人と長話をする癖があり、移動中に東海道本線富士川橋梁を思い出して立ち寄った際、土手の近くに住んでいる老婆に昭和57年水害の事を聞くはずだったのが、老婆の親戚が私の自宅近くに住んでいるという事から色々と話が弾んで1時間近く話してしまったりと、相変わらずだ。
そのような訳で、新居浜を通過したのが19時頃になってしまい、寒さに我慢出来ず、夜遅くに岡崎の漫画喫茶で仮眠をとった。
平成18年11月25日
岡崎を未明に出発し、目的地の京都に向かおうとしたが、相棒の異変に気がついて、名古屋の市街地のガソリンスタンドに入った。
実は、オイル交換の時期が迫っていたのを忘れて出発してしまい、豊橋を過ぎた辺りから何となく焦げ臭いようなのが体にまとわりつき、気のせいだと思っていたのだが、岡崎を出発してから明らかに焦げ臭くなって、やっとオイル交換を忘れていた事を思い出した。
24時間営業のガソリンスタンドでオイル交換をしようとしたら、対応できるのが2時間後と言われ、そこのスタンドから24時間コインランドリーの看板が見えたので、後でまた来る事を伝えた。
自宅を出発して2日分の服を洗濯しながら朝まで時間をつぶし、スタンドでオイル交換をしたところ、オイルが空だったと報告を受けて、大いにびびった。
さて、オイルを交換して幾分か軽やかなエンジン音を響かせるようになったカブを操って、一路鈴鹿方面…に向かわず、橋梁撮影の為に半田方面に向かったが、橋梁の撮影と渋滞と伊賀越えで時間を食ってしまい、上野の市街地に到着したのが日没後になってしまった。
ところで、名古屋では、市街地で名古屋走りの洗礼を受け、道行く複数の人に道を尋ねてもことごとく無視されるし、窓がない店舗の壁面に正対して琺瑯看板を撮影していたら、店主から撮影をやめてくれと言われて、非常に不愉快な気持ちにさせられた。
名古屋の連中は、よそ者に冷たく我が強いのか? 今後の旅行で名古屋に立ち寄る事はあっても、名古屋をあちこち回る気が失せた。
閑話休題、奈良経由で京都に入るつもりだったのを草津経由で京都に向かったところ、途中で渋滞しまくりであったが、いつもの通勤時の渋滞に比べればちょろいもので、19時台には京都の市街地に到達して餃子の王将で食事を手早く済ませた。
京都タワーの地下にある風呂を目指したが、営業時間が21時までと勘違いしていたので、到着した時には営業時間が終了してしまっていた。
こういう時に頼りになるのが大学時代の旅行研究部の先輩の稲垣氏という事で、連絡をとって問い合わせたら、即座に烏丸通りから奥まったところの錦湯という銭湯を教えてくれた。
やっとの思いで銭湯に到着した私は、建物を撮影しようと三脚を立てたが、ここで非常に重大なアクシデントが発生した!
デジタルカメラ落下!
…オヤジの借り物で、目の前が真っ暗になったのだが、状態を確認したところ、外側のレンズとレンズを押さえるリングが外れただけで、レンズは割れていないし亀裂も入っていないようなので、バイクのトランクの上で応急修理を開始した。
レンズクリーナーで外側のレンズを丹念にクリーニングして埃を吹き飛ばし、レンズをはめてから押さえのリングをはめようとしたが、リングのツメに密着する3つのパーツのうちのひとつが飛び出してリングがはめられず、分解してパーツを正しい位置に戻さないと直せない事から、諦めてパーツを取り出した。
だいぶ時間がかかったものの、レンズとリングをはめて応急修理が完了し、そのデジカメと銀塩カメラで写真を撮影して、やっと銭湯に入る事にした。
ご主人はカメラのトラブルの一部始終を見ていたらしく、カメラの事を真っ先に訊ねられて、非常にばつが悪かった。
湯舟につかると、長時間寒気に晒されていた手足が痺れて、風呂から上がると、すっかりだるくなってうとうとしてしまった。
いつもだったら眠いにまかせるところなのだが、京都市役所でライダーのオフ会に参加する予定が入っており、気づいたら集合時間の24時まで30分足らずもなく、慌てて着替えて京都市役所を目指したが、京都市役所とは全く反対方向にカブを走らせてしまった。
さて、何とか集合時間に間に合った私は、オフ会参加メンバーとおぼしきバイクの車列に停めようとしたところ、見覚えのあるバイクが目にとまった。
街中で毎日よく見かける郵便局の機動車ではないか。しかも、〒マークのトランクまで装着していて、使用済の紙紐と鞄がない始業前の状態を思わせる機動車が置いてあったので、少し考えこんでいると、当時参加していた地元のライダーのオフ会の常連である機動車乗りが目の前に現れた。
千葉県から遠く離れた地での思わぬ再会に喜び、オフ会が終わったら豊岡方面に向かう事を告げると、解散後に国道9号まで同行してくれる事になった。
共通の話題で盛り上がっている中、何時頃だったであろうか、爆音と曲を大音量で流すビッグスクーターの集団が、対面の本能寺文化会館にエンジンを止めて停車した。
皆で冷ややかに一瞥したが、騒ぐ訳でもないのですぐに話題に戻っていると、そのうちの一台がネオン管をフラッシュさせながら音楽を流し始めた。
全く、バッテリーの概念がないのかと言いながら皆で観察を始めたところ、予想通りバッテリー上がりで曲と光が消えて数名が慌てふためき、程なくJAFがやってきて、その集団は何処かへと去っていったのであった…。
DVDを見ながら話題に興じているうちに夜が明けてきたので、解散する事になり、オフ会の参加メンバーに国道9号まで誘導してもらって、一路、福知山方面に向かった。
11/26
亀岡市街のコンビニで朝食を購入し、今回の旅行の目的である鉄道橋梁調査をするべく、市街地の外れに向かったが、空が曇っていてとても暗く、撮影するには少々厳しかったので、朝食をとりながら待機した。
だが、雲はとれる気配がなく、いたずらに時間が過ぎていったので、一応撮影して撤収し、綾部経由で福知山に向かう事にした。
晴れ間が見えてきて、峠道を適当に撮影しながら坂道を登っていると、道端でごそごそとやっている人を見かけたので、訊ねてみると、生ける苔を採取しているとの事だった。
おやじも苔が好きなので、ちょっと立ち話のつもりが、旅行とかも趣味という事でウマが合ってしまい、それなりに長話になってしまった。
綾部の市街地を徘徊したり図書館で休憩をとっているうちに空が曇ってきたので、軽く食事を済ませて出発した。
福知山を経て国道に並行している山陰本線の鉄道橋梁に立ち寄りながら走っていると、綾部付近で出会った苔を採取する人にまた出会った。
再会した事に驚き喜びつつも、天気の崩れを懸念してちょっと話をしてから別れて、豊岡方面に向かったのだが、いよいよ雨が降り始めた。
雨が降らなければ、八鹿とかの駅を撮影しようと思っていたのだが、聞くところによると、山陰地方はこの時期、朝に晴れていても午後は天気が崩れて雨が降るそうで、天候の回復は望めそうにないし、雨という条件抜きでも空が暗くて撮影にはいささか厳しいので、断念して先を急いだ。
後日、ネットで山陰本線の駅の写真を見ると、八鹿駅とか洒落ていて写欲をそそられるものが多くて、天候が悪くて撮影出来なかった事を非常に後悔している。
豊岡の業務スーパーで食料品を買い込んで、市街地をうろついたが、夜を過ごす場所がない。今夜の宿泊先の選定をしなくては…。
平成18年11月24日
私の旅行では寄り道が多いが、沼津を出発して富士水戸島郵便局を見つけた際に、郵便貯金の通帳を所持していた事を思い出し、そこで貯金したのを皮切りに、蒲原諏訪町郵便局,蒲原中郵便局,静岡瀬名郵便局で貯金をした。
更に、私の旅行では地元の人と長話をする癖があり、移動中に東海道本線富士川橋梁を思い出して立ち寄った際、土手の近くに住んでいる老婆に昭和57年水害の事を聞くはずだったのが、老婆の親戚が私の自宅近くに住んでいるという事から色々と話が弾んで1時間近く話してしまったりと、相変わらずだ。
そのような訳で、新居浜を通過したのが19時頃になってしまい、寒さに我慢出来ず、夜遅くに岡崎の漫画喫茶で仮眠をとった。
平成18年11月25日
岡崎を未明に出発し、目的地の京都に向かおうとしたが、相棒の異変に気がついて、名古屋の市街地のガソリンスタンドに入った。
実は、オイル交換の時期が迫っていたのを忘れて出発してしまい、豊橋を過ぎた辺りから何となく焦げ臭いようなのが体にまとわりつき、気のせいだと思っていたのだが、岡崎を出発してから明らかに焦げ臭くなって、やっとオイル交換を忘れていた事を思い出した。
24時間営業のガソリンスタンドでオイル交換をしようとしたら、対応できるのが2時間後と言われ、そこのスタンドから24時間コインランドリーの看板が見えたので、後でまた来る事を伝えた。
自宅を出発して2日分の服を洗濯しながら朝まで時間をつぶし、スタンドでオイル交換をしたところ、オイルが空だったと報告を受けて、大いにびびった。
さて、オイルを交換して幾分か軽やかなエンジン音を響かせるようになったカブを操って、一路鈴鹿方面…に向かわず、橋梁撮影の為に半田方面に向かったが、橋梁の撮影と渋滞と伊賀越えで時間を食ってしまい、上野の市街地に到着したのが日没後になってしまった。
ところで、名古屋では、市街地で名古屋走りの洗礼を受け、道行く複数の人に道を尋ねてもことごとく無視されるし、窓がない店舗の壁面に正対して琺瑯看板を撮影していたら、店主から撮影をやめてくれと言われて、非常に不愉快な気持ちにさせられた。
名古屋の連中は、よそ者に冷たく我が強いのか? 今後の旅行で名古屋に立ち寄る事はあっても、名古屋をあちこち回る気が失せた。
閑話休題、奈良経由で京都に入るつもりだったのを草津経由で京都に向かったところ、途中で渋滞しまくりであったが、いつもの通勤時の渋滞に比べればちょろいもので、19時台には京都の市街地に到達して餃子の王将で食事を手早く済ませた。
京都タワーの地下にある風呂を目指したが、営業時間が21時までと勘違いしていたので、到着した時には営業時間が終了してしまっていた。
こういう時に頼りになるのが大学時代の旅行研究部の先輩の稲垣氏という事で、連絡をとって問い合わせたら、即座に烏丸通りから奥まったところの錦湯という銭湯を教えてくれた。
やっとの思いで銭湯に到着した私は、建物を撮影しようと三脚を立てたが、ここで非常に重大なアクシデントが発生した!
デジタルカメラ落下!
…オヤジの借り物で、目の前が真っ暗になったのだが、状態を確認したところ、外側のレンズとレンズを押さえるリングが外れただけで、レンズは割れていないし亀裂も入っていないようなので、バイクのトランクの上で応急修理を開始した。
レンズクリーナーで外側のレンズを丹念にクリーニングして埃を吹き飛ばし、レンズをはめてから押さえのリングをはめようとしたが、リングのツメに密着する3つのパーツのうちのひとつが飛び出してリングがはめられず、分解してパーツを正しい位置に戻さないと直せない事から、諦めてパーツを取り出した。
だいぶ時間がかかったものの、レンズとリングをはめて応急修理が完了し、そのデジカメと銀塩カメラで写真を撮影して、やっと銭湯に入る事にした。
ご主人はカメラのトラブルの一部始終を見ていたらしく、カメラの事を真っ先に訊ねられて、非常にばつが悪かった。
湯舟につかると、長時間寒気に晒されていた手足が痺れて、風呂から上がると、すっかりだるくなってうとうとしてしまった。
いつもだったら眠いにまかせるところなのだが、京都市役所でライダーのオフ会に参加する予定が入っており、気づいたら集合時間の24時まで30分足らずもなく、慌てて着替えて京都市役所を目指したが、京都市役所とは全く反対方向にカブを走らせてしまった。
さて、何とか集合時間に間に合った私は、オフ会参加メンバーとおぼしきバイクの車列に停めようとしたところ、見覚えのあるバイクが目にとまった。
街中で毎日よく見かける郵便局の機動車ではないか。しかも、〒マークのトランクまで装着していて、使用済の紙紐と鞄がない始業前の状態を思わせる機動車が置いてあったので、少し考えこんでいると、当時参加していた地元のライダーのオフ会の常連である機動車乗りが目の前に現れた。
千葉県から遠く離れた地での思わぬ再会に喜び、オフ会が終わったら豊岡方面に向かう事を告げると、解散後に国道9号まで同行してくれる事になった。
共通の話題で盛り上がっている中、何時頃だったであろうか、爆音と曲を大音量で流すビッグスクーターの集団が、対面の本能寺文化会館にエンジンを止めて停車した。
皆で冷ややかに一瞥したが、騒ぐ訳でもないのですぐに話題に戻っていると、そのうちの一台がネオン管をフラッシュさせながら音楽を流し始めた。
全く、バッテリーの概念がないのかと言いながら皆で観察を始めたところ、予想通りバッテリー上がりで曲と光が消えて数名が慌てふためき、程なくJAFがやってきて、その集団は何処かへと去っていったのであった…。
DVDを見ながら話題に興じているうちに夜が明けてきたので、解散する事になり、オフ会の参加メンバーに国道9号まで誘導してもらって、一路、福知山方面に向かった。
11/26
亀岡市街のコンビニで朝食を購入し、今回の旅行の目的である鉄道橋梁調査をするべく、市街地の外れに向かったが、空が曇っていてとても暗く、撮影するには少々厳しかったので、朝食をとりながら待機した。
だが、雲はとれる気配がなく、いたずらに時間が過ぎていったので、一応撮影して撤収し、綾部経由で福知山に向かう事にした。
晴れ間が見えてきて、峠道を適当に撮影しながら坂道を登っていると、道端でごそごそとやっている人を見かけたので、訊ねてみると、生ける苔を採取しているとの事だった。
おやじも苔が好きなので、ちょっと立ち話のつもりが、旅行とかも趣味という事でウマが合ってしまい、それなりに長話になってしまった。
綾部の市街地を徘徊したり図書館で休憩をとっているうちに空が曇ってきたので、軽く食事を済ませて出発した。
福知山を経て国道に並行している山陰本線の鉄道橋梁に立ち寄りながら走っていると、綾部付近で出会った苔を採取する人にまた出会った。
再会した事に驚き喜びつつも、天気の崩れを懸念してちょっと話をしてから別れて、豊岡方面に向かったのだが、いよいよ雨が降り始めた。
雨が降らなければ、八鹿とかの駅を撮影しようと思っていたのだが、聞くところによると、山陰地方はこの時期、朝に晴れていても午後は天気が崩れて雨が降るそうで、天候の回復は望めそうにないし、雨という条件抜きでも空が暗くて撮影にはいささか厳しいので、断念して先を急いだ。
後日、ネットで山陰本線の駅の写真を見ると、八鹿駅とか洒落ていて写欲をそそられるものが多くて、天候が悪くて撮影出来なかった事を非常に後悔している。
豊岡の業務スーパーで食料品を買い込んで、市街地をうろついたが、夜を過ごす場所がない。今夜の宿泊先の選定をしなくては…。
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