今月のFPジャーナルが届きました。
今月は、「団塊ジュニア世代」のライフプラニングについての特集が載っていました。
私は、団塊の世代の後の世代なのですが、日本の総人口の中で団塊の世代に次ぐ人口の多い世代が団塊ジュニア世代と言うことです。(1971年~1974年生まれの方たちだそうです。)
その団塊ジュニア世代の実態を探ると言うことで、放送大学の宮本みち子教授の話が載っていました。
団塊ジュニア世代が直面している最大の問題は、不安定な雇用ということでした。
この問題は、団塊ジュニア世代だけでなく、今現実の社会問題ですが、団塊ジュニア世代は不況のさなかに就職期を迎えたため、非正規労働者や未婚者の割合が多いのだそうです。(不安定な労働市場に投げ込まれた最初の経験者世代だそうです。)
今、雇用市場は、正規雇用市場と非正規雇用市場に二極化していて、非正規雇用市場へ入った人を大企業は採らないし、若いうちは労働条件もいいけど、年を取ると労働条件、待遇が悪くなる。団塊ジュニア世代が、30代後半を迎えている。
団塊ジュニア世代が、30代後半を迎え正社員で働いている人たちは、職を失いたくないために長時間労働をしている。
長時間労働でうつ病を抱えている人が多く、それだけではないでしょうが、30代の自殺者が増えているということでした。
長時間労働とうつ病は対の関係にあるということは、何となく分かるような気がします。
疲れが取れないままに、働き続けて空しくなってくる、落ち込みとそんな経験私にもありますけど、ま、目標があったり、子供を抱えているとそんなに落ち込んでもいられなかったので、私は幸せでしたね。
非正規労働者が多いということは、収入が安定しない、低所得者が多いということで、結婚したくてもお金が無いとか結婚しても共稼ぎしなければやっていけない、当然子供を持つことが無理、子供を生んでも預けて働かなくてはならない、預けるところが無いなど、問題は沢山あるようですね。
宮本教授は、縦割り行政取っ払い、包括的な支援体制を構築することが必要と仰っていますが、本当に団塊ジュニアの世代だけでなく、安定した生活ができるように支援体制を強化していって欲しいと思います。
でも、見直しで、予算は削られているでしょうけど、、。多分、、ね。