私が子供の頃、学校から帰ると大概祖父母が家にいました。
特に祖母は内職をしていたので、うちから離れることはほとんどなく、内職をしている祖母の姿が浮かびます。
近所にもお年寄りは多く、お年寄りは身近な存在だったのです。
でも、認知症って知りませんでした。
昔は認知症になったら長生きはしなかったというので知らなくても当たり前だったのでしょう。
日中はまだいいのですが、認知症は夕方頃から不穏になります。
日中は「何がなんだか分からなくなったなあ」なんて穏かに笑っていたお年寄りが、突然顔つきが険しくなり、明日のご飯の心配をしだしてベットから起き出てきたり、
「おかあさん(私に90代の息子も娘もおりません。)、ちょっと話し聞いて」などと何度も呼び出しを受けたり、「これからちょっと行ってくる」なんて(夜中なのに)オイオイと思うこと多し。
夜が賑やかになってきたこの頃、認知症って凄いなあとつくづく思います。
こんな日々に新しい発見もあります。
夜は不平不満で何度も呼び出しを愚痴を言う彼女。
彼女は愚痴をいうことで構音障害が改善されているそうです。
大腿骨骨折した彼女はトイレに行ったのを何分しないで忘れ、一日に何十回とトイレに行く。
これがかなりの運動量になって寝たきりどころかこっちが息切れしそうなくらいに元気。
世の中、視点を変えると面白いものです。(何が幸いするか、、。)
こういうお年寄りのパワーを貰いながら、ぎんさん四姉妹のように元気に生きていきたいと思います。
さて、今夜はサッカーの応援しながら若さを取り戻そう。