「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

人前で歌うのが嫌いな私

2010-02-05 | 日記
子供の頃の私は「臆病な弱虫」で、同級生の女の子に良くいじめられ、余り目立つ存在ではなかったのだが、私が通っていた小学校は「合唱」でかなり有名な学校で、「全国学校音楽コンクール」で優勝した事があるほどなので、5年生になるとコンクールのために合唱部員が選ばれるのだが、人前で歌うことが嫌いな私が選ばれてしまうのです。
音楽の時間に一人で歌う事さえ嫌だった私がコーラス部員に選ばれるとは、なんとも皮肉な話なのです。
しかし、私がどんなに嫌だと思っても逃れる事は出来ず、観客が1000人もいるステージで何度も歌わされたのだが、ステージに上がって整列するあたりまでは覚えているのだが、何時も伴奏が始まる頃には頭が真っ白になり、自分が本当に歌ったのか全く記憶にないのですが、そんな私が「日比谷公会堂で3000人の観衆を前に、2番をソロで歌う」と言うことになってしまったのです。
「東京都の予選」だったと思うのだが、こんな私が歌うのだから「落選」するのは仕方ないでしょうが、今考えても「本当に私は歌っていたのだろうか?」と疑問に思うのだが、同じステージに上がった同級生が「ちゃんと歌っていたよ」と言うのだから歌ってはいたのだろう。
中学に入ってからもコーラス部員に指名され、早稲田祭で大隈講堂のステージにも立たされたのだが、ここでも全く歌った記憶がなく、今でも人前で歌うときは「緊張して足が震える」事がよくありますが、昔に比べればかなり良くなっています。
2年前に行きつけのカラオケスナックが赤字で店を閉めてしまい、それ以来全く歌っていないのだが、カラオケボックスに一人で行く勇気がなく困っているのです。
一緒に行こうと思えば相手はいないわけではないが、歌う歌のジャンルが全く違うために一緒に行っても少しも面白くないのです。
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