スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが、南カリフォルニア大学映画学部の新校舎設立を記念したイベントで映画業界の先行きを危惧した予言スピーチをしたらしい。
要約すると、<最近の映画業界は、巨額の制作宣伝費をかけた超大作映画ばかりに頼りすぎている>ので、このままでは<将来的には、超大作だけが映画館で上映され、低予算の映画はテレビで見るようになる>ということ。
更に、<それとともに映画館のチケットは高騰し、たとえば、3作目が2013年に公開された「アイアンマン」のような大作になれば、次回作は25ドル(約2400円)ほどになってもおかしくない>し、<最終的には、映画のチケット代は、5~10倍に跳ね上がり、50~100ドル(4800~9500円)ほどになるとも指摘した>らしい。
ルーカスは、「スピルバーグとルーカスでさえ、作品を公開してくれる映画館がない」と嘆き、<将来的には、ブロードウェイのミュージカルのように、チケット代が高く>なり、<映画館が巨大化して少数の大作が1年中上映されるようになるとの見方を示した>らしい。
ま、僕は映画館にはほぼ行かなくなったのでその辺には興味は無いんだけど。
40年位前の僕の高校生時代に750円くらいだった入場料が、いまも1000円くらいにしか上がってないというのも、どうなんだろうとも思う。倍の1500円くらいにしても、昔みたいに入場後は何回でも観れるとした方が儲かるような気もするんだな。大体、何回も観れるとしたって、大抵の人は一度で帰っちゃうんだから。
ニュースは、<スピルバーグ監督は「ジュラシック・パーク」「E.T.」、ルーカス監督は「スター・ウォーズ」シリーズといった大作を手がけただけに、自らが映画業界の流れを作ったのではないかとの指摘もネット上では出ていた>と反対意見もしっかりと載せていた。
現状の数字は、<キネマ旬報映画総合研究所の2012年5月18日付サイト記事によると、02年に7割強ものシェアがあった洋画は、ここ数年は邦画と半々に落ち込んだ>とのこと。
最近の違和感について。
テレビで映画のバン宣が横行していることと、その宣伝に役者が借り出されていること。
あれって、契約でそうなっているのかもしれないが、ああいう宣伝って製作側の仕事じゃないのかね。うがってみれば宣伝が役者頼みってことだし、僕ら観客側にしてみれば、出演俳優が『この映画は面白いです』なんて言ってたって、そりゃあんた達は客が入った方が儲かるから面白いって言ってるだけで信用は出来ないよね、と思っちゃう。
「フィールド・オブ・ドリームス」は、宣伝部の一女性社員が「これは素晴らしい映画だから、地道に宣伝すれば絶対ヒットする」と周囲を説得して、各地でこまめに試写をやり、結果口コミでのヒットとなったらしい。(当ブログのご愛読者さん調べ)
ヒットしそうだからじゃなくて、素晴らしい映画だからというのがいいよね。映画を作る人も、配給する人も良い映画を見極める力を無くして欲しくないと、切に思う今日この頃であります。
スピルバーグとルーカスには、その辺にも言及してくれれば良かったのに。
リンク: スピルバーグが映画業界崩壊を予言 チケット高騰でお客が離れていく? - 速報:@niftyニュース.
※ 低予算傑作映画の代表格だーっ!(↓)。
要約すると、<最近の映画業界は、巨額の制作宣伝費をかけた超大作映画ばかりに頼りすぎている>ので、このままでは<将来的には、超大作だけが映画館で上映され、低予算の映画はテレビで見るようになる>ということ。
更に、<それとともに映画館のチケットは高騰し、たとえば、3作目が2013年に公開された「アイアンマン」のような大作になれば、次回作は25ドル(約2400円)ほどになってもおかしくない>し、<最終的には、映画のチケット代は、5~10倍に跳ね上がり、50~100ドル(4800~9500円)ほどになるとも指摘した>らしい。
ルーカスは、「スピルバーグとルーカスでさえ、作品を公開してくれる映画館がない」と嘆き、<将来的には、ブロードウェイのミュージカルのように、チケット代が高く>なり、<映画館が巨大化して少数の大作が1年中上映されるようになるとの見方を示した>らしい。
ま、僕は映画館にはほぼ行かなくなったのでその辺には興味は無いんだけど。
40年位前の僕の高校生時代に750円くらいだった入場料が、いまも1000円くらいにしか上がってないというのも、どうなんだろうとも思う。倍の1500円くらいにしても、昔みたいに入場後は何回でも観れるとした方が儲かるような気もするんだな。大体、何回も観れるとしたって、大抵の人は一度で帰っちゃうんだから。
ニュースは、<スピルバーグ監督は「ジュラシック・パーク」「E.T.」、ルーカス監督は「スター・ウォーズ」シリーズといった大作を手がけただけに、自らが映画業界の流れを作ったのではないかとの指摘もネット上では出ていた>と反対意見もしっかりと載せていた。
現状の数字は、<キネマ旬報映画総合研究所の2012年5月18日付サイト記事によると、02年に7割強ものシェアがあった洋画は、ここ数年は邦画と半々に落ち込んだ>とのこと。
最近の違和感について。
テレビで映画のバン宣が横行していることと、その宣伝に役者が借り出されていること。
あれって、契約でそうなっているのかもしれないが、ああいう宣伝って製作側の仕事じゃないのかね。うがってみれば宣伝が役者頼みってことだし、僕ら観客側にしてみれば、出演俳優が『この映画は面白いです』なんて言ってたって、そりゃあんた達は客が入った方が儲かるから面白いって言ってるだけで信用は出来ないよね、と思っちゃう。
「フィールド・オブ・ドリームス」は、宣伝部の一女性社員が「これは素晴らしい映画だから、地道に宣伝すれば絶対ヒットする」と周囲を説得して、各地でこまめに試写をやり、結果口コミでのヒットとなったらしい。(当ブログのご愛読者さん調べ)
ヒットしそうだからじゃなくて、素晴らしい映画だからというのがいいよね。映画を作る人も、配給する人も良い映画を見極める力を無くして欲しくないと、切に思う今日この頃であります。
スピルバーグとルーカスには、その辺にも言及してくれれば良かったのに。
リンク: スピルバーグが映画業界崩壊を予言 チケット高騰でお客が離れていく? - 速報:@niftyニュース.
※ 低予算傑作映画の代表格だーっ!(↓)。
邦画は見ないので洋画のことしか言えないけど
単純に面白い作品が減ったってことだと思うな~
それに
映画の未来を憂うっていうけど
客が望んでいるもの=大金をつぎ込んだ超大作
って考えている映画製作側の思い込みが間違っているだけの話。
簡単なことだと思うけどな~
地味な題材でも面白く作っている映画を観たいんですよ、オジサンは。
邦画だとアイドルを使ったお涙頂戴とか、洋画だとCGを使った超大作。昔も似たような状況はあったけど、最近はそれさえもマンネリ気味で・・・。