(1993/ レニー・ハーリン製作・監督/シルヴェスター・スタローン、ジョン・リスゴー、マイケル・ルーカー、ジャニン・ターナー、ポール・ウィンフィールド)
またまた思い出の映画から。
政府の公金を積んだ専用機を襲った武装集団の飛行機が雪のロッキー山脈に墜落。悪者達は、救助に来た隊員を利用して大金の入ったケースを探そうとするが、彼等の正体を知った一人の隊員が、仲間の力を借りながらそれを阻止しようとするという山岳アクション。
見終わって考えれば、これも雪山という限られた場所で、一人の男(スタローン)が複数の悪者達に戦いを挑むという、「ダイ・ハード(1988)」「沈黙の戦艦(1992)」と同じタイプの作品でありました。
スタローンとマイケル・ルーカーはロッキーの山岳救助隊員で、その日がオフのルーカーは、美人の彼女と一緒に山登りを楽しんでいた。険しい高所で脚を痛めたルーカーが、スタローンに救助の依頼をしたところから映画はスタートする。山登りといっても本格的なもので、高所恐怖症の人には“タマラナイ”シーンが続々と出てきます。
ヘリコプターでやって来たスタローンは、二人の近くのへりが着陸できる広い頂に着陸。二人をそちらに移動させるべく、ロープをルーカーに渡す。この辺はお手のものなので、ルーカーに続いて彼女もロープをつたっていく。地上数千メートルの高所なので落ちたらひとたまりもない。命綱をつけた彼女がゆっくりと渡っていくが、安全ベルトの不具合から中程で宙吊りとなる。命綱はその役目を果たさず、彼女は自分自身の両腕でロープにぶら下がっている状態だ。スタローンが彼女の側まで来て何とか手を繋ぐが、握力が限界となった彼女は、スタローンの手からスローモーションのように落ちていってしまう。
いやあ、オープニングのこのシーンは衝撃的だった。ルーカーの彼女が美人だったせいもありますが、どのように撮影したんだろうと思わせる映像でした。ピアノ線なんか使っていて、あとでCGで消したらしいんですが、ホントにスリル満点の場面でした。
一方、悪者の方の公金強奪シーンも、飛行機から飛行機へというアクロバットのような話で、「ダイ・ハード2(1990)」でも飛行機をふんだんに使ったレニー・ハーリン監督は、いわゆる飛行機フェチなんでしょうか。
悪玉の首領は「ガープの世界(1982)」のジョン・リスゴー。知的な冷血漢を演じています。
さて、オープニングの事故の後、ルーカーとの仲がギクシャクしてきたスタローンは、自責の念にもかられ一人山を下りて姿を消していたのだが、しばらくぶりに荷物を取りに来たところへ、先の飛行機墜落事故が起きるわけだ。ジャニン・ターナー扮する女性救助隊員(スタローンの彼女役)にルーカーの手伝いを依頼され、彼の後を追って山に登るが、そこで悪党団に捕まり、ルーカーを人質にしてスタローンがケースを探すことになる。3個あったケースは発信器がつけてあるが、険しい山のとんでもないところに落ちていたりするので、専門家の腕が必要なのだ。
悪者達の隙をついてスタローンは行方を眩まし、その後は彼とリスゴー達との知恵比べ、体力比べとなる。【続きはビデオでどうぞ】
険しい雪の冬山が舞台で、一歩間違えば墜落死という状況の話なので、寒がりで高い所のダメな人間にはスリル倍増かもしれません。途中で、ハンググライダーを楽しむ少年も出てきます。
悪者達との戦いの中で、スタローンとルーカーの仲が修復されていくというのは、おきまりの流れですな。
スタローンはマイケル・フランスと一緒に脚本も書いていて、<元々は“ランボー・シリーズとして企画されたという噂あり>と映画サイトで書かれていましたが、総合プロデューサーが「ランボー」のマリオ・カザールなので本当なのかも。
フィンランド出身のレニー・ハーリン監督。「ディープ・ブルー(1999)」もマアマア面白い映画でしたが、この3作以外の評判はあまりよくないようですな。
厳つい顔のマイケル・ルーカーは「JFK(1991)」にも検事役で出ていました。
またまた思い出の映画から。
政府の公金を積んだ専用機を襲った武装集団の飛行機が雪のロッキー山脈に墜落。悪者達は、救助に来た隊員を利用して大金の入ったケースを探そうとするが、彼等の正体を知った一人の隊員が、仲間の力を借りながらそれを阻止しようとするという山岳アクション。
見終わって考えれば、これも雪山という限られた場所で、一人の男(スタローン)が複数の悪者達に戦いを挑むという、「ダイ・ハード(1988)」「沈黙の戦艦(1992)」と同じタイプの作品でありました。
スタローンとマイケル・ルーカーはロッキーの山岳救助隊員で、その日がオフのルーカーは、美人の彼女と一緒に山登りを楽しんでいた。険しい高所で脚を痛めたルーカーが、スタローンに救助の依頼をしたところから映画はスタートする。山登りといっても本格的なもので、高所恐怖症の人には“タマラナイ”シーンが続々と出てきます。
ヘリコプターでやって来たスタローンは、二人の近くのへりが着陸できる広い頂に着陸。二人をそちらに移動させるべく、ロープをルーカーに渡す。この辺はお手のものなので、ルーカーに続いて彼女もロープをつたっていく。地上数千メートルの高所なので落ちたらひとたまりもない。命綱をつけた彼女がゆっくりと渡っていくが、安全ベルトの不具合から中程で宙吊りとなる。命綱はその役目を果たさず、彼女は自分自身の両腕でロープにぶら下がっている状態だ。スタローンが彼女の側まで来て何とか手を繋ぐが、握力が限界となった彼女は、スタローンの手からスローモーションのように落ちていってしまう。
いやあ、オープニングのこのシーンは衝撃的だった。ルーカーの彼女が美人だったせいもありますが、どのように撮影したんだろうと思わせる映像でした。ピアノ線なんか使っていて、あとでCGで消したらしいんですが、ホントにスリル満点の場面でした。
一方、悪者の方の公金強奪シーンも、飛行機から飛行機へというアクロバットのような話で、「ダイ・ハード2(1990)」でも飛行機をふんだんに使ったレニー・ハーリン監督は、いわゆる飛行機フェチなんでしょうか。
悪玉の首領は「ガープの世界(1982)」のジョン・リスゴー。知的な冷血漢を演じています。
さて、オープニングの事故の後、ルーカーとの仲がギクシャクしてきたスタローンは、自責の念にもかられ一人山を下りて姿を消していたのだが、しばらくぶりに荷物を取りに来たところへ、先の飛行機墜落事故が起きるわけだ。ジャニン・ターナー扮する女性救助隊員(スタローンの彼女役)にルーカーの手伝いを依頼され、彼の後を追って山に登るが、そこで悪党団に捕まり、ルーカーを人質にしてスタローンがケースを探すことになる。3個あったケースは発信器がつけてあるが、険しい山のとんでもないところに落ちていたりするので、専門家の腕が必要なのだ。
悪者達の隙をついてスタローンは行方を眩まし、その後は彼とリスゴー達との知恵比べ、体力比べとなる。【続きはビデオでどうぞ】
険しい雪の冬山が舞台で、一歩間違えば墜落死という状況の話なので、寒がりで高い所のダメな人間にはスリル倍増かもしれません。途中で、ハンググライダーを楽しむ少年も出てきます。
悪者達との戦いの中で、スタローンとルーカーの仲が修復されていくというのは、おきまりの流れですな。
スタローンはマイケル・フランスと一緒に脚本も書いていて、<元々は“ランボー・シリーズとして企画されたという噂あり>と映画サイトで書かれていましたが、総合プロデューサーが「ランボー」のマリオ・カザールなので本当なのかも。
フィンランド出身のレニー・ハーリン監督。「ディープ・ブルー(1999)」もマアマア面白い映画でしたが、この3作以外の評判はあまりよくないようですな。
厳つい顔のマイケル・ルーカーは「JFK(1991)」にも検事役で出ていました。
・お薦め度【★★★★=友達にも薦めて、アクションファンなら】
スタローンには「演技」どうこう言っても意味はないですが、この映画は娯楽映画としていい線いっていたと思います。
同じ山系では「バーティカル・リミット」よりも特撮含め数段上でした~~
最初のシーンの「離さないで!私死にたくない!!」っていう彼女の恐怖でひきつった顔!あんな彼女が目の前で死んだら、一生へこんじゃいます・・
「クリフ・ハンガー」は、山岳アクション+悪者との闘いという設定が上手く作用しているんでしょうな。
今時の映画としては珍しいくらい・・
結構期待して見たのにな・・ううう