ばれるずBLOG

三重県の魅力発信!
市民活動団体「A BARRELS」のBLOGです。
毎週金曜日に更新◎

半年分の穢れを清めたまへ!

2013年06月26日 23時19分57秒 | 北勢
 こんばんわ。
バレルズメンバーの結婚式でブーケを渡されて、若干のプレッシャーを感じている伊藤です。
当日はあいにくの空模様でしたが、お二人の心が詰まった素晴らしい一日でした。
夫婦満に、末永くお幸せに!
 さて、といえばその日にこんなものを見つけました。







 これはただの円ではなく「茅(かや、ち)の輪」といわれるもので、大祓の神事に使われるもの。
大祓とは知らず知らずのうちに犯した罪や心身の穢れを祓い清めて、正常な本来の姿に戻るための儀式のこと。
この大きい輪を左→右→左と八の字にくぐることで穢れを祓います。
輪の素材である茅はイネ科の植物で塩化ビニール製のホースなら貫通する場合もあるといわれるほど強い草。
(神社の茅葺き屋根のこの茅のことです)
 神事の由来はというと古くは風土記の「茅の輪を腰に着けた人は(病や災難などを)免れることができる」という蘇民将来の伝承にまで遡ります。
最初はポケットサイズの茅の輪だったのですが次第に大きくなっていき、今のかたちになりました。

 何故この時期にこんな話題をというと、今週末30日がその大祓(夏越の大祓)の日だからです。
県内でも伊勢神宮をはじめ、四日市の大宮神明社、鈴鹿の椿大神社など各所で行われる予定です。
輪くぐりの他に紙で作られた人形を身代わりにして、境内に納めたり、川に流したりする神事も同時に行う神社もあります。

 恥ずかしながら今回初めて「茅の輪くぐり」のことを知りました。
大宮神明社の近くに住んでいる子が「輪くぐりさん」と親しみを込めた言い方をしており、「なんやろ?」と思ったのがきっかけでした。
地域ごとに執り行われる神事が違ってると全くわからないものなんですねえ。
それはともかく日本はよく無宗教だといわれますが、ひょっとしたら前述のように生活レベルで根付いているからなのかもしれません。
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