ばれるずBLOG

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咲ふりに 寒けは見へず 梅の花

2013年02月06日 22時36分38秒 | 北勢
 こんばんわ。
退社中のフロントガラスから見える空に日の長さを感じている伊藤です。
今日は寒さも和らぎつつあるこれからにちなんだ話題です。







「いなべ梅まつり」

 上の写真を見てもらえばわかるように、見渡すばかり梅の花!
なんと会場には4,500本の梅が植えられています。
品種も100種類と東海最大規模と謳われています。
期間は3月2日(土)から3月31日(日)までで、入園料大人500円(中学生以上)/小学生以下無料は無料となっています。
期間中はそば祭り&うまいもん市が開かれたり、県内のゆるキャラが集合したり、といったイベントが開催予定です。
天然モノなので開花状況が年によってバラバラですが予定を立てにくいとは思いますが、ぜひぜひチェックを!

 ちなみにこの梅林公園はエコ福祉広場と合わせて「いなべ市農業公園」と呼ばれています。
実はこの公園、平成22年に「オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞」を受賞しているのです。
「オーライ!ニッポン大賞」とは、農山漁村と都市部を往来する新たな生き方の普及や定着を図る活動に積極的に取り組んでいる団体・個人を表彰する賞です。
平成8年に高齢者の活動の場の創出、循環型社会の実現、農業振興、都市との交流の4つを柱に「スローなまちづくり」を合い言葉に農業公園が整備されました。

・地域の高齢者が元気に活躍する様子は、高齢化の進む地域への参考となる
・地域住民と行政が信頼しあって進める内容は、集落自立を目指す政策の中でますます重要である

 という二点が評価され、受賞に繋がったとされています。
三重だけじゃなく全国各地で限界集落を抱える現在、このような地域と行政の官民一体の取り組みは必要とされています。
そんな中でいなべ市の事業は一つのヒントになっているのかもしれませんね。

 タイトルの俳句は土方歳三『豊玉発句集』より。
土方歳三といえば新選組の副長です。
一方で俳句を嗜む風流人としての面もあります。
 他にも
「梅の花 壱輪咲ても 梅は梅」
「年々に 折られて梅の すかたかな」
「梅の花 咲るしたけに さいてちる」
など梅を題材にした作品が多く遺され、土方自身も梅を好んでいたようです。
タイトルの歌は「梅の花が咲いている姿は寒さが感じられない」という意味でしょうか。
確かに寒さを忍んで咲く梅は凛とした印象を受けますね。
梅の花の如く、気丈に春を迎えたいところです。
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