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天然理心流勇武館にて。小太刀試斬稽古。

2016年09月10日 | 日記
小太刀は実に使い易く、且つ、大刀と同じように切れます。短いから切れ無いということは絶対にありません。
また、小太刀の利点は片手が自由に使えるということ。片手が使えれば、小具足が自在に使えます。つまり柔術が自在に操ることができるのです。


写真は鍔返しの一部のアプローチです。手首の柔らかさを小太刀に活かし、自在な素早い動きをします。小太刀は通常、左手を中段に構えています。稽古では、左手を完全に封じる時には鞘を掴んで左手を固定し片手切りの稽古をします。慣れてくれば、左手を自由に動かしながら相手の動きに合わせるのがコツのようです。


京都のように狭い路地や屋内では長い大刀は有利とは一概にいえません。
学生時代に京都に住んでいましたが、狭い路地が多く見受けられます。

小太刀は腕の長さを利用すれば大刀と同じような長さです。そうすれば、一本巻でも抵抗なく切れます。
両手で持つとリーチが短くなり、逆に切れなくなるというのは自身の体験です。

また、小具足には蹴りもふくまれますが、写真のように相手の腿や膝を攻めることも可能です。


「村上水軍の娘」という小説にも小具足が随時出てきますが、小具足の出来ない武士は実戦ではあまり役にたたないかもしれません。ひょっとしたら坂本龍馬はしない稽古ばかりで小具足ができないため、ピストルを持たざるを得なかったのかもしれません。
襲撃された際にも、敵が小太刀しか持っていないとすれば、そこに危険を感じてもおかしくはないはずです。
これはあくまでも自分の推測です。歴史は自由にその場を発想して楽しむ事ができます。その場に居たものが居ない以上、真実は闇の中ですから。

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