大型台風が房総半島を直撃した夜 運がいいのか悪いのか その房総半島にいた。
海の近くの小さな温泉宿の窓から見える漁港の防波堤を超えて 大波が次々と押し寄せて来る。
「お客さん そんなに台風が珍しいかね」布団を敷きにきたおばちゃんが云う。聞けば近所の農家のおばちゃんで夜だけのパートだそうだ。
「台風のこんな凄い波なんて 一生に一度くらいしか見られないからね」とわし。
「あんれまぁ あたしなんか年に2度も3度も見ているから 慣れっこだね」
その時 風速30メートルがゴゴッ~と吹いて 建物がぐらぐら~っと揺れた。おばちゃんがぎゃ~っとわしに しがみついた。電気が消えた‥‥
海の近くの小さな温泉宿の窓から見える漁港の防波堤を超えて 大波が次々と押し寄せて来る。
「お客さん そんなに台風が珍しいかね」布団を敷きにきたおばちゃんが云う。聞けば近所の農家のおばちゃんで夜だけのパートだそうだ。
「台風のこんな凄い波なんて 一生に一度くらいしか見られないからね」とわし。
「あんれまぁ あたしなんか年に2度も3度も見ているから 慣れっこだね」
その時 風速30メートルがゴゴッ~と吹いて 建物がぐらぐら~っと揺れた。おばちゃんがぎゃ~っとわしに しがみついた。電気が消えた‥‥