「江戸の100人展」下駄屋の亭主 2010-04-16 | 俳句と絵と書と・・ 下駄屋の亭主は女房に逃げられてから、すっかり腑抜けに なっちゃったじゃねえか。 お熊ばぁさんよ、ちょっと行って慰めてやったらどうだい。 やだよ、あたしを幾つだと思ってるんだい、もう70だよ。 そんなことが出来きるわけないじゃないか。 あれ? ばぁさんなにか勘違いしてやしないかい。 里芋の煮っころがしでも持っていって、元気を出すように 励ましてやったらどうだい、といったんだよ。 あれさ、そうだったのかい。そうだろうよね。あははは。 さて、それじゃ里芋の煮っころがしでもつくろうかね。