せっかく忍んできたのに、彼女は口を半開きで高いびき。
その上、白目をむいた寝顔が恐ろしい。しばらくどうしたものかと
枕元で試案していたら、突然ぶりー! っと屁をこいた。
気の毒な三条院の旦那の、百人一首の歌はこんなんです。
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
せっかく忍んできたのに、彼女は口を半開きで高いびき。
その上、白目をむいた寝顔が恐ろしい。しばらくどうしたものかと
枕元で試案していたら、突然ぶりー! っと屁をこいた。
気の毒な三条院の旦那の、百人一首の歌はこんなんです。
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな