海を隔てた淡路島の上に秋の月が登り、墨絵のように美しかったので、
彼女もついつい衣を脱ぐ気になった・・・兼昌の旦那はそこのところは計算ズミで、
耳元でこんな和歌をささやいた・・・彼女はメロメロ。 旦那、悪いやつだね。
淡路島 通ふ千鳥の鳴く声に 幾夜寝ざめ 須磨の関守
海を隔てた淡路島の上に秋の月が登り、墨絵のように美しかったので、
彼女もついつい衣を脱ぐ気になった・・・兼昌の旦那はそこのところは計算ズミで、
耳元でこんな和歌をささやいた・・・彼女はメロメロ。 旦那、悪いやつだね。
淡路島 通ふ千鳥の鳴く声に 幾夜寝ざめ 須磨の関守