循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

創作短歌 / 母になる

2018年01月27日 16時45分00秒 | ETUDE
・己が子を産む苦しみをも突き進むかくして母は強くなりゆく

・子を産みしスタッフ我に子を抱けとせがみつ今日も訪れておる

・この春に母になりぬと知らせおる桜の四月変わりゆく女(ひと)

・新妻は初産の怖さかみしめて虫すらびびる夫(つま)は場外

・一時の晴天の日に感謝して子らの安全歩道の雪かき

・高齢の老女家庭に雪の降る雪の重さにみしり音する

・山麓の独居老人春待ちぬ囲炉裏の薪は赤く燃えても



創作短歌

2018年01月24日 17時45分10秒 | ETUDE
2018年1月23日

・せっかちをステータスとし生きておる良いこともありそのまま生きる

・人間は相田みつをの詩のように欲にまみれし人間だもの

・突き刺さる小さき棘も集まれば痛みの続く憂鬱な日々

・平成三十年一月二十三日
・せっかちをステータスとし生きておる良いこともありそのまま生きる

・人間は相田みつをの詩のように欲にまみれし人間だもの

・突き刺さる小さき棘も集まれば痛みの続く憂鬱な日々

一月二十四日

・己が子を産む苦しみをも突き進むかくして母は強くなりゆく

・子を産みしスタッフ我に子を抱けとせがみつ今日も訪れておる

・この春に母になりぬと知らせおる桜の四月変わりゆく女(ひと)

・初産を怖さ抱えて挑みたる夫(つま)は為す術探しあぐねて

創作・短歌

2018年01月10日 17時40分39秒 | ETUDE
・手弁当妻は好みを知りており我の気に入るおかずぎっしり

・矢のごとき棘ある言葉裡にあり放てる人は忘れおりしも

・親友の懐かしき声電話にて聞きつつ昔よみがえりおる

・失敗と悔恨を着て成長すそろそろ脱皮を決行するか

・幼少の己が裡に住みておる変わらぬ自分を栄養にして

・この次の生まれ変わりは蓑虫だ風に揺られて右に左に

・あるようで無いものばかり人の世は生まれてこの方夢のよな日々

・愛憎は紙一重とかいうけれど目覚めた末の枯れ尾花

・昔より地球は丸いとわかってて自国以外は見えない怖さ

・酸味ある漬物だとかマッコリは飲みやすきかな飲みすぎ注意


・便利さの裏に潜むはパソコンの半日分が一瞬でパー

・雪室のリンゴのごとく我もまた雪に埋もれて甘みを増すや

・ちくちくと時折とげを刺す妻は心の内にマグマありせば

・誕生日酸化速度が速まった六十六才我早生まれ

・亡き父に嘘つきは泥棒の始まりと言われ直らずにまだ

・散髪で妻の持つ手にバリカンがたった五分よ髪の少なき