循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

短歌 / 林住期

2016年12月31日 14時12分14秒 | ETUDE

・断捨離の極みを見たりここからは一人の友と一冊の本のみ

・FBのいいねいいねを嫌になり大晦日には決別せるかな

・視点替え歩みを止めしここからは道草こそを友とし生きぬ

・木偶の坊怒らず寛如のこころで居たい言葉の吟味心の吟味

・しがらみを断ち切る我の林住期嫌わる勇気凛と生き抜け

この年の獅子踊保存会の活動を振り返る

2016年12月31日 10時54分38秒 | 徒然なるままに(日記)
12月26日(月)

 獅子踊の活動は行事での演舞もあるが、それを支える人々の育成こそ大切な活動でもある。
 当町会の獅子踊りは、江戸時代から延々と継承されて今日に至りながらも、その間には何度も
時代背景とともに途絶えそうになるという危機を乗り越えてきている。

 現在の獅子踊りも48年前に復興してから、今日に至ると聞いています。

 本年1月に「無形民俗文化財」として弘前市が指定して30周年に当たり、会員が一丸となって
これまでの活動沿革や、写真などの記録を編集して記念誌を発刊しました。

 
7月の30周年記念祝賀会には県文化財委員の笹森氏が記念講演を行って、参加者が獅子踊の大切さを実感しています。

 日常的には毎週水曜日の夜の例会を継続しながら、毎月1回は障碍者施設のメンバーに、獅子踊の指導をする機会も持ってきました。

 そして今年の締めくくりの活動は、児童センターでの獅子踊の演舞紹介と、ワークショップとして、獅子衣装を装着体験したり、太鼓などの打楽器に触れたり、お囃子の
音に合わせて踊ったりして交流しました。

 五穀豊穣、家内安全、夫婦和合をかなえるとされる「白山姫神社」その神社が当町会にあって、来年は1月2日祝舞奉納を行った後、町会の住民宅を舞子訪問して、厄払いを行うことになっています。

 時代が変われば人々の生活様式や価値観も変化していくという宿命は負うものの、こういう時代だからこそ町会の人々のつながりを絶やさない仕組みの一つとしても、
私は大衆文化の一つである、この獅子踊は身近な活動として継承していかなければならないと考えています。(年次総会)



読書「戦後70年を考える」~歴史的視点での考察~ 

2016年12月24日 15時06分28秒 | 徒然なるままに(日記)
12月23日(金)

 「戦後70年を考える」~歴史的視点での考察~
ノンフィクション作家・評論家 保坂 正康氏

秋山財団ブックレットNo 24

 戦後70年、私たちは平和ボケ民族なのだろうか?
それを痛烈に批判する保坂氏。

 70年間という長きにわたり、戦争をせずにいる国家は世界に類を見ない。
それは戦争の放棄を憲法で謳っていること、専守防衛こそが日本国家の伝統として続いてきたからでもある。
しかしながら、今それをひっくり返そうという輩が安倍総理をはじめ政治家にも多いのである。
 外国に押し付けられた憲法だというのがその論拠のようである。
 保坂氏は他の国家と違って日本は政治家が戦争を始めたのでなく、軍人が戦争をおこしたという意味では
これもまた稀にみる国家だと言っている。「一億火の玉」とか「玉砕」などという言葉で、国民をあおり続けた結果、
尊い若き命が大勢国の犠牲になったのである。

 私も韓国を訪問した折に、博物館で日本帝国主義が行ったことや、壬辰の倭乱では豊臣秀吉が朝鮮に乗り込み、殺戮や文化財の多くを破壊したこと。日本の軍隊が35年間の長きにわたって、朝鮮を統治し植民地化しようとしたこと。そういう事実について日本では教科書にも載っていないし、知らされることもない。

 アメリカやロシアは自国領土では決して戦争をせず、他国の領土で戦争をしようとする。自国の国民を危ない目に合わせないためだという。
そういわれると確かになあと納得してしまう。沖縄などは良い例だと思う。

 新聞をはじめとするマスコミの偏向は、もう一つの私たち国民の注意すべき点でもある。NHKをはじめとする政権寄りのマスコミは、政権の都合の良いように編集してしまうから事実が歪曲されても国民は信じてしまいがちになる。

 国防費を科学者や大学の研究機関に回して、戦争の研究をさせようという。いったい誰のお金を使っているのかわからなくなってしまう現象だ。
戦争開始までの時計があと5分を切って3分とかになったという。アメリカとロシアの核戦争兵器の増産計画がまさにその傾向の表れなのかもしれない。

 もう少し過去に学ぶ知恵を私たち国民は、心すべき時なのかもしれない。