12月26日(月)
獅子踊の活動は行事での演舞もあるが、それを支える人々の育成こそ大切な活動でもある。
当町会の獅子踊りは、江戸時代から延々と継承されて今日に至りながらも、その間には何度も
時代背景とともに途絶えそうになるという危機を乗り越えてきている。
現在の獅子踊りも48年前に復興してから、今日に至ると聞いています。
本年1月に「無形民俗文化財」として弘前市が指定して30周年に当たり、会員が一丸となって
これまでの活動沿革や、写真などの記録を編集して記念誌を発刊しました。
7月の30周年記念祝賀会には県文化財委員の笹森氏が記念講演を行って、参加者が獅子踊の大切さを実感しています。
日常的には毎週水曜日の夜の例会を継続しながら、毎月1回は障碍者施設のメンバーに、獅子踊の指導をする機会も持ってきました。
そして今年の締めくくりの活動は、児童センターでの獅子踊の演舞紹介と、ワークショップとして、獅子衣装を装着体験したり、太鼓などの打楽器に触れたり、お囃子の
音に合わせて踊ったりして交流しました。
五穀豊穣、家内安全、夫婦和合をかなえるとされる「白山姫神社」その神社が当町会にあって、来年は1月2日祝舞奉納を行った後、町会の住民宅を舞子訪問して、厄払いを行うことになっています。
時代が変われば人々の生活様式や価値観も変化していくという宿命は負うものの、こういう時代だからこそ町会の人々のつながりを絶やさない仕組みの一つとしても、
私は大衆文化の一つである、この獅子踊は身近な活動として継承していかなければならないと考えています。
(年次総会)