引っ越し一気呵成

9月28日（木）雨　7℃/15℃

　賃貸物件の一つ、旧JA建物を今月中に返還することになって、荷物整理や移動で慌ただしい日々が続いた。
昨日は最終の引っ越し作業と、不要なものが詰まっていた車庫（あうん）の中を整理した。

　特に購入物件の古民家の引き渡しを受け、ボランティア関係の荷物と、農機具関係を
蔵に移動するために汗した。
　家主は我が家の近隣で一人暮らしの女性（７０）で、青森市へ引っ越すことになって
ほとんどの荷物は残していくようである。

　築95年の古民家ではあるが立派な造りで、とにかく中は広いし、なおかつ台所やトイレ、
風呂などもリフォームしており、そんなに不自由さもないようである。

　法人のグループホーム整備を究極の目標に購入したが、まだ事業開始に至らないために、
私個人の所有物にした。

　蔵も敷地内にあって、荷物の整理には特に助かる点である。
これから先のプランが実現するまでの過程を楽しみたい。







　

創作・短歌

・ 蒼天の長月に生し丈夫児（ますらお）は母子健在に瞳を開けて

・ 長月に生まれ出でし大丈夫（ますらお）は秋の夜長に差す月に似て

・ 何となくこの国の政治の薄さ気づき居る意味なき選挙空白の日々

・ ひらひらと舞う蝶優美一瞬の花蜜を吸う思いのほかの速さ

・ 断捨離を決意していざ目の前に記憶という名の煩悩の渦

・ 老翁の最期の語り胸響く生きることとは前進すること

稲刈りが始まりました

9月26日（火）最高気温予報25℃

　今年はハラハラしながらも、何とか弘前は農家への台風被害も少なくて良かったです。

　フランスの画家があうんの裏側の一面の水田の青さを見て、とてつもなく素敵だと感動していました。
お米の文化と小麦の文化の違いなのかなと思いましたが、小麦も米も今の時期の光景は豊かな黄色では
ないのでしょうか。

　りんごの収穫作業や稲刈り作業が忙しい時期になりました。

　昨日25日は亡父の命日だと、ふと思い起こしています。交通事故だったので、死去することは本望だったわけではないと思います。
生きていればもう93歳くらいでしょうか。こちらの家の義父と実家の父はほぼ同じくらいの年齢でした。そして奇しくも３か月しか離れずに
亡くなっています。義父は白血病でした。新潟から両親と兄が葬式に来て、その3か月後の交通事故でした。

　9月25日は語呂合わせでクニコとも読めますが、母の名前でもあります。兄の長男の誕生日でもあり、そういう重なりを不思議に思いながらも
記憶に残るようになりました。

　私は父にあまり褒められたことがなかっただけに、褒められた記憶もまた鮮明に残っています。どちらが良かったのかわかりませんが、
いずれにしても、私は父親に反発の中で育った子供のようです。

　でもそれが今私の現在の元になっていることを考えれば、感謝することも忘れてはいません。

　植物が好きだった父と、どこか自分もオーバーラップしているのを時々感じたりもするのですから。

創作・短歌・異国

・いつからか異国の友と語らいぬ言葉の違い気にせぬままに

・朝鮮を異国とはいえわが母は三歳までをその地で育つ

・わが祖父は教師となりて朝鮮に家族ともども八年暮らす

・片言の日本語使い電話来るわが友からの再会催促

・ハングルを学びてもなお伝わらず会話以上のこころを乗せて

・国を超え民と民との交流を育んできたこの二十年

・仁川の大空港に降り立てばにこやかに待つ宋相天氏

創作・短歌

・寒村の透き通りたる秋の海カワハギ群れり孤独な我に



・遠来の友訪ね来て滞在す優し言葉に義母は安らぐ



・釣果ありカワハギ処理する傍（かたわら）で おおかわいそう残酷ってなに