循環無端~cycle endless~

土を耕し野菜を栽培する。栽培した野菜を発酵作用等で加工し、食す生活を夢見ています。

精神の開放

2017年06月27日 23時03分20秒 | 徒然なるままに(日記)
6月25日(日)快晴 25℃

 ぎりぎりまでスケジュールが決まらず、朝カミさんが「釣りにでも行こうか?」
という問いかけに、急にその方針に沿って動きが始まった。

 鰺ヶ沢方面にでもと思いながら、車は野辺地方面に向かった。
 
 ぼくは精神的にアップアップ。だから、どこへでも…とにかく
気分転換がしたい。酸素の少なくなった金魚のよう。

 僕はテントを張って一晩をのんびりキャンプファイアーで過ごしたいと思った。
準備は当然、そういうものを念頭に行った。  

 野辺地の「常夜灯公園」傍にある「十府が浦公園」に行き、昼食の準備。
海は凪、6月の海だ。家族連れが数人と若者が二人、どういうわけかけん玉をして遊んでいた。

 本当はじぶんてきにはここでキャンプをしたいと思っているのだが、カミさんは虫嫌いで
車で寝るという。そういう意味では「ソロキャンプ」しかなかったのか・・・。 


 PM1時過ぎにランチを作ることにして、焼きそばを東屋で準備した。唯一の僕の得意場面。

 PM5時まで常夜灯公園で二人で竿を出したが、結局何にも釣れる気配はなかった。

 夜越山公園でキャンプしたかったが、カミさんの気持ちを考えて帰宅することにした。

 帰途平内町でホタテを購入して、カミさんの友人宅にもおすそ分け。

 冷えた身体を弘前の「花咲温泉」で温めて、帰宅した。

 僕は、精神的にはアウトドアの未消化気分が50%。荷物を車から出しながら
自宅の庭でアウトドアを完結することにした。

 

 準備した「牛肉ステーキ」を食べ、近隣の方からいただいた取り立ての「タケノコ」と「ジャガイモ」を炭火で焼いた。

 




国指定文化財「瑞楽苑」

2017年06月22日 06時54分16秒 | 徒然なるままに(日記)
6月22日(木)雨

 ようやく乾燥中の津軽にも恵みの雨が降った。
 そして昨日の葬式で納骨も終えた。

 

 
 「瑞楽園」は、大石武学流枯山水庭園で、津軽藩政時代に高杉組の大庄屋を代々つとめていた対馬家の書院庭園として造られたものです。
明治時代の庭師で、武学流の造園では第一人者といわれた高橋亭山が15年の歳月をかけて造った庭を、昭和に入ってから亭山の門人が増改築して完成させました。
築山を築き、巨石を組み、枯滝や枯池を配して石橋を架けるなど、当地方に伝わる武学流庭園の造庭技法がよく残されている庭園です。庭内には江戸時代後期のかや葺農家住宅も残っており、現在は国指定の名勝となっています。

 對馬家は津軽藩の高杉組の大庄屋を代々務めていたと上記に書かれているが、まさにそういう雰囲気のある地域である。

 弘前への移住が決まって初めて訪れたのが、この瑞楽苑と当時この筋向いの実家を訪問した記憶がある。Mさんはまだ高校生だった。
実家の墓所はこの瑞楽苑境内を通って裏手にあった。

 皆で墓所の周りにたたずみ、お経を聴きながら線香を手向けて最後のお別れをした。

 静かで景観に優れた農村風景を見下ろすこの墓所にこれから静かに永眠するMさん。40数年前に分かれた父との再会が待っているのだろう。

 ・桜桃の実れる墓所で別れゆく



 

会うは別れの始めなり

2017年06月20日 19時14分33秒 | 徒然なるままに(日記)


 ・紫陽花の葉は輝きて昇天す

 きょうから明日は火葬、通夜、葬式、取り越し法要の日。

 久しぶりに通夜の受付を担当した。初めての出会いの方と仲良く談笑しながらの受付は不謹慎ながら、
互いの共通の趣味「海釣り」で楽しんだ。

 火葬場で火葬されると気持ちが変わるという人がいたが、まさにそうなんだなと思った。

 体がお骨になって、ああこの人は死んだという確認が現代風なんだろうと思う。
昔は土葬だったから、なんだかまだ死を受け入れられずにいてしまう雰囲気があった。墓参りに行ってもつい話しかけてしまうとか・・・。


 

 現実にはもうお話しすることはできなくても、思い出に残る人の会話はいつでも思い起こすことができる。

 その人の死を受容することが心の整理につながるのか・・・、その人の無念も含めてきょうの一日は煩悶する時間だった。

2017敬老会オファー

2017年06月20日 07時13分14秒 | 地域活動


 6月20日(火)快晴 

 なんだか毎日雨が降らず、良いのかなあーと思いつつ・・・。
このところ東北や北海道も真夏日(30℃以上)が多くなって、ついに今年
寝室を中心にエアコンを導入することになった。

 義母も高齢になったし、娘たちも毎週帰宅する時に快適な暮らしを
させてあげたいという思いである。
 
しかし数年前までは、我が家はそんなに
辛い夏を送ったことはなかった。

 平屋ではあるが屋根を高くした分、中空が一部屋作れるくらいの空間があって、
夏は涼しく、冬は暖かいのだ。

 居間は吹き抜けをつけたこともあって、そんなにいたたまれない暑さを感じたことはなかった。
扇風機一つだけでしのいできたのだ。

 ところがである。昨年も30℃越えの日々が、かなり多かったように記憶する。

というわけで先日エアコン設置工事が終わり、いつでもスタンバイOKなのだが・・・
この数日夏日になっても湿度が低いせいか朝方夕方にはめっぽう涼しい。

 そんなわけでまだ使う機会がない。いや、できれば使用頻度は少ない方がよいのだ。
どんな夏になるのだろう?

 さて、昨日は出張後の代休日で、畑の草刈りに汗をした。

 我が家の畑は道路を隔てて向かい側にあるので、超便利である。カミさんと義母が主に担当して野菜作りをしている。
私は自宅から15分ほど(車で)のところに、依頼されて畑を耕している。ジャガイモと、サツマイモ、サトイモ、カボチャなど
あまり手のかからないものをとりあえず耕作している。知り合いのパソコンの会社社長にも紹介し、一緒にそこにこじんまりと野菜を植えてもらっている。
 
 我が家の野菜類はミョウガ、キュウリ、トマト、サンチュ、バジル、ピーマン、ナス、自然薯、キヌサヤ

    

 できるだけ野菜などは自分でできる範囲で栽培して、食するのが一番だなと痛感する。

 さて、昨日私の携帯に社協から電話着信があり折り返すと、9月の岩木地区の敬老会の打ち合わせをしたいという。
社協役員さんたちの寸劇の準備だそうだ。

 今まで10年以上協力してきたが、まだ自分にそんな余力があるのだろうか?

会長からも「よろしく」と言われてたことだが、前会長が引退した時、もういいかなとふと思ったのだった。
 要請を受ければ受けないわけにはいかないだろう。

 今年の演題は大岡裁きの「拾った財布」

15分程度。練習日も含めて賞味3日間かな・・・。
地域の方々とはできるだけつながっておきたいのだ。




そんなに急いで

2017年06月18日 14時55分02秒 | ETUDE
ハマナスの花が咲き
初夏のさわやかな風が
頬を撫でていく
そんな何気のない
土曜日の夜
待つ人はついに訪れずに
あなたは
朱き血を
洗面器一杯吐き
くたびれた
青い顔をして
最後にため息をしたままで
遠くに
行ってしまったのだ

無情な重苦しさの中
祭壇周囲の空気を澱ませて
愛娘たちとの
最後の逢瀬も
果たさぬまま
冷たき骸となって
横たわるあなた
娘たちが
ようやく訪ね来て
涙している
老いた祖母は
繰り返し
何故もう少し早く
来てやれなかったのかと
落涙している

三人の娘たち
会えなくても
母は母なのだ
君たちの
行く末を案じ
苦痛の身体を
いじめながら
幸せに暮らすのだよと
願いのこもった
肩身の品を
3つに整理して
旅立っていったあなた
残された子らは
それをどう思うのだろうか

享年六十一年
十三年もの長き日々
癌との闘いと
日々の暮らしの糧を
生み出すための労働を
精魂使い果たして
旅立っていったあなた
よく頑張ったとしか
かける言葉もなく
遺族は落胆の色を隠せない
どうにもならない
その具体的な現実を
突きつけられている

ご冥福を祈りつつ
合掌