2月25日(土)晴れ
「獅子踊の未来を考える」をテーマに「フォーラム」を開催しました。
PM1:30~15:00 参加者は26名でした。
無形民俗文化財としての民俗芸能=獅子踊は、今どこの市町村も後継者問題が大きな課題です。
それは国の施策で文化財としての保護をしていかないと絶えてしまうというのが保護する理由です。
しかし、文化財保護はある意味で国の保護という制約が生じ、そのためにそれまで住民の身近にあった自由な芸能活動が
徐々に住民の目の前から遠ざかっていくようになってきました。
そしてもう一つは、農業や漁業という第一次産業だけでは、生活が難しくなる時代が来ました。
若者たちの多くはより条件の良い東京などへ就職や出稼ぎをするようになります。
民俗芸能が特別の人々の活動に、とって代わるようになりました。
そういう社会的な背景があって、今日の獅子踊りの担い手が高齢者が圧倒的に多い時代になってきたのです。
この日のフォーラムは町会の獅子踊保存会では、2回目の開催でした。
第1部がビデオ上映で、岩木山麓獅子踊り連合会5団体の活動を上映しました。
第2部は基調講演(話題提供)北東北無形民俗無形文化遺産実践研究協会代表の下田雄次氏
・後継者問題を考える
・獅子踊りがあることの意味・意義を考える
第3部
各団体からの現況報告~ワークショップ
「見えないと思うことはない」ということわざのように、住民の身近なところでの民俗芸能活動を今後も
地道に展開継続していかなければならないと改めて思ったことです。
もう一つは楽しみながら仲間を増やす機会を持つことなのではないでしょうか。