台湾バナナ

バナナと言えば、以前は「台湾バナナ」だったらしい
今、果物を扱っている店に並んでいるのはフィリッピンバナナが主流で、その他の国からも輸入されているが、いわゆるブランドものがほとんどになっている
栽培法や熟成法などの研究が進み、品質向上している

我が家人は昔から「台湾バナナ」に目がなく、この季節見かけると必ず買ってくる
水分が少なく、濃厚で甘い
台湾は、バナナの生育の条件である気候的には寒く、フィリピンでは8ヶ月で収穫できるのに、台湾では12～13ヶ月かかるので、促成栽培ではなくじっくり成長するため味、香りが濃くおいしくなる。

この台湾バナナは昔、叩き売りされていたようだ
昭和37年には台湾にコレラが流行して、輸入を3ヶ月禁止した
この間にエクワドル産バナナが大量に入ってきた
台湾バナナもその後、巻き返したがフィリピン産バナナが日本の商社と提携して、大規模生産を開始し、日本で大量に出回るようになった
台湾バナナは大きく影響を受けた

その後、バナナ離れが起こり、消費量そのものが減少した

平成に入り、「健康食ブーム」で再び見直され、一昨年は輸入量のシェアは、3.4%になった

そんな、台湾バナナの盛衰はともかく、我が家の食卓には台湾バナナが乗っている
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【写真】台湾バナナ