今日は全国的に曇りや雨でスッキリしない天気となった所が多かったのではないでしょうか
その原因は、低気圧と前線ですが、今日は正午時点の各種画像を見ながらご紹介したいと思います
(空の写真を除く画像は、全て気象庁ホームページより)
まず、天気図を見てみると、日本海の低気圧が北海道の方へ向かっており、その低気圧から伸びる温暖前線が東北地方を、寒冷前線が近畿~中国~四国~九州地方を通過中です。
次に衛星画像(赤外画像)を見てみると、北海道付近と九州の西海上に白く輝く雲の塊があり、東北~九州にかけては、薄い雲がかかっている所が多く、所々白く輝いて見える所があります。
赤外画像は、温度の低い雲ほど白く表現しているため、白く輝いて見える雲は、高度の高い上層にある巻雲のような雲か、背が上層まで届くくらい発達した積乱雲のような雲ということになります。
そして、レーダー画像を見てみると、北海道を中心に雨雲がかかっており、本州~四国・九州にかけては、前線付近で雨雲がかかっていることが分かります。
アメダスでも大体雨雲レーダーと同じような傾向です。
※13時のアメダス降水量とは、12時から13時までに降った雨量の合計値。
以上の画像から、寒冷前線の場合は前線の通過時に降雨が強まっており、低気圧や温暖前線の場合は通過するかなり前から降雨が強まっている様子が分かります。
一般的に、寒冷前線の通過時には、天気の急変、突風・雷雨、短時間強雨などに、低気圧や温暖前線の接近・通過時には、大雨、雷、強風などに注意喚起がされています。
ちなみに、今日12時半頃の青森県県南地方の空模様は、見出し画像のような厚い雲に覆われ、雨がポツポツ降っていました
明日は沖縄地方を除いて、天気は回復するところが多そうです。