私の本棚

※読書感想メイン

WBC2023 メモリアルフォトブック

2023-05-10 | 書籍

WBCの特番を予約録画し、ようやく見終えたところで、こちらの書籍を再読

いや〜何度見ても感動するし、何度見てもウルウルしてしまいます。

正直いうと、WBCの監督に任命されたのが栗山監督と知った時

日ハムの監督時代では、采配に不満をもつファンの声も多かったせいか

優勝は無理だな💦と、一瞬思ったのですが

大谷選手が出るとわかってからはワクワクが止まらなかったです。

大谷選手がすごいのは言うまでもなく。

でも、みんなすごかったと思う。

個人的にMVPを上げたいのは、日本のために戦ってくれたヌートバー選手と

準決勝で、逆転勝ちのヒットを打った村上選手。

そして、周東選手。

まるで映画を見ているようで、あの逆転劇は忘れないと思います。

 


東京貧困女子/中村淳彦(著)

2023-04-17 | 書籍


 
2019年4月読了
別の書籍サイトに載せていたものです。
 
 
 読んでいて思ったのは、私や子供達は、如何に恵まれた環境で生活をしていたのか。

親からの支援と奨学金だけではやりくりすることも出来ず、パパ活する大学生。
奨学金を悪用する父親。
親から虐待を受けて育った子供。
元夫からのDV。
精神疾患等々、読むたびに絶望的になり、気分を切り替えるため他のことに興味を持つようにしなければ、気持ちが沈んでしまう。

これは労災認定される案件ではないか?と思う話や、刑事告訴や労働監督署に通報してもおかしくない事例などもあり、それらを教えてくれる仲間が近くにいないことも、不幸を生んでいるのだと思うと、やるせない気持ちになる

ただ、全ての話に同調出来たわけではありません。

正規雇用ではない事に不満を募らせているわりに、司書の仕事に拘り、仕事を選り好みし「自分は悪くない。社会の仕組みが悪い」と言う女性。


また、最初に登場する医大生は、ネットで随分バッシングを受けたようで、そんな彼らに著者は批判的でした。
誹謗中傷は論外として、正直言うと私も何故部活を諦めることが出来なかったのか?と思いました。

大学へ進学したい。

部活もやりたい。
わかるし、理解も出来ます。
ただ、親からの仕送りと奨学金だけではやりくりできないのなら、せめて部活を諦め、その時間をバイトに使えば良いと思うのは、短絡的なのでしょうか?
両方を取るための選択が、身体を売ることも、ありだと思う。
同調出来ないと思ったのは、国が身体を売ることを強要したわけではなく、自分が出した選択なのに、世の中を悲観する大学生と、国の制度問題にしたがる著者に少しイライラしました。

末期ガンの母親のために最先端医療を望み家庭を顧みなかった結果、離縁され、子供からも見放された話も、母親を想う気持ちは分からなくはないのですが、幼い子供を海外に残し、家庭を犠牲にしてまでやることなのか?

精神疾患を患った姉の介護をするため、仕事を辞めた女性の話で、著者は「姉を捨てるべきだった」と言うように、この病気療養の母親の介護でも同じことが言えるのではないか?

「捨てろ」とまでは言わないにしても、他に方法があったのではないか?
ましてや、海外に住む家族を残し、日本と海外を行き来しながら夫の給与の半分を母親の医療費に使うことにも、疑問を抱かずにはいられなかった。
他にも、自業自得が当てはまる事例があり、客観的に考えるように努力しても、国の制度の問題だけにして良いものなのだろうか?
確かに今の日本はおかしくなっているのかもしれないが、著者の主観も強く感じます。

Hanada5月号

2023-04-07 | 雑誌


 
「スッキリ」の最終回で、橋本吾郎さんのコメントが、一番印象的でした。
 
「正義は1つではない。」
「多様な意見を取り上げなければならない」
「番組は1つに染まってはいけない」
「何気ない一言が、人を傷つけるのではないか?」
 
朝の情報番組の中で、スッキリが一番好きだった理由は、吾郎さんの言うように、この番組は1つに染まっていなかったからだと思います。
 
ところが国会で議論された内容を切り取り、自民党は「悪」と言わんばかりの偏った報道をする番組もあります。
 
そんな番組を見ると、放送法があっても良いのでないか?と、思ってしまいます。
 
小西議員は自分よりの報道には、好意的な反応を示す一方で、厳しい報道には「法的処置をとる」と言って圧力をかけています。
 
放送法について議論をし、高市大臣を追求してるはずが、マスコミに圧力をかけることに矛盾を覚えるのですが、小西議員に、その自覚がないのが厄介だなと思いました。
 
 
この問題が勃発してまもなくのころ、フリージャーナリストの安積明子氏が書いた別の雑誌に、「鈴木宗男事件と酷似する」の記事を読んだことがあるのですが、本当にその通りになりつつあるなと思いました。
 
ムネオ事件のときは、田中眞紀子議員が更迭され、今回の行政文書問題は、小西議員が事実上の更迭だそうです。
 
高市大臣にイライラしなかったか?と聞かれれば嘘になります。
捏造と言う言葉を使ったことにも疑問を持ったし、内容に正確性がないのであれば、小西議員の挑発に乗らず毅然とした態度で、辞職する気はないと、最初からはっきりと言えば良かったのにと思った。
 
8年前の話を今頃持ち出し、小西議員に託した総務省にも正直イライラした。
 
でも一番憤ったのは、部外者とも言える杉尾・福山他の議員がこの問題を利用し、高市大臣を追求し、辞職を迫ったことです。
他に議論することはたくさんあるのに、なぜ、小西議員に便乗するのか全く理解できませんでした。
 
ただ、石垣議員の質疑(?)は、大臣に発言の機会を与えようとしなかったのは、明らかにマスコミを利用するために印象操作を行ったのだろうと思いました。
 
近くにいた議員に叱られたのか、動揺する様子も見られたし「名誉毀損ものだぞ」と他の議員に言われたことも効いたのか、発言を撤回したのですが、そんな印象操作は国民には通用しなくなっていることに気づくべき。と思う
 
ただ、モリカケの時とは違い、一部のマスコミが騒いでいたくらいで、他のマスコミは少し慎重になっているのかな?と言う印象を持ちました。
 
 
 
 
 
 

カルト宗教信じてました/たもさん(著)

2023-01-26 | コミック

エホバの証人を退会するまでの、たもさんの体験談。

『カルト宗教やめました』の前に発売されたものですね。

読めば読むほど、エホバと統一教会は『よく似てる』と思いました。

 

母友もエホバ二世信者ですが、程よい距離を保ちながら活動をしています。

本来『争いごと』とみなされ、エホバでは禁止されているスポーツにも

学校役員から頼まれれば参加していましたし

エホバ会員以外の人とは付き合わない。なんて言うこともありませんでした。

 

エホバのカミングアウトがあっても、エホバのあれこれの話をすることも

エホバの入会を強要することもなく

周囲のお母さんたちとうまく付き合っていたと思います。

 

それだけに、この本を読んで驚くことがとても多かった。

 

 

私の周りは、エホバに限らず、宗教信者が多いです。

その中には二世信者もいるのですが、熱心な信者とは言い難く

寧ろ親が異常というか、、、

 

話は変わりますが

世間を騒がせた騒音おばさんは、元は被害者で

被害届を出したご夫婦が、実は加害者だったと聞いたことがあります。

 

トラブルの発端となったのは、ご夫婦による宗教の勧誘でした

 

逮捕された女性の夫と3人の子供が難病で、寝たきり状態だったこと。

亡くなったお子さんもいるそうです。

 

それに目をつけた近所のご夫婦が

宗教に入ることをしつこく勧めるため

困り果てた女性が、ご近所に相談し

相談を受けたご近所の方が、ご夫婦に忠告したところ

その日から、嫌がらせが始まったそうです。

 

布団を叩きながら大声で「何妙法蓮華」を唱えたのも

実はその夫婦が最初でした。

 

あのニュースを見た時に、なんで何年も騒音の嫌がらせを受けながら

被害届を出さなかったのか不思議だったのですが

その話を聞いて、納得したのを覚えています。

 

逮捕された女性は、ご近所の評判が良く

減刑を求める署名活動があった話も聞きました。

 

宗教が、その人にとって唯一の居場所なのはわかるし

周りにも信者がいるので、宗教を否定する気はないのですが

盲目になりすぎると、正しい判断を誤り

トラブルを招く原因にもなる。

特に宗教は怖いなと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日も拒まれてます/ポレポレ美(著)

2023-01-10 | コミック

【あらすじ】

編集者に務める恋人、山木と同棲をはじめて9年目を迎えるポレ美。
しかし山木との間に体の関係が無くなり、悩んだポレ美は、お色気作戦に出るも、見事玉砕します。

そんなある日、山木の誤解から、ポレ美の浮気を疑い、ポレ美の悩みは簡単に解決。
めでたく結婚へと向かうのですが、再びレスに悩まされます。

さらに、ポレ美の妹と、山木の姉が妊娠したと聞かされ、
お互いの両親からは子供はまだかと急かされ、次第にポレ美の心は蝕み、鬱と診断されます。

追いうちをかけるように、山木の不倫が発覚しました。

【感想】

「これには理由があるんだ」「僕の話を最後まできいて」「愛してるのはポレ美だけだ」

何度も裏切られ、何度も許して。また裏切られ。
妹に心配をかけさせ、それでも離婚に踏み切れないポレ美と、もう会わないと約束しながら、何度もポレ美を裏切り、その度に同じ言い訳に始終し、言葉巧みにポレ美を洗脳する山木。その2人を弄ぶように、山木と逢瀬を重ねる田尻。

同じことの繰り返しで話が進展せず、イライラして読んだのは初めてかもしれません。
あまりにもイライラして、途中で読むのを控えたほどです。

田尻を訴えると強気に出ても、山木に「そのうち僕も訴えるんだろ?」と詰め寄られ、念書まで書かされる。
絶対騙されてるよ!と思うのだけど、言葉の上手い山木にうまく唆されて念書を書いてしまうし、山木に言われて田尻への訴えを取り下げてしまうしで。
何度同じことを繰り返すのだろうかと思った。
義弟が言うように、山木は結婚前から不倫をしていたかもしれません。

何度も山木を疑うチャンスはあったのに、その度に山木を信用してしまうポレ美は純粋すぎて、それが逆にイライラさせてしまうのです。

山木から離婚を切り出された時に、ポレ美の父親が山木に頭を下げて謝罪をしてる姿を見て、山木には裏と表の顔があると気づけなかったかな?

8巻のから少しずつ進展があり、ポレ美のことが好きだと言えば、なんでも許してもらえると思っていた山木でしたが、今回ばかりはポレ美も本気で、離婚を突きつけます。

ポレ美が好きなのではなくて、身の回りの世話を焼いてくれる母親か、家政婦だとしかこの人は思ってないのでは無いかな?

山木は離婚には応じず、最終回を迎えるにはまだ先になりそうな予感ですが、
山木と言い、田尻と言い、サイコパスか!と思うくらい、気持ちが悪いです