花は葉桜。これから薫風、青嵐の季節へ。
いただいた花のお菓子もこれでおしまい。
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なぐさめてくれたる花もおしまいになりたるゆえに雨戸をしめる
山崎方代 『右左口』
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「くれたる」「なりたる」、それから「ゆえに」に若干の
ひっかかりを覚えたければそう思える。そのひっかかりが
ブリリアンカットの切断面なのだと思いたければそうも思
える。
意味内容はともかくこんなにリズムの刻みがくっきりした
歌だったっけ。
三十一拍分の長さの五線譜にぷっくりしたオタマジャクシ
を游ばせると、こういう歌になるのだ、だぶん。