240203 ・立夏三首・ 蛙始鳴*かはづはじめてなく 朗々と蛙は唄ふ遠き日の御玉杓子の頃の譜面を 蛙:かはづ 蚯蚓出*みみずいづる 皮肉が刺さらぬこともあるわいな匍匐輾転忸怩のミミズ 皮肉:サタイア 竹笋生*たけのこしやうず 雨ののち筍出づるそのやうに屈原出でよ高きにさやげ 筍:たかんな