音読家族

我が家だけのサークル
『音読暗誦サークル』が本格化した。

昨年「にほんごであそぼ」が大ブレイクし
テレビを見ない我が家でも
オークションで手に入れたＣＤ
『じゅげむ』、『ややこしや』が大うけ！！

それならいいチャンス！と
ねーちゃんにサークル作りを持ちかけた。

本当なら、友達を誘って
にぎやかにやりたいところだが
まだ、どんな風に進めていくかに自信もなく、
「とりあえず、我が家のみんなで始めてみよう！」
ということで我が家だけのサークルとなった。

最近は音読ばやりのせいか
とてもいい教材（ワークブック）が出来ている。
読んだ作品をなぞり書きし、
その後に全部暗誦できるのを励ますように、
チェックシートが巻末についている。

「にーちゃんにはむずいかも」
と思っていたのは杞憂であった。
そうとうな負けず嫌いに加え、
最近は文字を書くのが大好き。
「高学年向きドリル」をすらすらとこなすねーちゃんの隣で
にーちゃんは漢字の混ざった文章を
途中ベソかきもしながら
真剣になぞり書きをしていた。

ワークのほかに『音読暗誦』課題を毎月決めた。

1月は、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』、
2月は、『平家物語』冒頭
（『祇園精舎の…』から『・・・詞も及ばれね。』の部分）、
3月は、二代目市川団十郎『うゐらう売り』の長台詞にチャレンジ予定。

いつまで続くか分からないが、
親子で声を出して競うのも
また、家族のふれあいの一つになりそうである。