"Writer's block"とは、
俗に言う「作家がスランプで書けなくなる」ことだそう。
私自身は文筆家ではないけれど、
小さい頃から、自由に文章を書くのが好きでした。
つまり、「学校で書かされるもの」は大嫌い。
とりわけ読書感想文なんて、
苦痛以外の何ものでもなかったように思います。
今でさえ、
「夏休みの宿題にこんなもの出すなんて、
悪しき習慣だ!」と思っている一人なんですから。
でも、人が書いた書評は結構おもしろいと思います。
それは書きたいと思って書いた書ける事だからねー。
この記事で紹介されている本は
[ The Midnight Disease](『真夜中の病気』)
by Alice W.Flaherty(アリス・ウィーヴァー・フラハティ)
タイトルだけだと???なんだけど
神経科医が書いた
「文筆活動を科学的に考察する長編エッセイ(文中抜粋)」で
なかなかおもしろく書いてくれている様子。
大脳の神経に関係することは難しそうだけど
「こんな病気もあります」みたいなのはちょっと興味深い。
例えば、何時間もだらだらと書くことを続ける症状を持つ
ハイパーグラフィア(hypergraphia)という病気。
この記事の著者、宮脇氏は、
「月産千枚の流行作家は軽いハイパーグラフィアになっている。」
と言っているけど、
<書くのが止まらない!助けてー!>って状態でもなく、
それをもって稼げるのに「病気」なの?と私は釈然としないなぁ。
このあとで、writer's blockについて書いてあり、
文筆家でもないのに、
「そうそう、書けなくなる時があるの。
私もきっと、writer's blockだわ~。」なんて思っていたら、
記事の最後に、きちんと釘を刺されました。
以下は著者の訳で掲載されている部分の抜粋です。
「ライターズ・ブロックは(中略)作家には共通点が二つある。
まず、 知的にはちゃんとものが書ける状態にあるのにかけないこと。
そして、書けない事で苦しんでいることである。」
これを受けて宮脇氏も終りにこう締めくくっています。
「考えてみれば、(中略)
後半(書けないことで苦しんでいる)は当てはまらない。
書けないときでも、本を読んだり、映画を見たりして、
結構楽しんでいるからである。
(中略)そう、私は怠けているだけなのだ―――」
つまり、わたしもブログを書けなくて苦しんでいるわけではないので
サボっているだけ!!
ま、いいじゃないですか。
作家じゃないんだからさぁ。
んで、こうやって触発されて書いてんだからさぁ。
マガジンアルク(マガアル)のこの連載は
原書の書評なので翻訳されていないものがほとんど。
"エイゴ ヨムノ ニガテ" な私でも
すいすいと読み進められるのかしらん?