家族揃っての沖縄旅行2日目。
「おきなわワールド」と「ひめゆりの塔」を廻った後、
渋滞を避けながら、お土産を買いに「国際通り」へ向かっていた。
Kids君は遊びつかれて車の中でのお昼寝から目が覚め、
ねーちゃんの食べていた「ココチップ(ココナツのチップス)」を欲しがるので
「Kids君にもちょっと分けてあげて。小さいのね。」
と、ねーちゃんに向かって私が言った。
もらって嬉しそうにしているなーと思ったら
しばらく後に、また静かに首を傾けている。
「あれ?また寝ちゃったの?ね、にーちゃん、Kids寝てる?」
と、にーちゃんに問うてみた。
「寝てしもーたんよ。」
私の隣で御義母さんが納得したように言った。
「え?でも、足ぶらぶらしてるよ。」
車が渋滞で止まったので、前の席のKids君をのぞいてみる。
見ると、こわばった顔で両腕をちぢこめ、
ぶるっぶるっと、体を動かしている。
瞬間的に「ひきつけだ!」と思うと、
急に私の心臓がバクバクしだした。
「ね、ちょっと、ひきつけだよこれ!」
運転席の夫さんに伝えると、
「え、おい、大丈夫か!」
いつも冷静な彼も、少し口調がきつくなり
あわてた様子になった。
「病院、病院!ここら辺の病院探さな!」
車の中で家族みんなが騒然とした。
Kids君は体全体をこわばらせて
ぴくっぴくっと両手、両足を震わせている。
(どうしよう!どうしよう!)
「だいじょうぶ、大丈夫。Kids君、かあさんがわかる?」
抱っこして声をかけながら状態を見ていると
体は高熱があり、唇が青ざめて来ている。
何かしなくちゃと思うと、いろんなことが頭を過ぎり、
救急指導で教えてもらったことが
順序めちゃくちゃに思いつく。
(えっと、心臓マッサージ?違う、違う。まずは人工呼吸。。。
ふーっ。。。え?鼻から息が抜けてるし。あ、そうだ、気道確保!)
ようやく、あごを上に向けて「気道確保」のポーズが取れた。
それでもひきつけはしばらく続いた。
レンタカーのカーナビで病院を即座に探そうとするが無理に近いこと。
とっさに近くのレンタカーのショップに入って行った。
夫さんが2年ほど前に沖縄に来た時に借りたレンタカーのお店らしい。
彼は店の前に入るとすぐに降りて、カウンターに電話を借りに行った。
携帯を持たない私達は、こういう緊急事態には、ちと弱い。
お店の人は、いきなり店の前に止められたもので、
困った様子でこちらの方にやってきて車の移動を求めた。
「子どもがひきつけているんです!」
私も大きめの声でそう言った。
「移動してもらわないといけないんで。」
(仕方ない、私が動かそう!)と思い、
ひきつけているKids君を御義母さんに預け運転席に廻った。
しかし、いつもと勝手の違う車種。
(ブレーキをどこで外すんだ?)
結局お店の人が動かしてくれることになった。
そのうちにKids君のひきつけも納まりワーワー泣き出した。
夫さんは119で救急病院を教えてもらい
私達は直行した。
(②へつづく。。。)
「おきなわワールド」と「ひめゆりの塔」を廻った後、
渋滞を避けながら、お土産を買いに「国際通り」へ向かっていた。
Kids君は遊びつかれて車の中でのお昼寝から目が覚め、
ねーちゃんの食べていた「ココチップ(ココナツのチップス)」を欲しがるので
「Kids君にもちょっと分けてあげて。小さいのね。」
と、ねーちゃんに向かって私が言った。
もらって嬉しそうにしているなーと思ったら
しばらく後に、また静かに首を傾けている。
「あれ?また寝ちゃったの?ね、にーちゃん、Kids寝てる?」
と、にーちゃんに問うてみた。
「寝てしもーたんよ。」
私の隣で御義母さんが納得したように言った。
「え?でも、足ぶらぶらしてるよ。」
車が渋滞で止まったので、前の席のKids君をのぞいてみる。
見ると、こわばった顔で両腕をちぢこめ、
ぶるっぶるっと、体を動かしている。
瞬間的に「ひきつけだ!」と思うと、
急に私の心臓がバクバクしだした。
「ね、ちょっと、ひきつけだよこれ!」
運転席の夫さんに伝えると、
「え、おい、大丈夫か!」
いつも冷静な彼も、少し口調がきつくなり
あわてた様子になった。
「病院、病院!ここら辺の病院探さな!」
車の中で家族みんなが騒然とした。
Kids君は体全体をこわばらせて
ぴくっぴくっと両手、両足を震わせている。
(どうしよう!どうしよう!)
「だいじょうぶ、大丈夫。Kids君、かあさんがわかる?」
抱っこして声をかけながら状態を見ていると
体は高熱があり、唇が青ざめて来ている。
何かしなくちゃと思うと、いろんなことが頭を過ぎり、
救急指導で教えてもらったことが
順序めちゃくちゃに思いつく。
(えっと、心臓マッサージ?違う、違う。まずは人工呼吸。。。
ふーっ。。。え?鼻から息が抜けてるし。あ、そうだ、気道確保!)
ようやく、あごを上に向けて「気道確保」のポーズが取れた。
それでもひきつけはしばらく続いた。
レンタカーのカーナビで病院を即座に探そうとするが無理に近いこと。
とっさに近くのレンタカーのショップに入って行った。
夫さんが2年ほど前に沖縄に来た時に借りたレンタカーのお店らしい。
彼は店の前に入るとすぐに降りて、カウンターに電話を借りに行った。
携帯を持たない私達は、こういう緊急事態には、ちと弱い。
お店の人は、いきなり店の前に止められたもので、
困った様子でこちらの方にやってきて車の移動を求めた。
「子どもがひきつけているんです!」
私も大きめの声でそう言った。
「移動してもらわないといけないんで。」
(仕方ない、私が動かそう!)と思い、
ひきつけているKids君を御義母さんに預け運転席に廻った。
しかし、いつもと勝手の違う車種。
(ブレーキをどこで外すんだ?)
結局お店の人が動かしてくれることになった。
そのうちにKids君のひきつけも納まりワーワー泣き出した。
夫さんは119で救急病院を教えてもらい
私達は直行した。
(②へつづく。。。)
kidsくんは大丈夫ですか?
みなさん無事に沖縄から帰って来れたのでしょうか?
また、続きで読ませてもらいます。
smileさんはちゃんと救急法思い出して、スゴイです。
日頃から、救急法など勉強しておくべきですよね、やっぱり。
(何もしてないものですから・・・)
病院からもらった「熱誠けいれん」のリーフには、両方の手足が同時に同じように動く時は大丈夫とあり、ホッとしましたが、実際、我が子の唇が青ざめて体が硬くなっているのを見ると冷静ではいられないですね。家に帰ってみた古い育児雑誌の付録にも、看護士経験のママさんでさえ、動揺したとあります。
「備えあれば憂いなし」
何もしていないよりは知っておいた方がいいことの一つですね。母子健康手帳の後ろのページにも書かれてあるのを後で知り、「でも、これだけじゃー分からんなー」と思いました。