米軍パラシュート降下訓練 ９回目

米軍が今年９回目のパラシュート降下訓練を強行した。
SACO合意無視、地元抗議無視の訓練を立て続けに実施している。
数日前の日米首脳会談で、両首脳が
『米軍の訓練について沖縄などの地元に目的などを周知することで、安全に対する懸念を軽減する』ことを再確認したと発表したばかりだ。
しかし、その実態は？
訓練の目的も地元に知らせず、反対を押し切り、民間の船舶が行き交う中で強行された。
メディアを通して、日米の国民に約束したことを、翌日にはすぐ破る。
日米首脳がどんな話し合いをしたか注目していた世界中の人達にも「大ボラ」を吹いた。
単にキレイごとを並べただけの、空っぽの日米首脳会談だった事が明らかになった。

1996年SACO合意で、パラシュート降下訓練は伊江島に移転すると決まった。
その後の1997年から2015年までの間に合意違反のパラシュート降下訓練が18回確認されている。
しかし、今年に入ってからは、すでに9回も実施された。
今日か明日辺りに10回目の訓練を行う予定だ。
訓練の激増にほかならない

訓練激化の理由は、何の説明もないのでわからない。
北朝鮮情勢の悪化？
それを理由にするのは詭弁である。
それなら、米国本土でも出来るし、SACO合意通りに、伊江島でやればいい。

沖縄ならどこでやってもいい！
反対する沖縄県民は北朝鮮情勢をどう考えてるのか？ 売国奴！！

と、考える日本人が居たら、それはもう愛国心などではない。
単なる差別主義者だ。

自分の住む都道府県で、自分達の地元で同じようなことが毎日起きると想像すればわかるだろう。
それでもアメリカの横暴を許すのか？

これに関し、日本政府はずっと沈黙を続けている。

韓国に対しては『日韓合意』なんちゃら…
と、強気で非難するが、アメリカに対して
『合意を守れ！！』
とは、誰も言わない。┐(´д｀)┌

先週、嘉手納基地に配備されたF35Aも訓練を開始し、午前6時前から爆音を撒き散らし、一日中離着陸を繰り返している。
嘉手納高校では、あまりの騒音のため、英語のリスニングの授業も中断したとのこと。

明らかに沖縄の騒音被害は増加しているが、国は法廷で『嘉手納基地周辺の騒音は軽減している』
と主張した。
嘉手納基地周辺は測定器を用いて騒音測定をずっとしている。
嘉手納町の調査では、５月以降の外来機飛来や新たな配備により、騒音被害は50%増加しているという結果が出ている。
苦情件数も倍に増えた。

人の犠牲の上に成り立つ幸せは…

な い ！