桜エレガンス着物美人

写真による活動報告

初着物でランチ会

2020-11-15 13:00:03 | 活動報告
秋の空気 秋の空
気持ちの良い気候
爽快に晴れた日に

初めて自身で着物を着装して外出する生徒 Mさん♥

『お出掛け記念日』は
コロナ禍を考慮して
私と2人で徒歩でのお出掛けとなりました




ランチをいただきに歩いて10分のお店
「美食倶楽部 蓮」へ





狩野川と香貫山を眺めながらのカウンター席
お互いに前を向いて食事を!
そしてお喋りも前を向いて!
コロナ禍仕様の食事スタイル!?




季節を愛でて 食して
美味しくて楽しい
大満足の贅沢な時間を過ごしました





ランチの後は
これまた初!?
「呉服屋に入る!」という
着物初心者さんにはかなりの高いハードル?

私の帯のメンテナンス依頼に付き合ってもらいました
そして商品を肩に掛けたり
反物を触らせてもらったり
実物をつかってのプチ講義

お世話になりました
『つむぎ屋』さん
ありがとうございます

初物尽くしのお出掛けでしたが
楽しく過ごせて何よりでした


生徒Mさんの装い
「紬の着物に八寸名古屋帯 そして自作の帯締め八つ組」




生徒さんに合わせて私の装いは
「沖縄読谷山花織の小紋に真綿紬の八寸名古屋帯 そして自作の帯締め丸唐組」





コロナ禍という新しい社会
以前のように多くの生徒さん達と出掛ける事はお休みしてますが
いろいろな対策を検討しながら
少人数にて楽しめる事を行っていきたいと思っています

最後に
この日は本当に素晴らしい秋晴れの天気に恵まれました
夕暮れの風景には
思わずパチリとシャッターを!




きものコーディネイト《季節の調和》月

2020-10-31 17:49:55 | 活動報告
今年のハロウィンは“満月”
ブルームーンです

今回のきものコーディネイトでは
”月”がモチーフの九寸名古屋帯
「十五夜」「十三夜」「満月」等を意識したお出掛けコーデを紹介します


●漆黒の夜空の満月をイメージしたコーデ

ちりめん地の黒い小紋に月を浮かべてみました



●帯地と同系色の着物でまとめたコーデ①

茶系の江戸小紋鮫柄
同系色コーデは安心安定です
帯揚げ帯締めには同化する色(主張しない色)を選びました


●帯地と同系色の着物でまとめたコーデ②

縞に金&銀の丸柄の小紋
帯揚げ帯締めには存在感とボリュームのある(主張する)色と材質を選びました


更に遊び心を加えて
テーマは『月と兎』

八掛(裏地)にはウサギが描かれています
歩く度にヒラヒラと兎が・・・
誰にも気づかれないかもしれませんが

そ!こ!が!!

遊び心なのです


今年のハロウィンはコロナ対策でマスク込みの仮装をしている方が多いようですね

着物姿にもコロナ対策
「マスク」が必須となっています
マスクを耳にかけるために
和装の髪型が耳に被らないようにしたりと試行錯誤の日々です
マスクも絹の物を選んだりとコーディネイトの1つとして考えています

今回のマスクは
表地は麻で裏地は絹
間に不織布が挟んであります

色味を着物に合わせてコーディネイトしてみました







からむし織

2020-09-28 17:44:55 | 活動報告
『奥会津昭和村の手技展へ』
「沼津つむぎや」さんにて

福島県昭和村より★織姫さま♥による実演を見学
そして直接お話をさせていただく有意義な体験をしてきました



※掲載許可はいただきました

★織姫とは・・・
過疎化問題のある昭和村で「からむし」の担い手を養成する為の「織姫体験制度」をへて村に移住して伝統を継承されている若き姫たちの事です

背後に写る「宿根カスミ草」
昭和村が夏秋期生産量日本一!

白いカスミ草だけでなく
色とりどりで可憐で美しい♥




「からむし」とは
上布用高品質苧麻(チョマ)
国重要無形文化財「越後上布」の原料で昭和村でしか生産出来ません

写真左側の綺麗な結束されたもの
これが最高級品の「からむし」です




「からむし」から
繊維を糸の太さに裂いて繋ぎ合わせて糸にすることを
「苧績み」(おうみ)といいます
この「苧績み」の実演を沼津つむぎやさんで見ることが出来たのです



写真右側「帯用の糸」
帯1本分の糸を績むのに約3ヶ月!
写真左側「上布(きもの)の糸」
最高級の上布1反分(きもの1枚分)の糸は
糸を績む作業に専念して1年はかかるそうです

言葉が出ません・・・

その他の工程についてや
「からむし織」を昭和村独自で生み出すまでの苦労など
たくさんの興味深いお話をうかがい
最後に地元の山並みに満月の浮かんだ銘菓に舌鼓



目で 耳で 舌で 心で
全身で昭和村を感じる素敵な時を過ごしました


この日の私の装いは




少し秋の気配を意識しながら

マスク マスクで最近は口紅をしていないぁ〜なんて思い
小物で「紅を差して」みました



帯締め
〔道明〕の冠組足し房選び 本紅

帯揚げ
〔ゑり萬〕の輪だし絞り






きものコーディネイト《夏の終わり》

2020-09-05 15:47:20 | 活動報告
9月になっても暑い!!
教科書通りの衣替えでは「単衣の着物」となりますが
現在私は当然のように「薄物の着物」を着用してます
だってまだまだ夏の気候ですから
そうはいっても9月に入ってからは「透け感が少ない薄物」や「濃い色の長襦袢」を着用するようにしています
「単衣」や「薄物」の着物が長い期間活躍する気候となり呉服の世界では薄物と単衣の間の時期用の新しい布地の製作や様々な工夫が提案されているようです

教科書が作られた時代とはあきらかに気候が変化していますよね

今回のきものコーディネイトの紹介は
8月後半に着装したものです
少し秋を意識した
でも暑い暑い日の
夏物コーディネイトです


《コーデ1》




爽やか、涼しげを意識しました

着物も帯も麻素材
小千谷縮と麻の九寸名古屋帯です



帯の模様に「蜻蛉(トンボ)」
私の中でトンボは、夏の終わり 秋への始まりを感じるものです


《コーデ2》




コーデ1と同じ着物です
帯まわりの色味で秋を意識しました





この日は生徒Aさんとランチ
コロナ禍となって初のランチ会でした
限定2人です ^_^

店内はカウンター席に2人きり
贅沢な空間でした




大間の本マグロ 
そして雲丹・・・
他にも全て美味しくいただきました
最後にお寿司かお蕎麦か
選べなくて両方いただきました




《コーデ3》




帯は50年前に母親が購入したものです
よぉーく見るとボロボロなのですが使用しています

菊ともみじの模様ですので八寸名古屋帯の夏物ですが
夏の後半に着装しています


まだまだ暑い気候が続きそうです

猛暑日でも
コロナ禍でも
『きものを楽しむ心』を失わずに
柔軟に対応しながら暮らしていきたいと思います




おまけ : 満月パワー





暑い暑い日本の夏「立秋」

2020-08-08 20:39:44 | 活動報告
年々暑くなる日本の夏
今日は「立秋」です

『猛暑』『酷暑』『熱帯夜』
今年は暑さ対策にもウィズコロナが加わりマスクが必須アイテムとなりました

お稽古の時は手作りマスクにて対応させてもらってます
写真は「かき氷柄マスク」です


お祭り 花火大会が中止となり浴衣を着る機会もなくなった今年の夏ですが!
浴衣はお祭りや花火大会でなくても
着ていいんですよ



この浴衣は母親が私の年齢の頃に誂えた二十年前の物
寸法が短いのですが
そのまま着ました
外出なしの自宅だけで着装して夏を楽しんでみました

マスクは100%オーガニックコットンのタオルからの手作りです
夏用補正を作ろうと保管していた物から手作りマスクを作ってます




今年の夏は半幅帯で「矢の字結び」がマイブームです



浴衣や夏の着物にも結んでいます
簡単に結べるので時短!
帯枕を使用しないので枕の付く背中の蒸れが無くて快適です(快適は嘘です。蒸れないだけマシです。。。)

どんどん上昇する気温
コロナ禍での新しい生活様式
着物姿で過ごすにも変化と工夫が必要な時代!?
「暑いから着物を着る事をやめる!」
なんて判断にだけはならないように
いろいろと試していきたいです

お稽古は
除菌を心掛けたお掃除
手洗いの徹底
定期換気
マスク着用
完全マンツーマンレッスンとレッスン中の距離の確保
その他様々に配慮しておこなっております

新しい生活様式に対応した着物とのお付き合いを
一緒に模索していきましょう

コロナ禍での連日の猛暑
皆さま
くれぐれもご自愛ください

2016.6. 青森県奥入瀬渓流