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札幌・円山生活日記

1974年から続く定山渓の老舗喫茶店~「喫茶&軽食フランセ」~

定山渓温泉で1974年創業の老舗喫茶店「喫茶&軽食フランセ」。サイフォンで落した本格派珈琲や注文後に一からカツを作り始める「特製カツサンド」「カツカレー」などが地元で長く愛され続けたとか。昭和の香りする️レトロな雰囲気の喫茶店です。

本日は【紅葉めぐり2022〜豊平峡ダム&定山渓温泉~】の際のランチに定山渓の老舗喫茶店「喫茶&軽食フランセ」です。某雑誌に「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」北向かいの「純喫茶 オリンピア」 などとともに“札幌の老舗喫茶”として紹介されていた店です。実は定山渓ランチでは妻が「生そば紅葉亭」を気に入っていたのですが第3木曜日は生憎の定休日。それならば折角の機会と豊平峡ダムから定山渓温泉に戻ったその足で「喫茶&軽食フランセ」に向かいました。店の場所は「定山渓観光案内所」や「定山渓神社」があるあたりから国道230号線を豊平峡方向へ5分ほど歩いたところです(地図)。

「喫茶&軽食フランセ」の店頭。国道230号線に北向きに建ちます。
店頭にメニューが出ています。トースト、ナポリタン、カレーなどいかにも喫茶店らしいメニューが並びます。



店内の様子。昭和の喫茶店の雰囲気で木の壁や照明は1974年創業の時から変わらないそうです。

入店したのは11時45分頃でご近所さんらしい年配のご夫婦が退店されたばかりで我が家のみです。12時前後から客が増え満席になりました。

カウンター内にはご店主夫妻と奥の厨房に男性が一人。ご夫婦の息子さんだそうです。一家で手づくりにこだわったメニューを提供しているとか。
 

メニューです。トーストに使用するパンは1949年創業、北海道小麦などの北海道素材にこだわって製造する札幌南区石山のパン屋「京田食品」の食パン《グランドール》だそうです。
さらにスパゲッティナポリタンやカレーなど喫茶店定番メニューです。注文を受けてから肉をたたき衣を付けて揚げるカツメニューが人気だそうです。
そしてドリンクメニュー。

「特製カツサンド」に「ブレンドコーヒー」をセットで注文すると厨房では“ドン、ドン”と肉をたたく音が、カウンター内ではご店主がサイフォンでコーヒーを淹れはじめます。お店に並ぶサイフォンの道具や器も創業時より大切に使われ続けているそうです。
 
「特製カツサンド」に「ブレンドコーヒー」のセット(税込み1,100円)。
サイフォンコーヒーは酸味と苦味のバランス良い味わい。
「特製カツサンド」は中厚の熱々ロースカツを軽くトーストした食パンでサンド。
ひと手間加えたというオリジナルソースが揚げたてのカツによく合います。パンとカツにキャベツのバランスも良く美味しいカツサンドでした。

「ハニートースト」(同600円)と「抹茶オレ」(同500円)。

店オリジナルという「ハニートースト」は厚切りトーストにアイスクリームやハチミツ、シナモンを合わせたもの。軽食系スイーツの味わいで仲々結構でした。

会計カウンターには定山渓温泉PR隊長の「かっぽん」と店名入りマッチ(今時珍しい!)が置かれていました。


お店の全景。開店から48年もの間、ご近所さんも含め多くの人に愛されてきたのでしょう。定山渓温泉街での穴場のような名店に出会った気分でした。ご馳走さまでした。

店前の国道230号線と「グランドブリッセンホテル定山渓」に紅葉。店を出て
紅葉めぐり2022〜豊平峡ダム&定山渓温泉】の後半、定山渓散策に向かいました。

「喫茶&軽食 フランセ」
住所:札幌市南区定山渓温泉東4丁目306-1
営業時間:午前10時30分〜午後5時
定休日:日曜
電話番号: 011-598-3410
Instagram:@francais_jzk
(2022.10.20訪問)

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