明治期より北海道経済の中心都市・港湾都市として発展した「小樽」。運河や倉庫、銀行などの歴史的建造物が多く残る歴史溢れる街。ニシン漁で栄えた当時の漁場建築も見られます。また、すし、スイーツ、ガラス製品等のグルメ、ショッピング等でも人気の魅力的な街です。
今日は札幌転居以来3度目の小樽への観光小旅行です。過去2回では未訪問の「小樽・祝津エリア」が主目的です。鰊御殿等の歴史的な漁師町としての諸施設に関心大です。「おたる水族館」のペンギン散歩等も楽しみです。交通手段は前回に続いて往路にバスを利用し近くのバス停「円山第一鳥居」から高速バスで出発し50分ほどでJR小樽駅前へ到着。バスターミナルから路線バスに乗り換え「祝津」方面に向かい、「小樽 貴賓館(旧青山別邸)」、「小樽市鰊御殿」、「おたる水族館」、「祝津パノラマ展望台」等を観光しました。飲食関係では・・。
【民宿 青塚食堂 (あおつかしょくどう) 】
昼食は「民宿 青塚食堂 (あおつかしょくどう)」です。「小樽市鰊御殿」と「おたる水族館」のほぼ真ん中地点にありバス停「祝津」もしくは「小樽水族館」からいずれも徒歩1分。
店内は大衆食堂の雰囲気でメニュー短冊が至るところに貼られています。平日だったせいか観光客は少数派で近所の馴染みらしい方や仕事でのランチ休憩客がどんどんとやって来て広い店内の席が埋まっていきました。
折角ですので「鰊(にしん)」のメニューより「特大にしん焼き定食」(税込み1,415円)と「にしんそば」(同1,223円)を注文。刺身3品と貝焼きのついた「スペシャル」(同2,135円)も勧められますがボリューム的に自信がないので遠慮しました。北海道以外から飛行機にのって来てたら注文するかも・・。
「特大にしん」は店頭の炭火でじっくりと焼かれます。
まず「ほっけのすり身揚げ」が店のサービスということで出されました。揚げたての温たか揚げ物で良い味です。
「特大にしん」は焼き時間がかかるので先に「にしんそば」が登場。大振りの「自家製にしん甘露煮」とわかめ、のり、ねぎがトッピング。つゆはあまり濃い味ではなく優しい味わいで「観光地のそば」ではなく「大衆食堂のそば」です。
「特大にしん焼き定食」。焼きにしんがデカい!40㎝近い文字通り特大サイズです。炭火でじっくり焼かれて余分な脂が落ちているのかさっぱり美味しく頂けます。小骨が多い魚ですが身が厚いのでそれ程気にはなりません。サイドは自家製の漬物、塩辛、昆布佃煮に殻付きベビー帆立入りの味噌汁。満足の定食でこの界隈に来た際には必食のメニューです。ご馳走様でした。
【可否茶館(かひさかん)JR小樽駅店】
「祝津」での観光を終えJR駅近くに戻り「都通り商店街」で「アイスクリームパーラー美園」か「あまとう」などでスイーツを食べようかと歩いたのですが・・・。「あまとう」の喫茶部門は4月末まで利用中止で「美園」は休日が増えたのか定休日の表示が。仕方なく「駅まで行けばどこかあるだろう」とやってきたのが「JR小樽駅舎内」のこの店「可否茶館 JR小樽駅店」。
飲み物以外にスイーツもありますがケーキ類はわざわざ食べるほどでも無さそうで・・。
入口で注文を済ませ席に着きます。店内は駅ナカとは言え落ち着いた感じです。勤め人風客のほか一人で読書にいそしむ女性客もいました。
席に届けられた注文の「抹茶ラテ」(税込み489円)、「カフェラテ」(同489円)に「浜中町産指定牧場4.0牛乳使用のミルクソフト」(同335円)です。立派なカフェで帰りの列車までの時間を調整することができました。
【小樽なると屋 小樽駅前店】
お土産は当初予定の通り「小樽なると屋小樽駅前店」で「若鳥半身揚げ」(税込み980円」をテイクアウト。丁度売り切れで新規に揚げ始めたところで7~8分かかるとか。「可否茶館」の眼の前でカフェ途中に先に注文して良かったです。
メニューは「ざんぎ」と「若鳥半身揚げ」。「電車内でもいかがですか?」と書かれていますが流石にその勇気はなく持ち帰ります。バッグから匂いがプンプンしていました。
「若鳥半身揚げ」。ちなみに「若鶏時代なると」と「小樽なると屋」の違いは名前だけで“仕入れ先はもちろん、秘伝の味付、先代の技、全てを継承し守り続けている”伝統の味だとか。美味しく頂きました。
帰路は「快速エアポート」利用で「JR琴似駅」から「地下鉄東西線琴似駅」に乗り換えて戻ってきました。ドアツードア計約9時間の日帰り旅でした。
以上で「小樽」観光小旅行(その3)終了です。今回も充実した満足の日帰り旅行でした。JR小樽駅を最寄とする残す主要な未訪問地は天狗山に小樽市総合博物館、そして海上観光等になりました。これほど近いと夏頃までには行けそうです。お疲れ様でした。
「民宿 青塚食堂 (あおつかしょくどう」
小樽市祝津3-210 0134-22-8034
営業時間 10:00~20:00 (L.O.19:00) 日曜営業
定休日 無休(不定休)
http://www2.odn.ne.jp/aotuka/
「可否茶館 JR小樽駅店 (かひさかん)」
北海道小樽市稲穂2-1-22 JR小樽駅 0134-31-2550
営業時間 8:00~20:00 日曜営業
定休日 無休
「小樽なると屋 小樽駅前店 」
北海道小樽市稲穂2-22-15 小樽駅 タルシェ 0134-64-5534
営業時間 9:00~20:00 日曜営業
定休日 不定休
(2021.4.7訪問)
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「小樽」へ観光小旅行(その3の1)
今日は札幌転居以来3度目の小樽への観光小旅行です。過去2回では未訪問の「小樽・祝津エリア」が主目的です。鰊御殿等の歴史的な漁師町としての諸施設に関心大です。「おたる水族館」のペンギン散歩等も楽しみです。交通手段は前回に続いて往路にバスを利用し近くのバス停「円山第一鳥居」から高速バスで出発し50分ほどでJR小樽駅前へ到着。バスターミナルから路線バスに乗り換え「祝津」方面に向かいます。
JR小樽駅前のバスターミナル。
【にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)】
まずは国登録有形文化財である「小樽 貴賓館(旧青山別邸)」へ。こちら正面玄関。
旧青山別邸。ニシン漁で巨万の富を築いた青山家の2代目政吉が娘、政恵と共に大正時代に6年半の歳月をかけて建てた別荘。“総工費は現在の価格に換算すると約30億円と言われるほどの大豪邸で棟梁がこだわりぬいて集めたヒノキ、けやき、紫檀、黒檀、神代杉、屋久杉などの建築材、春慶塗の廊下や柱、たも材の階段など生活空間に贅が尽くされているとか”。「贅を尽くして」という言葉はこのためにあるかのような建物です。襖絵・掛け軸はじめとする美術品・工芸品も見事です。
こちらは貴賓館1Fホールの北海道ゆかりの日本画家による豪華な天井画の競演。美術品保護等のため写真撮影はここまで。
唯一撮影可能な枯山水の庭。パワースポットとか。
赤松の木が龍に見えるそうです。
【鰊番屋群】
【鰊番屋群】
「小樽 貴賓館(旧青山別邸)」から「おたる水族館」、「小樽市鰊御殿」へ歩く道にはニシン漁で栄えた当時の繁栄を偲ばせるニシン漁場建築(鰊番屋、網元の居住兼漁業施設)があります。
こちらは「旧茨木家中出張番屋」。三大網元と言われる青山家、茨木家、白鳥家に関する建物の一つ。明治期に建てられ100年以上経過している建物とか。内部の公開は4月29日(祝)からの予定でした。
こちらも三大網元のひとつ「旧白鳥家番屋」。以前は郷土料理店として活用されていたのが閉店したとかで現在は公開されていないようです。
「小樽市鰊御殿」の建つ高台の手前に建つ「旧近江家番屋」。
【小樽市鰊御殿】
こちらは「旧茨木家中出張番屋」。三大網元と言われる青山家、茨木家、白鳥家に関する建物の一つ。明治期に建てられ100年以上経過している建物とか。内部の公開は4月29日(祝)からの予定でした。
こちらも三大網元のひとつ「旧白鳥家番屋」。以前は郷土料理店として活用されていたのが閉店したとかで現在は公開されていないようです。
「小樽市鰊御殿」の建つ高台の手前に建つ「旧近江家番屋」。
【小樽市鰊御殿】
「小樽市鰊御殿」は1897年(明治30年)に西積丹の古宇郡泊村に建てられたもので1958年(昭和33年)に現在地に移築。1960年(昭和35年)に北海道の民家では初めて「北海道有形文化財鰊漁場建築」として文化財に指定されたとか。
館内には番屋で暮らした人々の生活用具や写真などが展示され4月3日(土)より今季の営業開始。
にしん漁やにしん加工に使われた道具などの展示。
今年から新たに展示された明治後期の祝津の漁場実測図だとか。このエリア全体が広くニシン漁場だったのが判ります。
【おたる水族館】
「おたる水族館」は大自然に囲まれ常時約250種以上の動物や魚の生態を間近で感じることができる水族館。小さな子供連れの家族など多くの来園者がいました。
「オタリア・イルカショー」。
「アザラシショー 」。
「トドショー」。
「ペンギンの海まで遠足」。フンボルトペンギンが飼育スペースから外へ出て自然の海を仕切ったプールで泳ぎ再び飼育スペースに戻ります。
遠足するペンギンはその日で自由参加とか。今日は4羽の参加でした。自由な園です。
こちらは目を惹いた特撮テレビドラマ「ウルトラシリーズ」に登場した 「ガラモン/ピグモン」に顔が似た「フサギンポ」。
【祝津パノラマ展望台】
こちらは目を惹いた特撮テレビドラマ「ウルトラシリーズ」に登場した 「ガラモン/ピグモン」に顔が似た「フサギンポ」。
【祝津パノラマ展望台】
最後は「祝津パノラマ展望台」へ。「おたる水族館」から勾配のある坂道を歩いていきます。
約10分で展望台に到着。東方面に広がるのは石狩湾の絶景。岬の手前に見えるのが「おたる水族館」の屋外施設「海獣公園」。その上に見えるのが「小樽市鰊御殿」と「日和山燈台」。
西方面に見える人が立ち入り難い荒涼とした崖。
南方面を眺めると祝津の街並みが見えます。「漁村のまち」という雰囲気です。以上で観光関係の(その3の1)は終了。食べ物編の(その3の2)に続きます。
【にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)】
小樽市祝津3丁目63 電話0134-24-0024
営業時間 [旧青山別邸]4月~10月 9:00~17:00/11月~3月 9:00~16:00
定休日 1/1~1/7
http://www.otaru-kihinkan.jp/
【小樽市鰊御殿】
小樽市祝津3丁目228番地 電話 0134-22-1038
営業時間 9:00~17:00(4月3日~11月23日)(10月16日からは午後4時閉館)
定休日 開館期間中は無休(冬季休業)
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100900596/
小樽市祝津3丁目228番地 電話 0134-22-1038
営業時間 9:00~17:00(4月3日~11月23日)(10月16日からは午後4時閉館)
定休日 開館期間中は無休(冬季休業)
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100900596/
【おたる水族館】
小樽市祝津3丁目303番地 0134-33-1400 電話 0134ー33-1400
営業時間
通常営業 | 2021年3月20日(土・祝)~2021年11月23日(火・祝) |
夜間延長 | 2021年7月17日(土)~2021年8月1日(日)の土、日曜日 2021年9月11日(土)~2021年9月26日(日)の土、日曜日 |
冬期営業 | 2021年12月11日(土)~2022年2月23日(水・祝) |
休館日 | 2021年11月24日(水)~2021年12月10日(金) 2021年3月1日(月)~2021年3月19日(金) |
【祝津パノラマ展望台】
小樽市祝津3丁目
電話:0134-32-4111(小樽市の観光振興室)
電話:0134-32-4111(小樽市の観光振興室)
(2021.4.7訪問)