秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

蛇竜種の書 翼蛇竜 ガブラス

2024-02-15 17:38:56 | 蛇竜種










「翼蛇竜」
ガブラス
Remobra
蛇竜種
蛇竜目 翼蛇竜亜目 ガブラス科
全長約406.56〜810cm
全高約183cm
足裏のサイズ約47cm
・狩猟地
密林、水没林、大社跡、遺跡平原、天空山、遺群嶺、城塞高地、雪山、寒冷群島、氷海、砂漠、旧砂漠、砂原、地底火山、溶岩洞など
・概要、特徴
黒真珠のような光沢のある紺色の細長い体躯と、赤い縞模様のある大きな翼を持つ蛇竜種の小型モンスター。
従来は飛竜種に分類されていたが、絞蛇竜ガララアジャラの存在が確認されたことで分類が見直され、新たな種族「蛇竜種」に分類を変更された
飛竜種に分類されていた頃は蛇に似た顔から「蛇竜」という別名で呼ばれていたが、現在は分類の変更に伴い「翼蛇竜」と呼称される。
手足には鋭い鉤爪を持ち、これを僅かな段差に引っ掛けることで労せずして体躯を支えたり、狩りに活用したりする。











・生態
環境適応能力と飛行能力の高さゆえか、緑豊かな環境の密林から過酷な砂漠地帯に火山地帯、果ては氷海や遺群嶺の頂上にまで出没する事が確認されている。
特異な形状の尾の先には音を出す器官がついており、激しく振動させることで獲物を威嚇したり、仲間を呼び寄せる時などに使用するらしい。
聴覚が発達している反面、大きな音が苦手で、周辺で爆音や高周波が発生すると驚いて墜落してしまう。








食物連鎖の中では死肉や腐肉を捕食するスカベンジャー、即ち分解者であり、モンスターの死骸であれば大型、小型を問わず喰らい、例えそれが力尽きた仲間や、果ては鋼の甲殻に覆われた鋼龍であっても喰らいつく貪欲さを持つ。



生きた動物を狩猟することもあり、その際は常に獲物の周りを飛行し、空中から足や尾による執拗な攻撃を繰り返す他、口内の管から毒液を吐き出してくる事もある。
上空を徘徊し、弱った者を察知すると積極的に襲いかかる習性も確認されており、知能もある程度高いと推測される。
また、激しく動く獲物でも爪を深く食い込ませて捕獲する事もある。





古龍の出現する場所に現れることが多いが、これは古龍と戦い敗北した者や、その戦いに巻き込まれた生物の死屍を狙っているからで、古龍の出現前には沢山のガブラスが空を舞い始めるようになる。
このことから、ガブラスは災厄の先触れとして忌み嫌われている。
一度ガブラスの群れが現れると集落などでは大きな騒ぎとなる事も珍しくなく、「災厄の使者」、「災厄の先触れ」という異名をもつ。
・食性
肉食性。
・危険度、戦闘能力
彼らにとっては人間は小柄ですぐ仕留められそうな獲物と看做されるのか、積極的に毒液を吐き掛けてきたり、急降下の勢いで突進を仕掛けてくる。
群れているため囲まれて襲われることも多く、生肉などを置いて気を引いているうちに離れるのが無難。




・利用
ガブラスの皮は他のモンスターには見られない渋い質感が特徴で、そのアウトローな雰囲気に魅了される人も多く、その皮を用いたスーツは熟年層を中心にハンター以外の人々も買い求めるなど人気がある。
武器として加工すれば強力な毒属性を帯び、殺傷より苦痛を与えることを目的とされていた槍、災厄を退けた古のハンターが所持していたと伝わる鎚などがある。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全

https://youtu.be/YZ_HmSyG-U4?si=GZSWSGSwcICnZRYn



魚竜種の書 泥魚竜 ジュラトドス

2024-02-15 10:17:31 | 魚竜種














「泥魚竜」
ジュラトドス
Jyuratodus
魚竜種
魚竜目 有脚魚竜亜目 泥魚竜上科 ジュラトドス科
全長約1357.83〜1885.88cm
全高約554.6〜562.75cm
脚裏のサイズ約192cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1757708584547438999?s=19
・狩猟地
現大陸…水没林など
新大陸…大蟻塚の荒地






・概要、特徴
泥湿地に棲息する大型の魚竜種で、大蟻塚の荒地においては沼地の主とも称される。
皮膚の保護及び外敵の攻撃から身を守るために常に全身に粘度のある泥を纏っており、発達したヒレと筋肉で他の動物であれば足を取られるような泥の中であっても自在に泳ぎ回る、泥に密接に関わった生態から、ギルドでは「泥魚竜」と通称される。
発達した後脚は腹ビレが極度に発達したもので、泳ぐ際は器用に折り畳まれている。一方で、ジュラトドスの身体には、通常の魚類と比べてヒレの多さが目に付く。
近年発掘された古い年代の魚竜種の化石にも多くのヒレが確認されたことから、 ジュラトドスは古代からその姿を変えずに生息していると考えられている。
・生態
湿地帯に適応した体質から、日に2、3回ほど浅瀬で行う泥浴びを除けば1日の殆どを水深の深い沼地で過ごす。
縄張り意識が非常に強く、安らぎを妨げる外敵が足を踏み入れる事をこの上なく嫌い、格上の相手にすら襲い掛かる。
身体に纏っていた泥の一部を痕跡として残すのは、縄張りを主張するためのもの。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476404357520261128?s=19
ガノトトス同様に皮膚呼吸を行うためには表皮を常に湿らせている必要があり、鱗が乾くと強度も落ちるため乾燥を嫌う。本種が泥を纏うのも、決して水深がある訳では無い泥沼で常に巨体を保湿しておくためであると考えられている。
新大陸の大蟻塚の荒地では同じく泥沼を縄張りとする土砂竜と縄張り争いを繰り広げる様子が観察されているが、泥に潜む独特の生態から本来競争相手となるモンスターは少なく、本種が古代から姿を変えていない要因であるとされる。



現大陸で生息が確認されている水没林においても、時折縄張りに侵入してきたルドロスを追い払う程度。







泥は身体を守るだけでなく、外敵との闘争にも用いる。
土や泥を取り込んで体内に溜め込む習性を持ち、それを水袋にある特殊な水と混ぜて粘性の高い泥を生成、これを対象に吐き出して当て、動きを鈍らせる。
さらに、ジュラトドスは他の生物が沼地では行動が制限されることを本能的に理解しており、泥に潜って急襲するなど地の利を活かした攻撃を得意とする。
そうして泥を使って獲物の動きを封じ、2列に生えた鋭い牙を備えた顎で獲物を仕留める。
離れた獲物に対しては泥から飛び上がって襲いかかる事もあり、その際は泥を掻く為に発達したヒレを陸上でバランサーとして使う。
重力の影響を受ける陸上と浮力の影響を受ける水中では動作の勝手も大きく異なるため、 それぞれのヒレを微妙な角度で調整し、後脚だけで歩く場合にその補助を行っている。



ジュラトドスの産卵は雨季の中でもとくに雨量の多い時期に限られる。
その時期になると繁殖期を迎えたジュラトドスが大挙して沼地に集まり、雌が放卵した瞬間に大量の雄が群がり放精を行う形で産卵する。

これが荒地に存在する各所の沼地で一斉に行われるため、産卵時はまるで地面が激しくうねっているかのような光景となる。
こうして大量の受精卵が誕生し多くの稚魚が孵化するものの、 天敵による補食や共食いなどによって淘汰され、 成体に至るまで生き残る個体はほんの一握りである。
なお、 ジュラトドスの繁殖行動そのものが大規模な雨季に限られるため、通常ではほとんど見ることができず、近年その様子も確認されていない。
幼体は生物の傷口や口、鼻孔といった穴から体内に入り込み、内部から捕食する。
成体となったジュラトドスのエラには返しのような棘条があり、これは体内に入り込んだ捕食対象が暴れても体外へ排出されることのないように防いでいた物の名残りと推察されている。
・食性
肉食性。
捕食は日に1度程度と少なく、水を呑みに来たアプトノスなどの草食竜を獲物としている。
口内には無数の牙が歯板状に並び、獲物の肉を抉り取るようにして食す。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1472706961036566534?s=19
顎の力も強力で、 捕食後の痕跡を観察すると骨まで露出しているのが見て取れる。こうした痕跡から、ジュラトドスは主に内臓を好んで食すことが分かるが、これは幼体時の食性に関連するとされている。


・危険度、戦闘能力
縄張りの侵入者を発見すると咆哮を放って威嚇を行い、積極的な排撃を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1469511259234078721?s=19
遊泳中に飲み込んだ泥の塊をブレスとして吐きかける攻撃や、泥に潜って足元から奇襲を仕掛ける攻撃を得意とし、攻撃に付随して泥塊を周囲に撒き散らし、外敵の足を奪う罠のように作用させる。










ジュラトドスの吐き出す泥は粘性が強く、泥濘に脚を取られた状態で本種を相手取るのは至難の業である。
身体をくねらせて突進したり、時には強靭な尾で勢いよく泥から跳ね上がってボディプレスを仕掛けてくるなど、その運動能力は高い。
生息域限られ、泥濘地帯に近づかなければ襲われる事は殆ど無いため、遭遇を避けるのは容易である。
ギルドでは危険度を雌火竜に比肩する程度としている。



・利用
柔らかな鱗をはじめとした泥魚竜の素材は工房では泥を洗い流したりはせず、泥ごと加工を施して武具を作成する。
手間はかかるものの、生産された武器は抜群の強度と猛々しい攻撃力を兼ね備え、防具は水の抵抗を受けにくい形状で水や泥の中でも容易に移動ができ、それらの仕上がりは一見の価値有りと評される。


また、その素材はある村落では火消し道具としても利用される。

・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録