秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

海竜種の書 冥海竜 ラギアクルス希少種

2024-02-20 22:23:13 | 海竜種










「冥海竜」
ラギアクルス希少種
Abyssal Lagiacrus
海竜種
海竜目 海竜亜目 電殻竜下目
ラギアクルス科
全長約3972.8cm
全高約685.7cm
脚裏のサイズ約293cm
・狩猟地
海底遺跡
・概要、特徴
ギルドが保管する古文書にのみその存在が語られる、伝説のモンスター。
ギルドやハンターの間ではその姿から畏怖の念を込め「冥府の王」と呼ばれ、古文書には
深淵から出で
激流の渦をもちて
万物を喰らう__
海神の化身
と記され、「冥海竜」とも称される。
数十年に一度、海底遺跡の奥深くにその姿を現すとされている。
妖しく赤く光る眼と深淵を思わせる禍々しい漆黒の体色、そして通常種および亜種すらも遥かに上回る圧倒的な巨体を持つ。
ハンターズギルドに残る正式な記録によれば、その全長はなんと3969.3cmにも達し、長大なモンスターが多いことで知られる海竜種の中でも既知のものでは最大である。
古龍種を除くと知られる限り唯一の完全な水棲の大型モンスターでもあり、通常種、亜種と異なり地上に姿を現すことは一切ない。









冥海竜の最たる特徴は、暗黒の雷を無尽蔵に発生させる能力を持つことである。
これは「闇の雷」と称され、近づくもの全てを終焉へ誘うという。
背電殼に周囲を眩く照らすほどの電気を常に帯びており、絶命しない限り常に帯電状態を維持している。
生み出す電気はその膨大さ故に身体の内部から溢れ出しており、背電殼のみならず角、口内、全身の随所までもが蒼く発光している。
これ程までの電力を生み出す事は通常種はもとより亜種にも不可能な芸当であり、これは冥海竜のみが有する未知の器官、電気を生み出す核であるらしい「雷魂」に由来するとも噂される。






・最新の学説
永らく古文書の中にのみその存在を認められていた冥海竜であるが、近年その正体は、長く生きて大型化したラギアクルスが強く生き残った個体であるという説が浮上した。
体躯の大型化に伴い、陸での活動に支障を来たすようになった結果、深海へと住処を移して希少種と呼ばれる存在へ変異した、というのである。
深海には外敵は少ないものの、草食竜やエピオスといった餌生物も捕食できない。そこで餌となる深海生物を雷の光で誘引、まとめて捕食するため、前述した帯電に伴う永続的な発光能力を獲得したのだという。




・危険度、戦闘能力
戦闘では巨体と膨大な規模・破壊力を誇る放電を用いた攻撃を仕掛け、着弾時に炸裂して広範囲を巻き込む黒い雷のブレス、電撃を纏って連続して突進するなど、亜種すらも上回る規模の電力を発揮して外敵を圧倒する。
大放電の脅威は特に著しく、なんと蓄電行動無しで大放電を連発することを可能としている。
大放電の規模は冥海竜の巨体の実に数倍、威力は海中そのものを凶器と化程。









また、巨体を螺旋を描くように回転させることで大渦を発生させ、獲物を巻き込んで一纏めにするという捕食方法を攻撃に転用している。
冥海竜は一度に複数の大渦を生み出すことを可能としているが、これを自身の周囲に周回させることで攻防一体の武器として扱い、渦潮により外敵の行動を封じる。
これらの脅威から、タンジアのハンターズギルドでは本希少種をモンスターの中でも最たる危険度を持つと判断し、数多のモンスターを狩猟した凄腕のハンターにのみ、その討伐クエストを許可している。







・利用
冥海竜から得られる素材はどれも妖しい存在感を持ち、非常に希少な逸品である。
鱗は加工には高度な技術を要求されるが、それらの素材から作成された防具は竜の加護が宿り、深海でも回遊魚の如き機動力を得られ、荒れ狂う海や竜が放つ必殺の息吹すら受け付けず、手にする武器には力を与えるという。
武器として加工されたものにも冥海竜の魂が宿り、手にした者は大海の支配者たる力を得、対峙した者の未来を閉ざすとされるが、その力の全容は人智の及ぶところではない。
・ソース
MH3G
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話