秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

海竜種の書 海竜 ラギアクルス

2024-02-18 23:20:35 | 海竜種





「海竜」

ラギアクルス
Lagiacrus
海竜種
海竜目 海竜亜目 電殻竜下目
ラギアクルス科
全長約2330.75〜3310.73cm
全高約457.1cm
前脚裏のサイズ約213.4cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1759150026201436418?s=19
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林、渓流、密林、遺群嶺


・概要、特徴

海竜種を代表して「海竜」の通称で呼ばれる大型モンスター。
海の生態系の頂点に君臨するモンスターであり、「大海の王者」、「海洋(大洋)の支配者」、「海原(大洋)の主」などとも称され、多くの船乗りに恐れられている。





頭の後方に伸びる角、海に溶け込む蒼い外殻、そして背中に並ぶ突起が外見的特徴。
長大な尾は左右に平たいヒレ状になっており、水中で大きな推進力を生み出す。
歯の形状は陸上の肉食竜に近いが、水中に棲息する動物のもつ硬い皮膚や甲羅、厚い脂肪を貫くため、より長く鋭い形状となっている。
また、顔の外殻にも牙状の突起が16本あり、上下の顎の骨格には核となる突起がある。
前脚の爪は90㎝強という長大なもので、鰭状に進化している途上と考えられているが、これで突き刺された跡の残るエピオスの化石が見つかっている。
ラギアクルスの名の由来は、『電光を放つ大渦』
「ラギア」は”光を放つ”、「クルス」は”大渦”を意味し、地元の人が海で光を放つ渦を見てその名前をつけ、公式の名となったという。





・発見に至る経緯
本種が最初に目撃された報告はモガの村のギルドにもたらされ、美味で名高いモンスターの肝の採取を依頼されたハンターが海沿いの崖を歩いていたところ、海面が大きく盛り上がり、目にも止まらぬスピードで長い首が草食獣を追っていた肉食竜に喰らいつき、海中に引き摺り込んだという。
王立書士隊では、 古龍観測隊と協議の結果、 この生物の名前を「ラギアクルス」と命名した。 当時の樹形図には記載されていない系統に属す生物として、その習性を調査しつつ、ハンターからもたらされた素材と、つい最近発見されたという全身骨格の研究を基に、 新しい第四版の樹形図の製作が行われた。

・生態
水中生活に適応した進化を遂げた結果、一息で半日は余裕で潜水できる程の驚異的な肺活量を誇り、また水中で口を開けても海水が流れ込まないように、喉の骨で蓋をする構造になっている。
強靭な後脚と長い尾を利用した遊泳速度は速く、軟骨と筋肉によって可動する頭部側面のヒレを巧みに使うことで水流をコントロールし、猛烈な勢いで獲物への距離を詰める。
その巨体と俊敏性も相まって、繰り出される突進は石柱を一撃で粉砕するほどで、すれ違いざまに巻き起こる水流はそれだけでハンターを押し流す。
主な生息域は沿岸部から外洋だが、その活動域は海だけに留まらない。
ある程度の水深があれば水没林など淡水の川にも姿を見せるほか、近年では川を遡ったユクモ地方の渓流、テロス密林の湖岸等の淡水域、果ては高地の水源である遺群嶺での出現報告も挙がっている。








海洋生態系の頂点に君臨し、天敵がいないに等しいため、あろうことか大型飛竜に積極的に攻撃を仕掛けて獲物を横取りしようとする姿も報告されている。




その獰猛さ故に、海上で船が襲撃される例も多々ある為、船乗りや漁師からは「海凶」とも呼ばれ、恐れられている。
そのため、出現した地域にはギルドによって厳戒態勢が敷かれることもある。






ラギアクルスの最大の武器は、その名の由来ともなった大規模な放電である。
体表付近にある筋肉を高速で収縮させる事で発電細胞を活性化させて発電、その電気を背中の背電殻に送り込み、蓄電することが確認されている。
そのため、背電殻の骨には発電細胞と対をなす、大量の蓄電細胞が詰まっている孔がある。
角の骨にもそうした孔が確認されているが放電は確認されておらず、頭部に近い骨のために放電する機能が発達しなかったか、退化したためと推察されている。
膨大な電気を宿した背電殻は海中を淡く照らし、電力が最大限まで溜まると非常に美しい蒼光を放つことから、《青藍雷公》の異名を持つ。
しかし、その美しさとは裏腹に、雷公の光を見た者は、二度と生きて土を踏むことはできない、とも言われている。











ラギアクルスはこの放電能力を狩りに用い、獲物を見つけると蓄電行動に入る。
この時雷の柱が水面に立ち、これがラギアクルスの狩りの合図である。
群れる獲物に対しては群れ全体を水面に追い込みながら長い体で螺旋を作り、巨大な渦を発生させ、群れが一塊になったところで一気に放電して仕留める。
この海面で発光する巨大な渦はラギアクルスが狩りを行っている証拠であり、漁師の間では海凶のシンボルとして知られ、「渦潮を起こす者」と呼ばれる所以でもある。


ラギアクルスの筋肉は白筋の比率が多く、発電行為を繰り返すと疲労しやすい。
疲労したラギアクルスは白筋を休ませるために上陸するが、そのために陸上で発電する余力は無いと考えられている。










しかし、近年では積極的に上陸して捕食を行ったり海辺の農村に被害を齎す事例も増えており、あまつさえ前述の説を覆すような大放電を繰り出す姿も目撃されている事から、捕食や外敵の排除のためといった疲労以外の理由で上陸してきているものと考えられている。
また、多くの海竜種は陸上で産卵する繁殖方法であるため、 同じく海竜種であるラギアクルスも同様の繁殖形態だと考えられているが、これまでに卵や幼体などの確認報告がなく、繁殖方法については全てが謎に包まれている。
・食性
肉食性で、エピオスや魚類などの水棲生物を主な捕食対象とするが、空を飛行するガブラスなども水中で一気に加速し、海面から空中に躍り出て捕食するという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1705576547619606587?s=19
また、近年では陸上でケルビなどを捕らえて捕食する様子も確認されている他、胃内容物からキングロブスタを捕食している事も分かってきた。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1655091263828525057?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490874217088229376?s=19
・危険度、戦闘能力
生態系の頂点捕食者に違わず、その危険度は大型飛竜に匹敵する。
外敵を視認すると雄々しい咆哮を轟かせ、背電殻に蓄電を開始する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490874325783572480?s=19
最も危険な攻撃としては、とぐろ状に身体を丸め、蓄電した電力全てを解き放つ大技『大放電』は落雷に相当するエネルギー量を持ち、その電熱は周囲の海水を瞬時に沸き上がらせるほど
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490873928654360577?s=19











また、近年では電気の塊を自身を中心に回転させて周囲を攻撃する、地面から立ち昇る電流を発生させるといった攻撃パターンを会得している個体も確認されている。
また、体内に逃げた電気を特殊な粘液に帯電させ、ブレスとして放つこともできる。
ブレスの射程距離は長く、着弾地点に電撃を拡散させる性質を持つ。これにより蓄電、放電の範囲外に逃れた獲物をも仕留める。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1653980485692043265?s=19
放電能力だけでなく、巨体から繰り出される突進やタックルの一撃も凄まじい威力を誇り、水中、陸上を問わずハンターの脅威となるだろう。






・利用
ラギアクルスから得られる皮は柔軟性が高く、高価な革製品の素材として知られている。屈強な個体から得られる皮はそれに加えて高い強度も併せ持ち、様々な用途に利用される。
強靭で美しい鱗は様々な需要があり、光に当てると様々な青色に輝くため需要があり、価値が高い。
特に「海王の大竜鱗」と呼ばれる鱗は海水が常に滴り、その美しさからモガの村では希少な特産品となっている。中でも、稀に採れる特大の鱗は天才画家の絵画に匹敵する装飾として扱われる。

また、粘液は美顔油として利用される他、尻尾は珍味として加工される。
角は力の象徴として古くから多くの需要があり、上質なものは所持しているだけで一目置かれる逸品。












強大な力を持つラギアクルスから得られる素材を用いた防具は、大海原の主である海竜を征した者だけが身にまとうことを許される、輝かしい栄光を宿すと言われる装備である。
深い蒼色が海を統べる者の風格を宿らせ、ラギアクルスの硬い鱗を使って作られたこの防具は装備者に勇気と力を与え、潜在能力を最大限に引き出すことが可能になると共に、感覚が鋭く研ぎ澄まされるという。
また、 迅雷をはね除けるほどの装甲は雷に対する高い耐性を持ち、いかなる衝撃にも耐えられる。
ラギアクルスの素材は雷に対する耐性が非常に高く、外部からの電撃を容易に撥ね退け、内側から生じる高出力の電撃にも耐え抜く。
この性質とラギアクルスの発電器官を参考に生産された武器には怒れる海竜の如き力が宿り、攻撃と同時に電撃を上乗せする事で、獲物に外傷を与えるだけでなく内側からも傷付ける。
・ソース
MH3G
MHXX
復刻ハンター大全
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話
https://www.famitsu.com/blog/otsuka/2009/08/mh32309.html?s=09
https://dengekionline.com/elem/000/000/188/188575/?s=09


蛇竜種の種 水蛇竜 ガララアジャラ亜種

2024-02-17 21:05:20 | 蛇竜種










「水蛇竜」
ガララアジャラ亜種
Tidal Najarala
蛇竜種
蛇竜目 蛇竜亜目 ガララアジャラ科
全長約3852.25〜5271.50cm
全高約922.3cm
足裏のサイズ約206cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1758793837206728948?s=19
・狩猟地
氷海、未知の樹海
・概要、外見的特徴
主に氷海に生息する、ガララアジャラの亜種
青や紫の独特な色の模様を持つのが特徴で、その鮮やかさは思わず見蕩れてしまうほど美しいが、これは自身が危険な動物であることを伝える警告色であるとされる。



因みにこの体色は通常種と同様にコンディションによって変化し、疲労が蓄積すると褪せて紫色が失われて青くなる。
本亜種の甲殻は太陽光線を効率よく吸収する結晶のような構造をしており、極寒の地でも体温を保つのに役立っている。
また、通常種の持つ「鳴甲」とは異なり、共振しやすい性質から微振動による非常に高い撥水性を持ち、その事から「撥水甲」と呼ばれている。







・生態
氷漬けの岩場や氷中、さらに極寒の海中をも自在に移動する高い運動能力を誇る。
極めて強固に発達した嘴を使って氷原や岩盤を穿ち、その穴に身体を滑り込ませるようにして地中や水中を自在に動き回る。
また、口から水塊のブレスを発射して獲物を攻撃し、前述した水中でも移動できる能力と合わせて、ギルドからは「水蛇竜」とも呼称される。
狩りの際には縄張りにばら撒いた撥水甲と水ブレスの組み合わせで狡猾に獲物を追い込み、長い体躯で巻きついて拘束する。





なお、寒冷地に生息するモンスターとしては珍しく、温暖な森林地帯である未知の樹海でも出現が確認されている。
・食性
肉食性。ポポやその死骸を捕食する様子がごく稀に観察されている。








・危険度、戦闘能力
牙には通常種と同様に神経毒を持つ他、戦闘態勢に入ると尻尾を振り回して撥水甲を射出するが、この行動自体は本命の攻撃というわけではなく、その布石である。
撥水甲はただ水をはじくだけでなく、衝撃が加わった瞬間に形状が変化するという特性もあり、強い水流が叩き付けられると、その流れの方向を大きく変化させる。
その性質から、水蛇竜は水ブレスを放って撥水甲にぶつける事で、外敵や獲物の不意を突いた方向から攻撃を仕掛ける。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1758816901139145074?s=19
調査当初は偶然ブレスが撥水甲に当たることで標的にぶつかるものと考えられていたが、後の調査から水蛇竜のブレスは、その軌道が確実に獲物に当たるように計算して獲物の死角から的確に攻撃を当てている事が判明している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1758818904804393202?s=19
撥水甲は通常種の持つ鳴甲としての機能も変わらず備えており、その咆哮は通常種に引けを取らないほどの大音量である。
強靭な肉体と狡猾な頭脳を存分に活かした戦法は通常種以上に厄介であり、現時点で確認されている個体の殆どが極めて強力な戦闘力を誇り、狩猟は大老殿でしか解禁されていない。
更に、驚くべきことに極限化が確認されている稀有なモンスターでもある。




・利用
水蛇竜の素材、特に皮は思わず見惚れるほど鮮やかで美しい色合いから人気が高く、高級な皮革製品の素材として高い人気を誇る。
また、ある過酷な地に生きる戦士部族の間ではその素材で作られた防具は一族を統べる長のみが着用を許され、勇猛果敢な英雄の神具として扱われているという。
・ソース
MH4G
ハンター大全4
https://youtu.be/1MnJCSpnAF0?si=nczNhh9Q9rIpLUOw https://s.famitsu.com/news/201502/16071797.html?s=09
http://mhblog563.blog.fc2.com/?m=&no=554&s=09



蛇竜種の書 絞蛇竜 ガララアジャラ

2024-02-16 21:40:45 | 蛇竜種










「絞蛇竜」
ガララアジャラ
Najarala
蛇竜種
蛇竜目 蛇竜亜目 ガララアジャラ科
全長約3568.40〜5068.75cm
全高約922.3cm
足裏のサイズ約206cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1758440791813582939?s=19







・狩猟地
原生林、未知の樹海、森丘、沼地
・概要、特徴
原生林にて発見された、長大な体躯を持つ大型モンスター。
その全長は平均的な個体でも40mを超え、最大級のものでは50m近い個体の存在も確認されている。
他のどの種族の竜とも異なる骨格から、本種の発見は新たなる分類カテゴリ「蛇竜種」創設の契機となり、それに伴って「蛇竜」と通称されていたガブラスは「翼蛇竜」へと呼称を改められ、また蛇竜種へと分類を改められた。
全身を強固な甲殻で覆っているが、その大きさは大小様々であり、動きを妨げることは無い。
この甲殻は鱗が進化したもので、部位によっては複数の甲殻が結合し強度を高めている物もある。







小さな四肢は身体を支える時などにのみ使用し、移動の際は胴体をくねらせて蛇行する。

その際は嘴から二股に分かれた細長い舌を出し入れする様子が見られる。
体色は原生林の中で優れた保護色となっているが、この体色は疲労すると色褪せるように変色する。
ガララアジャラ科に属するモンスターは生息する地方によって様々な体色の個体が存在すると噂されている。
それらの体色は食性や生息地の気候によって変化していると考えられ、ギルドではそのような個体を正式に確認してはいないが、存在の可能性を感じられるなら今後も調査を続けていく必要があるだろう。







・生態
尻尾の先端部や頭から背中の中腹辺りまでに掛けて存在する、特徴的な形状に発達した甲殻は「鳴甲」と呼ばれ、すり合わせる事で空気を共鳴振動させ、特殊な音波を発生させるという特性を持つ。
この音波は周囲の生物の聴覚器官を強烈に刺激し、一時的に動きを封じてしまう。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1778061072186126793?s=19











狩りの際には茂みの奥に潜んで保護色によって獲物を待ち伏せ、獲物が近づくと尻尾からこの鳴甲を発射し、背の鳴甲を震わせることで発射した鳴甲に共鳴させ、獲物に音波の影響を与える。
そうして一時的に動きを封じた獲物を長い体躯で囲い込んで締め付けて捕獲するが、それでなお逃れる相手は牙の神経毒で完全に動きを封じて捕食する。
そうした慎重な狩りを行う生態も、巨体を誇りながら確認事例が少なかった要因では無いかとされる。







飛ばされた鳴甲の破片はガララアジャラの咆哮や音波のブレス、共鳴器官から発せられる大音量の音に共鳴する性質を持つが、更に共鳴直後に破裂して獲物にダメージを与える武器ともなる。
破裂した鳴甲から放たれる音圧と衝撃は強烈で、巻き込まれた直後はまず意識を正常に保ってはいられない。
鳴甲の強度は非常に高く、最上級の斬れ味を誇る業物の一撃をも弾き返すほどだが、ガララアジャラが疲労するとそれに伴って鳴甲の強度が著しく低下する事が確認されている。
このように、鳴甲や音波を巧みに使って獲物の自由を奪い、強力な締め付けで息の根を止める狩りの手法から、ギルドからは「絞蛇竜」と呼ばれている。







ガララアジャラの生息域の近隣は本種が狩りを行う際に放つ音波により、必然的に騒音被害がもたらされる為、これに起因する狩猟依頼が提示されることもある。
長距離を移動する際には長大な体躯を地面に潜り込ませ、地中を掘り進んで移動する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1655349384941559808?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1479326882663305216?s=19


雌は数個の卵を産卵すると土で塚を築き、その中に卵を入れて塚に巻きついて体を震わせることで塚全体を温め、卵の発育を促進する。
その際に鳴甲が震えることで発生する音が子守唄のように卵の中の幼体を落ち付かせるという調査報告もる。
・食性
肉食性。草食種やその死骸を啄んで捕食する。狩りを行う際は獲物の真下に潜行し、一気に突き上げて仕留めるか、音波で動きを封じた獲物を締め殺し、クチバシで啄む。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1610213600748269569?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1479327942303895553?s=19


小型の獲物は丸呑みにする事もある。
・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると大音量の咆哮を放って威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1479325560467714049?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1479328761787330560?s=19





戦闘においても鳴甲を利用した音波攻撃を多用し、囲いこんだ相手には噛み付いて神経毒を注入することで動きを封じようとする。
逃げようとする相手に向けて身体を伸ばし、自らの懐に引き込もうとするなど、とにかく獲物を逃がすまいと動き、身動きが取れなくなったところで一撃必殺を狙う戦法を好む。
時には尾で懐に引き寄せた獲物をそのまま体躯で締め上げて圧殺しようとする事もあり、狩猟において一瞬でも背を向ければ命取りとなる事も少なくない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1490927547969769472?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1731261689767899221?s=19
放った鳴甲に音波ブレスをぶつけ、その破裂の衝撃で獲物の意識を奪うこともあり、常に標的の動きを封じることを狙う狡猾な狩猟方法を取る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1479326442122985474?s=19









動きを封じたところを地中を潜行して真下から奇襲する攻撃は絶大な威力を誇り、また全身の鳴甲を全力で振るわせる事で爆発的な音圧を発生させ、周囲を一挙に吹き飛ばすなどの大技も持つ。
多彩な戦法と高い知性、狡猾な性格を併せ持ち、その危険度は雌火竜に比肩するとされる。







・利用
ギルドに確認されたのはごく最近になってだが、ある地方では古くからその存在を知られており、信仰に近い形で畏怖されている。
また、その地域で愛用されている伝統的な衣装はガララアジャラを模した装飾が施されており、絞蛇竜を身に纏う事で邪な存在を退けると信じられているという。
ガララアジャラから得られる素材は特に皮の需要が高く、上質でキメの細かいものは高級素材として取引される。武具のみならず皮革製品の素材として評判が高い。
また、体液は不用意に触れると麻痺してしまう危険性を持つが、物を凝固させる効果から様々な加工に用いられる。
・ソース
MH4G
MHXX
ハンター大全4
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話
https://youtu.be/amDrAJNpPBo


蛇竜種の書 翼蛇竜 ガブラス

2024-02-15 17:38:56 | 蛇竜種










「翼蛇竜」
ガブラス
Remobra
蛇竜種
蛇竜目 翼蛇竜亜目 ガブラス科
全長約406.56〜810cm
全高約183cm
足裏のサイズ約47cm
・狩猟地
密林、水没林、大社跡、遺跡平原、天空山、遺群嶺、城塞高地、雪山、寒冷群島、氷海、砂漠、旧砂漠、砂原、地底火山、溶岩洞など
・概要、特徴
黒真珠のような光沢のある紺色の細長い体躯と、赤い縞模様のある大きな翼を持つ蛇竜種の小型モンスター。
従来は飛竜種に分類されていたが、絞蛇竜ガララアジャラの存在が確認されたことで分類が見直され、新たな種族「蛇竜種」に分類を変更された
飛竜種に分類されていた頃は蛇に似た顔から「蛇竜」という別名で呼ばれていたが、現在は分類の変更に伴い「翼蛇竜」と呼称される。
手足には鋭い鉤爪を持ち、これを僅かな段差に引っ掛けることで労せずして体躯を支えたり、狩りに活用したりする。











・生態
環境適応能力と飛行能力の高さゆえか、緑豊かな環境の密林から過酷な砂漠地帯に火山地帯、果ては氷海や遺群嶺の頂上にまで出没する事が確認されている。
特異な形状の尾の先には音を出す器官がついており、激しく振動させることで獲物を威嚇したり、仲間を呼び寄せる時などに使用するらしい。
聴覚が発達している反面、大きな音が苦手で、周辺で爆音や高周波が発生すると驚いて墜落してしまう。








食物連鎖の中では死肉や腐肉を捕食するスカベンジャー、即ち分解者であり、モンスターの死骸であれば大型、小型を問わず喰らい、例えそれが力尽きた仲間や、果ては鋼の甲殻に覆われた鋼龍であっても喰らいつく貪欲さを持つ。



生きた動物を狩猟することもあり、その際は常に獲物の周りを飛行し、空中から足や尾による執拗な攻撃を繰り返す他、口内の管から毒液を吐き出してくる事もある。
上空を徘徊し、弱った者を察知すると積極的に襲いかかる習性も確認されており、知能もある程度高いと推測される。
また、激しく動く獲物でも爪を深く食い込ませて捕獲する事もある。





古龍の出現する場所に現れることが多いが、これは古龍と戦い敗北した者や、その戦いに巻き込まれた生物の死屍を狙っているからで、古龍の出現前には沢山のガブラスが空を舞い始めるようになる。
このことから、ガブラスは災厄の先触れとして忌み嫌われている。
一度ガブラスの群れが現れると集落などでは大きな騒ぎとなる事も珍しくなく、「災厄の使者」、「災厄の先触れ」という異名をもつ。
・食性
肉食性。
・危険度、戦闘能力
彼らにとっては人間は小柄ですぐ仕留められそうな獲物と看做されるのか、積極的に毒液を吐き掛けてきたり、急降下の勢いで突進を仕掛けてくる。
群れているため囲まれて襲われることも多く、生肉などを置いて気を引いているうちに離れるのが無難。




・利用
ガブラスの皮は他のモンスターには見られない渋い質感が特徴で、そのアウトローな雰囲気に魅了される人も多く、その皮を用いたスーツは熟年層を中心にハンター以外の人々も買い求めるなど人気がある。
武器として加工すれば強力な毒属性を帯び、殺傷より苦痛を与えることを目的とされていた槍、災厄を退けた古のハンターが所持していたと伝わる鎚などがある。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全

https://youtu.be/YZ_HmSyG-U4?si=GZSWSGSwcICnZRYn



魚竜種の書 泥魚竜 ジュラトドス

2024-02-15 10:17:31 | 魚竜種














「泥魚竜」
ジュラトドス
Jyuratodus
魚竜種
魚竜目 有脚魚竜亜目 泥魚竜上科 ジュラトドス科
全長約1357.83〜1885.88cm
全高約554.6〜562.75cm
脚裏のサイズ約192cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1757708584547438999?s=19
・狩猟地
現大陸…水没林など
新大陸…大蟻塚の荒地






・概要、特徴
泥湿地に棲息する大型の魚竜種で、大蟻塚の荒地においては沼地の主とも称される。
皮膚の保護及び外敵の攻撃から身を守るために常に全身に粘度のある泥を纏っており、発達したヒレと筋肉で他の動物であれば足を取られるような泥の中であっても自在に泳ぎ回る、泥に密接に関わった生態から、ギルドでは「泥魚竜」と通称される。
発達した後脚は腹ビレが極度に発達したもので、泳ぐ際は器用に折り畳まれている。一方で、ジュラトドスの身体には、通常の魚類と比べてヒレの多さが目に付く。
近年発掘された古い年代の魚竜種の化石にも多くのヒレが確認されたことから、 ジュラトドスは古代からその姿を変えずに生息していると考えられている。
・生態
湿地帯に適応した体質から、日に2、3回ほど浅瀬で行う泥浴びを除けば1日の殆どを水深の深い沼地で過ごす。
縄張り意識が非常に強く、安らぎを妨げる外敵が足を踏み入れる事をこの上なく嫌い、格上の相手にすら襲い掛かる。
身体に纏っていた泥の一部を痕跡として残すのは、縄張りを主張するためのもの。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476404357520261128?s=19
ガノトトス同様に皮膚呼吸を行うためには表皮を常に湿らせている必要があり、鱗が乾くと強度も落ちるため乾燥を嫌う。本種が泥を纏うのも、決して水深がある訳では無い泥沼で常に巨体を保湿しておくためであると考えられている。
新大陸の大蟻塚の荒地では同じく泥沼を縄張りとする土砂竜と縄張り争いを繰り広げる様子が観察されているが、泥に潜む独特の生態から本来競争相手となるモンスターは少なく、本種が古代から姿を変えていない要因であるとされる。



現大陸で生息が確認されている水没林においても、時折縄張りに侵入してきたルドロスを追い払う程度。







泥は身体を守るだけでなく、外敵との闘争にも用いる。
土や泥を取り込んで体内に溜め込む習性を持ち、それを水袋にある特殊な水と混ぜて粘性の高い泥を生成、これを対象に吐き出して当て、動きを鈍らせる。
さらに、ジュラトドスは他の生物が沼地では行動が制限されることを本能的に理解しており、泥に潜って急襲するなど地の利を活かした攻撃を得意とする。
そうして泥を使って獲物の動きを封じ、2列に生えた鋭い牙を備えた顎で獲物を仕留める。
離れた獲物に対しては泥から飛び上がって襲いかかる事もあり、その際は泥を掻く為に発達したヒレを陸上でバランサーとして使う。
重力の影響を受ける陸上と浮力の影響を受ける水中では動作の勝手も大きく異なるため、 それぞれのヒレを微妙な角度で調整し、後脚だけで歩く場合にその補助を行っている。



ジュラトドスの産卵は雨季の中でもとくに雨量の多い時期に限られる。
その時期になると繁殖期を迎えたジュラトドスが大挙して沼地に集まり、雌が放卵した瞬間に大量の雄が群がり放精を行う形で産卵する。

これが荒地に存在する各所の沼地で一斉に行われるため、産卵時はまるで地面が激しくうねっているかのような光景となる。
こうして大量の受精卵が誕生し多くの稚魚が孵化するものの、 天敵による補食や共食いなどによって淘汰され、 成体に至るまで生き残る個体はほんの一握りである。
なお、 ジュラトドスの繁殖行動そのものが大規模な雨季に限られるため、通常ではほとんど見ることができず、近年その様子も確認されていない。
幼体は生物の傷口や口、鼻孔といった穴から体内に入り込み、内部から捕食する。
成体となったジュラトドスのエラには返しのような棘条があり、これは体内に入り込んだ捕食対象が暴れても体外へ排出されることのないように防いでいた物の名残りと推察されている。
・食性
肉食性。
捕食は日に1度程度と少なく、水を呑みに来たアプトノスなどの草食竜を獲物としている。
口内には無数の牙が歯板状に並び、獲物の肉を抉り取るようにして食す。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1472706961036566534?s=19
顎の力も強力で、 捕食後の痕跡を観察すると骨まで露出しているのが見て取れる。こうした痕跡から、ジュラトドスは主に内臓を好んで食すことが分かるが、これは幼体時の食性に関連するとされている。


・危険度、戦闘能力
縄張りの侵入者を発見すると咆哮を放って威嚇を行い、積極的な排撃を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1469511259234078721?s=19
遊泳中に飲み込んだ泥の塊をブレスとして吐きかける攻撃や、泥に潜って足元から奇襲を仕掛ける攻撃を得意とし、攻撃に付随して泥塊を周囲に撒き散らし、外敵の足を奪う罠のように作用させる。










ジュラトドスの吐き出す泥は粘性が強く、泥濘に脚を取られた状態で本種を相手取るのは至難の業である。
身体をくねらせて突進したり、時には強靭な尾で勢いよく泥から跳ね上がってボディプレスを仕掛けてくるなど、その運動能力は高い。
生息域限られ、泥濘地帯に近づかなければ襲われる事は殆ど無いため、遭遇を避けるのは容易である。
ギルドでは危険度を雌火竜に比肩する程度としている。



・利用
柔らかな鱗をはじめとした泥魚竜の素材は工房では泥を洗い流したりはせず、泥ごと加工を施して武具を作成する。
手間はかかるものの、生産された武器は抜群の強度と猛々しい攻撃力を兼ね備え、防具は水の抵抗を受けにくい形状で水や泥の中でも容易に移動ができ、それらの仕上がりは一見の価値有りと評される。


また、その素材はある村落では火消し道具としても利用される。

・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録