動物たちの苦しみ、悲しみ

牛舎の柵に首をつっこみ、餌を求めて死んでいる何頭もの牛がテレビに映し出されたのを見た。可哀想で、残酷で、見ていられずチャンネルを変えてしまった。人間が自分達の都合で、命あるものに、こんなひどい事をしていいのか、周りがこんなに放射線に汚染される前に、日本国中の畜産農家に協力して頂いて、何とかならなかったのだろうか。

なんの関係もない私がこんなに胸を痛めているのだから、当の農家の人達の苦しみは、計り知れない。家族同様、大切に育てて来たものを、餓死させなければならなかった辛さ。　　農家の人達も可哀想でならない。

壊れたら国全体を破壊してしまうような原発は、もういらない。人間の英知で環境にやさしい発電を考えてほしい。私達の生活が今より不便になろうとも国が滅びるよりはいい、子孫の為にも・・・。

生活を見直そう

今までは、国民全体が、平和な生活に慣れ切って、何でも使い放題で贅沢な暮しをして来たと思う。便利な物に乗っかって、楽な方に流れていたと思う。
資源には限りがある事も、地球上には食べて行けない人が大勢いる事も分かっていたのに、この大震災で、不便な生活、食べるものにも事欠く生活になろうとは誰もが思っても見なかった。

私の年代は、子供時代贅沢な暮しは出来なかったので、節約をして暮している人が多いが、それでも昔の生活に比べれば、かなり豊かだ。

限りある資源、いざという時の為にも、節電、節水はもとより、灯油、ガソリン、食料等の無駄使いをしないよう心がけよう。なかなか実行は難しいが出来る事から始めよう。節約とケチは違う。節約は無駄を無くす事で、ケチは使うべき所に使わない事だと思うのだが・・・。それでも３食はいただけるし、お風呂にもはいれる。被災者の方々の苦労を思うと感謝して生活しなければと思う。

被災地にも桜が咲いた

嘆いてばかりもいられない。
沈んでばかりもいられない。

被災地の方々は苦しい中にも、助け合って頑張っている。今を、何とか生きて行かなければならないのだ。

こんな大災害があっても季節は確実にやって来る。東北にも桜が咲き始めた。
倒れた桜の木に数輪の花が咲いているのを見た子供が「こんなに大きな命を持っているんだ」と言っているのを見て感動した。子供の感性ってすごいね。

年寄り（私）は先が無いものだから、つい悲観的になってしまう。年齢に関係なく死ぬまで先を見て、希望をもって生きて行く強さが必要なんだね。子供の
言葉に勇気づけられました。ありがとう。

大震災に思う

あの膨大な見渡す限りのガレキの山を見ていると、本当にどうしたら片付けが進むんだろうと、暗たんたる気持ちになる。遺体も多数埋まっているだろうから、ひとつひとつ丁寧に取り除かなければならない。何年後に復旧するのだろう。

自然災害に対して人間は、いかにちっぽけで、無力なのか、痛い目に遭っても辛い目に遭っても、それでもこの地球上で生きて行かなければならないのだ。

自粛というが私は無理に自粛している訳ではない。楽しい事をする気持ちになれないのだ。毎日何回も続く大きな余震、収束の兆しも見えない原発、避難所の暮らし、農業、漁業、産業の崩壊など、テレビで見ていると、この先日本はどうなるのかと心配と不安で、贅沢をしようとか、旅行や買い物をしようという気になれないのです。

直接、被災者でない私が元気をなくしてどうするって思うのですが、あの困窮状態を見ると、前途多難に思い、悲観的になってしまいます。

義援金を早く役立てて

ニュースを見ると被災者の方達は仕事も家も家族も無くし、これから、どうやって生活を立て直そうと思案にくれている。「頑張って」と言われても、先立つものがなければ前へは進めない。会社が流され自分たちの生活も、ままならない経営者が従業員にお見舞い金を渡していた。その経営者が貸付の相談に行っても規則があるらしく、書類が揃わないとだめだと言う。この大災害の緊急時にそんな規則は外して、臨機応変に対処出来ないものだろうか。

皆の思いが込められている義援金を早く有効に役立ててほしい。そして被災者
の方々が暖かい生活に一日でも早く戻れますように、希望の光が見えますように。