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大善人へ身魂磨き

七支刀と七つの大罪

以前、七支刀について書きました。神功皇后に縁のある七支刀をはじめてみたときに、これは何を意味しているんだろうと思いました。



7つの大罪と関係あるのかなと思ったりしました。7という数字も、8という無限の直前の数で、無限を極の先とすると、7には8に入る前の禊ぎだったりして。


七支刀が何のために作られて、何を意味するかは不明のようです。

祝詞は能理刀と漢字があてられます。神に通じる言葉(祝詞)と同じく刀にも理に能う何かがある気もします。


ダンテの代表作「神曲」の煉獄(れんごく)篇で、七つの大罪が表現されています。煉獄と聞けば、鬼滅ファンは煉獄杏寿郎を思い浮かべるかもですね。




カトリックで煉獄とは、天国には行けなかったけれど、地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところとされていて、

苦罰によって罪を清められた後、死者の霊が天国にはいる前に、火によって浄化されるという天国と地獄との間にある場所のようです。


この罪が大きくわけて7つあり煉獄には下から登ると順に七つの冠(頂上)があり、生前になした罪を浄めつつ上へ上へと登り、浄め終えるとやがては天国に到達するそうです。




その罪を紹介します。今からでも遅くない。思いあたるとこあれば、悔い改めて生きたいですね


第一冠 高慢者 「傲慢の罪」

生前、高慢の性を持った者が重い石を背負い、腰を折り曲げます。


褒められたり自分の良い時ほど気をつけないとです。高慢は7つの中の一番の大罪。謙譲の精神を持つのは大切ですね。


第二冠 嫉妬者 「嫉妬の罪」

嫉妬に身を焦がした者が、まぶたを縫い止められ、盲人のごとくなります。


嫉妬の感情は目に関係があるんですね。


第三冠 憤怒者 「憤怒の罪」

憤怒を悔悟した者が、朦朦たる煙の中で祈りを発します。


憤怒は、煙の中で反省。火🔥は周りも自分も焼き尽くし環境を悪くします。浄化には鎮火したあと時間もかかります。鎮心して静かに祈る、これが浄化になる気がします。


第四冠 怠惰者 「怠惰の罪」

怠惰に日々を過ごした者が、ひたすらこの冠を走り回り、煉獄山を周回します。


怠惰は惰性でもあり、慣性です。グルグルループ。だからこそ、煉獄の厳しい山が用意され、鍛錬による改心をということかな。


第五冠 貪欲者 「強欲の罪」

生前、欲が深かった者が、五体を地に伏して嘆き悲しみ、欲望を消滅させます


欲の種類も色々。5体にかかわります。欲は、大なり小なりあるかもですが、行き過ぎやすいのも欲なのかもですね。第六、七の罪も欲のうち三大欲求の二つ。欲がどれほど多岐に渡るかを思い知ります。


第六冠 暴食者  「暴食の罪」

暴食に明け暮れた者が、決して口に入らぬ果実を前に食欲を節制します


節度ある食事を。


第七冠 愛欲者 「色欲の罪」

不純な色欲に耽った者が互いに走りきたり、抱擁を交わして罪を悔い改めます


色欲の色。色仕掛けの色。この色により大切なものを壊したり傷つけたりはよく聞きます。

色即是空。空即是色。

完全に悟りわかるようになりたいものです。😌



七つの大罪が浄化されると、山頂に上ることが出来るようで、山頂は、地上楽園( 常春の楽園)で、煉獄で最も天国に近い所で、かつて人間が黄金時代に住んでいた場所であり、ここから、天国に行けるらしいです。


7つの大罪は、調べれば調べるほど、色んな国や、宗教でも古今東西語られています。ということは、肉体を持って生まれた人が陥りやすい人間の共通の落とし穴かもですね。


自分に当てはまるいずれかの芽がでたらそんな罪は七支刀で切ってしまおう。😊反省反省の繰り返し。


また、自分の中の、散りやすい悪い気を削ぎ落とし、真ん中に良い気をあつめ、一つになったとき、理に適う本当の一本刀のような真っ直ぐな自分になるのかもなぁなんて思いました。☺️


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