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ギターと音楽に関する雑感

焼肉 六六六(むつみ)

2023-04-22 | グルメ

四谷で最近よく行く焼肉「六六六(むつみ)」の紹介です。


ひとりでも気兼ねなく座れるカウンターと、少人数で楽しみたい個室が両立しています。とにかくキレイで雰囲気は抜群。店員さんは和装で上品さが際立ち、しかも別嬪さん。カウンターでは店員さんが焼いてくれて会話も楽しめますので、ひとりでも食べログで安心して予約できます。

店主さんは、今の店舗の立地等を考慮して、お客さんの求める質とサービスを常に考えていらっしゃいました。まだスタートして半年ですが、四谷大好きな身としては機会ある毎に伺いたいお店です。ちなみに、六六六さんがオープンする前は「極肉不破」→「焼肉赤味ふわ」というお店だったそうです。

【至高の黒毛和牛タン】
 このタンは、海外産なら切り落としてしまうかもしれない赤い部分もちょっとだけ一緒に出てきました。店主さん曰く「捨てるところがない」というのも頷ける味で、「今日のおすすめ」として提示されました。さすがに2本の血管があるタン下は(この時は)なさそうでしたが、あっても血抜きされていれば食べてみたい!と思える味でした。なんだろう、赤い部分って(海外産は)肉味に乏しいと思えますけど、これはあります。
 風味としてレモンも添えられていましたが、塩の下味だけで十分。少し長めにカットされた薄切りなので、折って食べれば厚切りとも言えるかな。
 ちなみに、最初から厚切りの食感を求める方は「厚切り上タン塩」もおすすめです。

黒毛和牛タン(2023年2月)

厚切り上タン塩(2022年10月)

 

【極上レバー】
 これも早々に「今日のおすすめ」で提示された品です。もちろん生はダメなので表面を焼いて、ゴマ油+塩+ニンニクの特製ダレでいただきました。なんか懐かしい味、と言ったら怒られるのか分かりませんが…今となっては表面をしっかり焼いて食べた方がおいしく感じました。
 レバーの表面には味付もされていて、臭みも感じず、中はサクッとした食感で厚さも適切。タレに含まれるニンニクはかなり細かくすられていて、粒塩のざらつきも皆無。それぞれの味をしっかり主張させながらもまろやかになるように調合されているのが分かります。

極上レバーとタレ(2023年2月)

 

【壺漬けヤンニョンカルビ】
 六六六さんのカルビは、三角バラやザブトンなどの部位ではなく、カイノミかササミを使っているそうです。特上カルビはカイノミ。今回のヤンニョンカルビはササミ、という位置付けかな?
 最初の訪問時に頼んだ特上カルビは、カルビに対して私が個人的に感じる、いわばアブラの「ギラツキ感」が少なく、むしろロースの食感に近かったので、店主さんに聞いたら「カイノミ」ということが分かりました。これはお店のこだわりなのでしょう。カイノミはアバラの中でも肩寄りではなく中心のフィレに近いので、上品な味わいです。
 で、今回のヤンニョンカルビ。店主さんからヤンニョンという言葉の意味を教えていただきました。上品な味付けの品が多い中、これはちょっと大衆的な味付けをしているし、ササミを使っている肉自体もカイノミより若干のギラツキがあるし、リーズナブルで満足度の高いものでした。

和牛特上カルビ(2022年10月)

壺漬けヤンニョンカルビ(2023年2月)

 

【炙り俵ユッケ】
 お店の看板的なメニューかもしれません。俵の形になったユッケを少し炙って肉の本領発揮、という感じです。三種の食べ比べはできませんでしたが、いずれ挑戦したいです。

炙り俵ユッケ(2022年10月)

 

【メニューにないおすすめ】
 どこの部位だったか…サーロインだったかな、メニュー表にはない品をいただきました(レシートには「その他フード」と記載)。質の良いロース、という感じです。

メニュー無しおすすめ品(2022年12月)

 

【ホルモンお任せ盛り】
 ホルモンのお任せは、この時はたぶんテッチャン(大腸)とミノとレバーだったと思います。テッチャンは当然ながら新鮮な脂もふんだんに乗り、間違いありません。テーブルに備え付けの塩とコショウを適度につけて食べるのが良かったです。

ホルモンお任せ盛り(2022年12月)

 

【むつみサラダ】
 一人なので「小」にしてもらえました。多色で見た目も良いです。

むつみサラダ小(2022年10月)

 

【つけダレ・薬味】
 つけダレ(写真なし)はダシが効きつつもサラッとした味です。これって巷で言われる「洗いダレ」の一種でしょうか。
 慣れてなかったせいか、最初はおや?っと思いました。肉の質が良いので、テーブルに備え付けてある塩を少々、それにワサビや柚子胡椒でアクセントをつけることで満足できましたが、これは、先述した壺漬けのヤンニョン系メニューに合うのかもしれません。今度行ったらもう少しこのあたりを勉強しようと思います。

薬味(2022年10月)

 

【ビール】
 ビールは「アサヒ熟撰」がデフォルトで、その他にも缶で珍しいのも揃えています。ビール好きとしては飽きずに楽しめそうです。

アサヒ熟撰(2023年2月)

ビール(バリエーション)

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焼肉 「名門」 四谷三丁目(新宿区舟町)PART1

2020-01-13 | グルメ

このブログの趣旨とちょいと異なるグルメの話です。

都内に出かけたときには荒木町にある「テキサスフラッド」というバーにちょくちょく行っていることもあり、その近くにある「名門」と「羅生門」という焼肉屋さんには以前から興味がありました。

記憶をたどると羅生門さんには一度行ったことがありましたが、CSのCX系で放送している「寺門ジモンの肉専門チャンネル」で紹介された名門さんのコース内容があまりにも衝撃的だったので、門をたたいてみることにしました。

僕は焼肉店に一人で行くことが多いので、名門さんの常連贔屓に不安感はありましたが、行ってみると取り越し苦労でとても楽しめました。何度か行った様子をPART1と称して書いてみます。肉専門チャンネルで得た情報も交えますので、名門さんにこれから行こうと思っている人の参考になればと思います。

 

時は2019年3月。何の予約もせずに行ったのが最初。そこから2020年1月まで、友達を誘ったり一人で行ったりと、結構何度も行きました。都内に泊まるときには、何とかして立ち寄ろうとしています。

最初に頼んだのは「センマイ刺し」。メニューには「赤センマイ」としかありませんでしたが、深く気にせず頼んだところ、出てきたのは、肉チャンネルで見たようなタイプではなかったのですが、それでも普通の店で出るセンマイ刺しとは全く違って、結構肉厚です。

通常は辛めの味付けがしてある酢味噌がタレとして出てきますが、何度か通ったら、酢味噌に加えてSTSS(スーパー・トップ・セクシー・ソース)付で、厚切り、しかも塊のセンマイ刺しを出してもらえるようになりました。それがこちら。

もっと寄った写真をば。

最初に出してもらったセンマイ刺しも十分に肉厚で美味しかったんですけど、これは別格。他の店のセンマイ刺しでは満足できなくなります。

STSSは、昔は「スーパー・トップ・シークレット・ソース」だったようですが、「シークレット」がいつしか「セクシー」に変わったそうです。STSSを出してくれるようになったということは、それなりに認めてもらえたということかな?

ちなみにSTSSは、ゴマ油、ニンニク、塩と醤油で出来ていて、その配合内容は明かせないそうですが、昔、レバ刺しによく使われていたゴマダレを想像してもらえると近いかなと思います。ただ、一般的なゴマ塩タレよりも塩が油になじんでいてざらつきが一切ありません。とてもまろやかです。

 

そして、名門さんといえばホルモン。メニューでは「大腸ホルモン」「小腸ホルモン」に分かれています。大腸は、他の店でよく呼ばれる「テッチャン」。発音でいうと本当は「テジャン」だそうです。通常はみそだれですが、何度か通うと「塩にしますか?」と聞いてもらえます。

上の写真は、ある時ヤッキーさんがひと切れだけ差し入れしてくれた「絶倫コース」仕様の大腸ホルモン(シマチョウ)。これはモノが違う。脂の新鮮度が違う。

 

普通に(それでもしばらく通ってから)塩の大腸ホルモンを頼むとこんな感じです。皮は厚めでも不思議と気になる硬さはなく、個人的に程よい食感です。

 

そして小腸ホルモン。基本はミソダレ。他の店でいう「マルチョウ」。皮を割いているのでコロコロではなく、脂身が出ています。

何ら臭みもなくマジでおいしい。大腸に比べて皮が薄いので食べやすく感じるかもしれません。その小腸ホルモンが究極の形になったのが「スーパーホルモン」です。

さすがに一人で頼むわけにはいかないため、予約し複数名で行った2回だけ。絶倫コースでなくても、常連にならなくてもスーパーホルモンは注文できます。これを食べると他の牛ホルモン全てがかすむといっても過言はないくらいの絶品です。2人以上で行ったら必ず頼むべし!

学生時代の同期と3人で行ったとき、ヤッキーさんに焼いてもらいました。これは自分たちで焼くのはご法度。ハサミで切って盛り付けるまで全てヤッキーさん任せです。

ヤッキーさん曰く、食べるギリギリまで切らない方が、切った面が新鮮でおいしいとのこと。それと、焼肉の原点として味噌ダレを薦めていました。名門さんでは、八丁味噌をベースに三温糖と黒糖を赤ワインで炊き上げているそうです。

 

次に上ロースです。

この見た目は完璧なんですけど、焼き過ぎると少しパサついてしまうのでご注意を。程よければ上品なうまさが広がります。

比べて、下の写真の上カルビはジューシーでとろけるようなおいしさ。こうした見た目のカルビって、中にはハズレで硬めの食感のものもありますが、そんな心配は名門さんでは一切なし。とてもよく吟味されたお肉を仕入れていると思います。

もしかしたら、上カルビは常連とそうじゃない人とで切り方と出し方にちょっと違いがあるかも。また、その時の仕入れによっても違うかも。下の写真も上カルビでしたが、サシの入り方に微妙な差が。肉チャンネルでみたコースでいうところの、上は「三角バラ」で、決めサシ「DOPINK ドピンク」。下が、三角バラの肩寄りにある「ザブトン」かもな~。基本は同じ流れをくむ肉だそうです。

この長い肉を「くるりんぱ」で口に運ぶのが流儀(寺門さんチーム)。弱火で長時間放置せず、短い時間に強火で焼いて表面コーティング。これで肉汁を閉じ込めて甘みが出るそうです。

上ロースと上カルビは2,500円。一人前で2,500円を高いと感じるか安いと感じるか、好みは分かれるでしょうが、この肉質と肉味なら非常に妥当な値段だと私は思います。

ビールは、生ビールが残念ながらサントリーであるため、私は瓶のスーパードライを頼みます。焼肉に合いますね~。

1回の合計金額は、センマイ刺し+精肉(上ロースor上カルビ)+ホルモン(大腸or 小腸)、それに瓶ビール2本で7,000円程度。その他一品料理を追加すれば8,000円くらい。もちろん頼むものやお酒の量、それと一緒に行く人によっても違うので、今までの経験では5,000円~9,000円というところ。その値段に見合う満足感は十分にあります。

去年(2019)から通い始めた名門さん。今回はここまでにして、次回以降に違うメニューを紹介します。

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