四谷で最近よく行く焼肉「六六六(むつみ)」の紹介です。
ひとりでも気兼ねなく座れるカウンターと、少人数で楽しみたい個室が両立しています。とにかくキレイで雰囲気は抜群。店員さんは和装で上品さが際立ち、しかも別嬪さん。カウンターでは店員さんが焼いてくれて会話も楽しめますので、ひとりでも食べログで安心して予約できます。
店主さんは、今の店舗の立地等を考慮して、お客さんの求める質とサービスを常に考えていらっしゃいました。まだスタートして半年ですが、四谷大好きな身としては機会ある毎に伺いたいお店です。ちなみに、六六六さんがオープンする前は「極肉不破」→「焼肉赤味ふわ」というお店だったそうです。
【至高の黒毛和牛タン】
このタンは、海外産なら切り落としてしまうかもしれない赤い部分もちょっとだけ一緒に出てきました。店主さん曰く「捨てるところがない」というのも頷ける味で、「今日のおすすめ」として提示されました。さすがに2本の血管があるタン下は(この時は)なさそうでしたが、あっても血抜きされていれば食べてみたい!と思える味でした。なんだろう、赤い部分って(海外産は)肉味に乏しいと思えますけど、これはあります。
風味としてレモンも添えられていましたが、塩の下味だけで十分。少し長めにカットされた薄切りなので、折って食べれば厚切りとも言えるかな。
ちなみに、最初から厚切りの食感を求める方は「厚切り上タン塩」もおすすめです。
黒毛和牛タン(2023年2月)
厚切り上タン塩(2022年10月)
【極上レバー】
これも早々に「今日のおすすめ」で提示された品です。もちろん生はダメなので表面を焼いて、ゴマ油+塩+ニンニクの特製ダレでいただきました。なんか懐かしい味、と言ったら怒られるのか分かりませんが…今となっては表面をしっかり焼いて食べた方がおいしく感じました。
レバーの表面には味付もされていて、臭みも感じず、中はサクッとした食感で厚さも適切。タレに含まれるニンニクはかなり細かくすられていて、粒塩のざらつきも皆無。それぞれの味をしっかり主張させながらもまろやかになるように調合されているのが分かります。
極上レバーとタレ(2023年2月)
【壺漬けヤンニョンカルビ】
六六六さんのカルビは、三角バラやザブトンなどの部位ではなく、カイノミかササミを使っているそうです。特上カルビはカイノミ。今回のヤンニョンカルビはササミ、という位置付けかな?
最初の訪問時に頼んだ特上カルビは、カルビに対して私が個人的に感じる、いわばアブラの「ギラツキ感」が少なく、むしろロースの食感に近かったので、店主さんに聞いたら「カイノミ」ということが分かりました。これはお店のこだわりなのでしょう。カイノミはアバラの中でも肩寄りではなく中心のフィレに近いので、上品な味わいです。
で、今回のヤンニョンカルビ。店主さんからヤンニョンという言葉の意味を教えていただきました。上品な味付けの品が多い中、これはちょっと大衆的な味付けをしているし、ササミを使っている肉自体もカイノミより若干のギラツキがあるし、リーズナブルで満足度の高いものでした。
和牛特上カルビ(2022年10月)
壺漬けヤンニョンカルビ(2023年2月)
【炙り俵ユッケ】
お店の看板的なメニューかもしれません。俵の形になったユッケを少し炙って肉の本領発揮、という感じです。三種の食べ比べはできませんでしたが、いずれ挑戦したいです。
炙り俵ユッケ(2022年10月)
【メニューにないおすすめ】
どこの部位だったか…サーロインだったかな、メニュー表にはない品をいただきました(レシートには「その他フード」と記載)。質の良いロース、という感じです。
メニュー無しおすすめ品(2022年12月)
【ホルモンお任せ盛り】
ホルモンのお任せは、この時はたぶんテッチャン(大腸)とミノとレバーだったと思います。テッチャンは当然ながら新鮮な脂もふんだんに乗り、間違いありません。テーブルに備え付けの塩とコショウを適度につけて食べるのが良かったです。
ホルモンお任せ盛り(2022年12月)
【むつみサラダ】
一人なので「小」にしてもらえました。多色で見た目も良いです。
むつみサラダ小(2022年10月)
【つけダレ・薬味】
つけダレ(写真なし)はダシが効きつつもサラッとした味です。これって巷で言われる「洗いダレ」の一種でしょうか。
慣れてなかったせいか、最初はおや?っと思いました。肉の質が良いので、テーブルに備え付けてある塩を少々、それにワサビや柚子胡椒でアクセントをつけることで満足できましたが、これは、先述した壺漬けのヤンニョン系メニューに合うのかもしれません。今度行ったらもう少しこのあたりを勉強しようと思います。
薬味(2022年10月)
【ビール】
ビールは「アサヒ熟撰」がデフォルトで、その他にも缶で珍しいのも揃えています。ビール好きとしては飽きずに楽しめそうです。
アサヒ熟撰(2023年2月)
ビール(バリエーション)