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ギターと音楽に関する雑感

千明守(椎名守)先生

2018-05-26 | 日記・エッセイ・コラム

千明守(椎名守)先生

私が代ゼミに通い始めた時、先生が初回の授業で「『ちぎら』は発音しにくいから、予備校講師としては変えた方がいいよ、ってアドバイスをもらったので『しいな』に変えたんだ」とおっしゃっていました。まだ変えて間もないころだと思います。

以前のブログでも書いたんですけど、私は古典文法への苦手意識を克服出来ないまま受験を終えてしまいました。

でも実は、椎名先生の授業とテキストに救われて合格できたのでは?と思う側面もありました。合格した学校と学部の試験では、古文がすんなり解けた気がしているんです。

それは、特に直前講習会の『決戦! 勝つための古文』という授業を聞いて、テキストに載っていた単語、文学史をがむしゃらに覚えたことが功を奏したのかもしれません。

椎名先生は、一見線が細いように思えました。確かサテラインの夏期講習かで「これはサテライン講習の初日で…僕はいま、すごく緊張してます。カメラで写されると困るんですけど、足が震えているんです」と告白されていました。

ところが実際の授業は情熱的。雑談も情熱的。夫婦喧嘩をして奥さんが実家に帰ってしまったときに、花を持って謝りに行ったこととか。先生の地元が群馬県であることも相まって、私はとても親近感を持っていました。

そんな先生が2014年の大晦日にお亡くなりになられていたことを、つい最近まで知りませんでした。

どんなご病気だったのかは分かりませんが、非常に研究熱心な方で、予備校講師をしながらも研究を続け、徹夜をしてしまうことも雑談で聞いていたので、その頑張りすぎが何かしら影響してしまったのではないかと想像してしまいます。

http://pr.kokugakuin.ac.jp/event/2013/03/19/134442/

上のページで見ると國學院大學での学位授与式が2013年3月でした。まだお若かったのに、残念でなりません。

今は感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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