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ギターと音楽に関する雑感

Gibson B-25

2012-04-23 | 楽器

Gibson B-25

シカオちゃんを好きになりしばらく経って、Gibson B-25がやたらとカッコよく思えたのが2005年。スポット的にB-25が復刻生産されていることは知っていましたし、高崎のロックインでも試奏させてもらったこともありますが、当時はネック幅の狭い通称「ナローネック」型の復刻だったので、個人的には買うのをためらっていました。

ですが、レギュラーネックで、しかもヒストリックコレクション「HC 1960s B-25」として復刻されることが決まったのが2006年末、心が揺れ始めました。買うべきかどうか・・・。 

002b25

悩んでから1年、山野楽器がGibsonの代理店を降りるという報が。しかも、山野さんが降りた後の製品はメチャ高くなってしまうという話を聞き、慌てて探し、2007年末、御茶ノ水の2店で弾き比べをした結果、下倉楽器で購入しました。

001b25_6慎重に選んだせいもありますが、メチャ良いです。何がいいって全部なんですが、ルックスでいうと、指盤のローズウッドのうねり方。このギターの最大の特徴です。

2009年、アコギ用ピックアップ「Rare Earth(HUM)」が、試奏取り付け経験ありの現品限り激安で売っていたので、B-25用に突如買ってしまってから数ヶ月。重い腰を上げて、ジャックの加工とネックヒールのストラップピン取り付けの作業を太田のウッドストックさんに依頼しました。

003b25_2 004b25_2

生音は中音域のハリが強く、ドンシャリとは無縁の音なので、Martinのような繊細でキレイな音とは明らかに違います。爽やかなアコギの音を期待することは全く出来ませんが、それでも欲しかったのは、それ相応の「えげつない」音の個性と、ストロークをしたときの音のカタマリ具合。これはこれで、僕は気に入っています。

ライブでは「YAMAHA AG-STOMP」との組み合わせで使っています。いわゆるアコギらしさを追及すると、ミドルを引っ込めた方が感じは出ますけど、このさじ加減が難しい。自分なりには、生音のイメージに近い音作りをしているつもりです。

 

今でも生産は続いていて、私が買った直後には7~8万円くらい高くなったのですが、この円高のせいか、もしくはギブソンジャパンの戦略か、私が買った時と同じくらいにまで売価が下がってきました。

でもなんとなく、「山野楽器最後のオーダー&検品ギター」という意識を持って、大事に使っていきたいと思います。

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Stevie Ray Vaughan -Testify-

2012-04-21 | 音楽

Stevie Ray Vaughan -Testify-

 

テスティファイといえば、僕が先輩の演奏を目の当たりにしてSRVを知ったきっかけの曲であるし、PARLIAMENT(67年当時はTHE PARLIAMENTS)のカバーであるということを当初から疑ってませんでした。

 

だって、僕の持っているCDには、クレジットで「G.Clinton/D.Taylor」とレーベル面に印刷してあるし、ライナーノートには「スティーヴィー・レイ・ヴォーンのためにジョージア・クリントンが書き下ろした曲のようだ」とまで書かれていたんだし。今思えばジョージア・クリントンってのもおかしな話だけど。

 

思い込みは怖いもので、実際にPARLIAMENTの「Testify」を聴いて、いったいどこをどうカバーしているのか、関連要素を聞き取れなかったのに「キメのホーンのリズムか・・・とにかくどっかをちょっとだけ引用しているんだろう」と、確証なく勝手に結論付けていたのですが、今となっては恥ずかしいですね・・・。

 

Stevie Ray Vaughan 「Testify」

http://www.youtube.com/watch?v=DSCXOwqMOc4

 

The Parliaments 「(I Wanna)Testify」

http://www.youtube.com/watch?v=YAR6BBQO8-k

 

2011年2月13日、レイヴォーンの本を読みあさり、ウィキペディアも読んでいて「Testify」のリンクをクリックしたら、アイズレー・ブラザーズのページに飛んでこんな文にぶち当たってしまいました。

 

Some album editions and guitar tablature books wrongly credit "Testify" to George Clinton and D. Taylor, although they wrote the unrelated Parliament song of the same name (sometimes called "I Wanna Testify").

 

さらに調べると、アルバム「テキサス・フラッド」の解説ページにはこんな付け足しも。

 

Some album editions and guitar tablature books wrongly credit "Testify" to G. Clinton and D. Taylor, but it is actually an Isley Brothers cover. The original recording was released in 1964 and features Jimi Hendrix on guitar. There is an unrelated Parliament song of the same name (sometimes called "I Wanna Testify") written by G. Clinton and D. Taylor. Other versions simply say "writer unknown".

 

なんじゃー! と思ってYouTubeで調べたら・・・(更新)

http://www.youtube.com/watch?v=usP3yLGru1Y

TESTIFY PTS. 1 & 2 - THE ISLEY BROTHERS & JIMI HENDRIX

http://www.youtube.com/watch?v=FUdYp-6a4RA

 

ジミヘンがアイズレーのバックで弾いていた時の曲だと?

確かに「あの」リフが聴こえますし、どうやらアイズレーの曲が正しいようです。

じゃ、なんでテキサスフラッドのクレジットが間違ってんの?

 

そこにどんな経緯があったのか、知っている人がいたら教えてください。

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