最近、我が国のニュースでは殺傷事件だけでなく遺体を損壊する凶悪犯罪が多発している。
遺体を損壊する動機は様々なんだろうが、このような猟奇犯罪が多発する背景の一つに「アニメによる影響」があるのは決して否定はできないだろう。
私が考えても「この作者のアタマ大丈夫か?」と思う作品もあるのは否定できない。
問題は「視聴者がその作品をどう受け止めてどう感じるか?」に尽きる。
フィクションであり「現実にはあり得ない」という前提として視聴するのならばいいが「猟奇に慣れる」「猟奇に憧れる」とかになるともはや凶悪犯罪者の道をまっしぐらになる。
今や10代だけでなく20代、30代、はたまたその上の世代(俗に言うテレビっ子世代)でも「自分が正義と考えるならば殺傷も正義」と考えてしまう人たちが意外にいるのがちと不安だ。
殺傷事件だけでなく不倫も動物虐待も正義と考えてしまう人がいるのはいささか恐ろしい。
安易な二次元論(善か悪か)に囚われすぎてしまうとコミュニケーションが崩壊してしまう。
ただ、アニメやドラマ、映画などを規制しろとは言ってない訳で世情や人の道に合わせた作品にして欲しいと願うだけ。
確かにバトル物やアクション物は面白いのだが、虫ケラのように殺された兵士や非戦闘員の女、子どもにもアナタと同じ人生があることもできるならば表現してほしい。
今はそれだけ「身体だけ大人」の人が多いのかもしれないね。