火曜日の休みに、鬼嫁と鬼娘2号で孫守のため、「養浩館庭園」に行った。
僕達が幼少の頃は、ここは「おせんすい」と言う池で、定かでは無いが、魚釣りをしたり出来たはずだ。
魚釣りが出来たのか、隠れてやっていたかは覚えが無い・・・
久しぶりに行くと、面影があり懐かしかったが、本当に癒される時間だった。
そして、鬼嫁が
「誰が建てたの?」と聞くので
「ほんなもん大工さんやげ」と答えると回りの人も笑っていた。
そんな会話を昨晩の晩御飯中に話をしていると
長男が、学校のテストでどこかのお城について「誰が建てたお城でしょうか?」との問いに
「大工さん」と書いた事があるらしい・・・
3点問題だっが、バツでは無く、三角が付、1点は貰えたそうだ。
確かに問題が「誰が命じて建てたお城でしょうか」と表記すべきだな(笑)
さて、北信越を制した敦賀気比・・・
2日ほど前にネ申に電話を入れると
「ほんま奇跡でした」と笑っていたが
北信越代表としての明治神宮大会、1回戦は因縁の大阪桐蔭戦だ・・・
敦賀気比と大阪桐蔭が甲子園で初めて顔を合わせたのが
第96回夏の甲子園だ。
破竹の打撃率でベスト4に進んだ、準決勝
オールスター福井卒団生では、現御簗監督の長男、「翔」が6番ライトで2年生ながら平沼翔太が7番エースで、そして山本皓大が
8番センターで出場していた。
試合前日、現地トレーナーに電話をすると、丁度平沼翔太を連れマッサージの帰りだと・・・
翔太と暫く話したが、「全然緊張してませんよ」だった。
試合は、壮絶だった。
1回表、御簗翔の満塁本塁打で5-0と突き放した感じだった。
しかし、恐るべき大阪桐蔭打線・・・2回には追いつかれ5-5
3回に又もや、御簗翔が2打席連続本塁打を放ち、6-5になったが
勝てる気がしなかった。
安打数は上回ったが9-15で準決勝敗退となった。
敦賀気比 御簗翔 『満塁ホームラン』(大阪桐蔭戦/第96回選手権大会・準決勝) - Bing video
試合レポート
大阪桐蔭vs敦賀気比第96回全国高校野球選手権大会 準決勝
レベルの高い技術の応酬と、情報戦。敦賀気比・平沼を攻略した大阪桐蔭
1試合最多ホームランは06年の智辯和歌山5本、帝京2本の計7本。それに並ぶのではないかという空中戦がこの日演じられた。
先行したのは敦賀気比。
1回表、1死後、2番下村 崇将(3年)、3番浅井 洸耶(3年)、4番岡田 耕太(3年)が3連打して1死満塁。このチャンスに5番峯 健太郎(3年)が左前にタイムリーを放って先制。さらに満塁から6番御簗 翔(3年)があっと驚く満塁ホームランを放って5点を先制する。
しかし、大阪桐蔭はこんなことで揺るがない。
1回裏、先頭の1番中村 誠(3年)が2ボール後の3球目ストレートを振り抜いて左中間スタンドに放り込む。この一発が大阪桐蔭ベンチを活気づける。
2番峯本 匠(3年)が四球で歩き、3番香月 一也(3年)の左前打で一、二塁、4番正随 優弥(3年)がバントで送って1死二、三塁とし、5番は2回戦の明徳義塾戦(試合レポート)以来の5番に座る森 晋之介(3年)。
森が初球の123キロスライダーを振り抜くと打球は一塁線を激しく抜く二塁打となり、2人の走者を迎え入れ、点差はあっという間に2点差に詰まる。
2回には2死から1番中村がストレートの四球で歩き、2番峯本が1ボールからのストレートをおっつけて左中間に同点となる2ランを放つ。
こうなると大阪桐蔭ペースと思いがちだが、敦賀気比は3回に6番御簗が2打席連続のホームランをライトスタンドに放り込み1点勝ち越す。
敦賀気比に行きかけた流れを強引に引き戻すような大阪桐蔭の波状攻撃が行われたのは4回裏。
8番福田 光輝(2年)が中前打で出塁、9番がバントで送って1死二塁とし、1番が倒れて2死になるが、2番峯本が同点タイムリーをセンター前に放ったのに続き、3番香月が四球で歩いて一、二塁。
この場面で正随が二者を迎え入れる三塁打を右中間に放ち、続く5番森が2ランホームランをライトに放ち、試合の流れは完全に大阪桐蔭のほうに傾いた。
このとき、私の携帯に一通のメールが入る。野球関係者I氏からのもので、そこには「平沼の球種別のクセ、見抜いている感じ」とあった。
話は試合後に飛ぶが、大阪桐蔭関係者にこのクセ盗みのことを聞くと、敦賀気比の先発・平沼 翔太(2年)のセットポジションのときの腕の位置でカットボール、落ちる系、ストレートの癖がわかっていたという。なるほど、と納得した。大阪桐蔭各打者のスイングが明らかに確信に満ちていたからだ。
試合に話を戻すと、敦賀気比は5回表に8番山本 皓大(2年)がタイムリー、9番中本 貴大(3年)の二塁打で2点入れ、スコアを8対10とし、試合の行方は依然として混沌としていた。
しかし大阪桐蔭は6回に1番中村が四球で歩き、2番峯本のとき平沼が暴投を2つ続け、中村は難なく三進。峯本が四球で歩いて一、三塁となり、3番香月が左中間を破る二塁打で2点追加。
2死後、走者三塁のときには6番青柳 昴樹(2年)のショートゴロを浅井が一塁に送球エラーし、勝負は決した。
大阪桐蔭の先発・福島 孝輔(3年)は15安打、9失点されながら9回を完投し、責務をまっとうした。
見事だったのは2回以降、敦賀気比のクリーンアップにヒットを1本しか許していないこと。1回は3人に3連打されたのになぜだろう。
1回はスライダーの落ち込む位置が明らかに高かった。それが2回以降、低くなった。具体的にはくるぶし辺りに落ちるようになった。このボール球を1回と同じ意識で浅井、岡田、峯は振り続け、凡打を重ねた。敗因の1つと言っていい。
試合後、平沼は「福井県民に申し訳ない」と涙にくれたが、よく投げた。個人的にはレベルの高い技術の応酬と、情報戦の背景もわかり、今大会でも強く印象に残る試合になった。ご苦労様と言いたい。
(文:小関 順二)
これが試合リポートだが、大阪桐蔭の偵察舞台の凄さが判った試合だった事を覚えている。
そして、2度目の決戦が
第87回センバツ高校野球準決勝だった。
皆様もご存知
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
敦賀気比 | 4 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 11 |
大阪桐蔭 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
圧倒的勝利で決勝に進み、福井県初の大優勝旗を持ち帰った戦いだった。
あれから、7年ほどの歳月が過ぎたが、ここで
又もや敦賀気比VS大阪桐蔭戦が繰り広げられるようだが
正直、ネ申が 奇跡と言うように、戦力的には厳しい試合になるだろう。
しかし、借りを返すのが敦賀気比野球・・・本番のセンバツにはどれほど育成できているかが楽しみだ。