bon voyage!

ボディボーダー・ママののんびりオーストラリアライフ

NZに引っ越しました

2019-04-21 | 海外 子育て
久しぶり〈何年ぶりか?!)の書きコ。

実は昨年、愛しのオーストラリアを離れ、ご近所さんのニュージーランドに引っ越しました
ずっと「あんな田舎無理!」と思って拒否していたNZ移住でしたが、いざ来てみたら、
すっごい快適で、人もものすごく優しく、自然が豊富で、すごーーーくいい所!!!

若いころの私には向いてなかっただろうけど、今となっては最適な場所です。
今住んでいるネルソンという町は小さすぎず、大きすぎず、適度な都会。人口5万人なのに、やたらと日本人が多い!!
しかもみんなすごくいい人たち。
友達もすぐにできて、今はもう豪州に帰るのはちょっと考えられないくらい、こっちに馴染んでる。

一年半ここに住んで感動したのが、各季節のフルーツのおいしさ!
オーストラリアではマンゴーやスイカが年中美味しかったけど、
NZは独自の季節感に伴った旬の野菜、果物がたくさんある。
そしてなんと、普通にそこらへんに色んなフルーツの木がわんさか生えてるという!!

今、4月は秋真っ盛り。
日本と同じ味のNashi pears, Fuji applesや、NZ独自のフルーツ、フェイジョア(Feijoa)が旬な時期。

我が家はこのFeijoaが大好きで、20個くらい一気に食べてしまう。幸運なことに、友達や知らない人?からたくさんFeijoaをもらえるので、お店で買ったことは一度もない。
Feijoaはグァバの親戚で、キウイと同じくらいのサイズ。皮は硬く、中はゼリーのように柔らかい。半分に切って、スプーンですくって食べる。


先ほど書いた、知らない人からもらう、というのは「??」って思われるかもしれない。
なんで知らない人にもらうの?? それは…Honesty Boxという、これまた素晴らしいNZ独自のシステムで、
例えば、自分の庭にFeijoaの木があるけど自分はそれほど食べないので、無駄にならないようどうにかしたい。
そういう時に、家の外に棚かなにかを置き、そこに袋詰めにしたフルーツとお金を入れる箱を置き、値段を表示する。
すると通りかかった人たちが2ドルなり5ドルなり、現金をその箱に入れ、フルーツをもらっていく。
名前通り「正直の箱」、いや、「信頼の箱」と訳すべきか。





私はこれを初めて見た時、衝撃だった。これはNZの田舎町だからこそ成り立つシステムなのではないか…と思った。
(まぁ、日本でも確実に成り立つけど。)


ついでに話すと、実はそれのさらに上を行くシステムもある。
最近NZでは各地にCommunity Food Stallというものが設置されている。
古い本棚を改造した簡易式の物から、しっかりとした小屋を一から作った物まで、それぞれ見た目は違うのだが、目的は一緒。
地域の人々がそれぞれ余分にある食べ物(主にフルーツや野菜)をシェアする場所を提供することだ。





例えば林檎の木が庭にあり、林檎が取れすぎて食べきれない。その場合、近くのCommunity Food stallに置いていけば、違う人がそれを見て、「やった!林檎だ!」と思って喜んでもらっていく。 その人は代わりに大量のほうれん草を持ってきているかもしれない。
必ずしもSwapしなくてもいい。ただ余計な物があった時はシェアし、ない時は人に分け与えてもらう。
[Take what you need, give what you can]という素晴らしいコンセプトから成り立っている。


私は初めて隣町にあるCommunity food stallを見たとき、(またまた)衝撃を受けた。新鮮な野菜やフルーツ、さらにクッキーまであった。感動しすぎて、写真を撮りまくって、友達にシェアしまくった。

調べたところ、私の住む地域にちょうどCommmunity food stallが無かったので、何か月か考えた結果、自分でストールを運営しようと決意した。
問題は場所とStall本体をどうやって作るかだったが、運よく自分の子供が通う小学校のBack entranceの外に置かせてもらう許可を学校から得て、
さらにStallは、Op-shop(セカンドハンドショップ)で古ーい木造のキッチンキャビネットを$40でゲットし、友達の大工さんに改造してもらった。

数週間後には見事にStallを立ち上げ、運営開始!
時期によって何もない時もあるが、今の時期は林檎、Feijoa、レモン、葡萄などが置いてあることが多い。
今後もずっと活用してもらえれば嬉しいな、って思う。


では この辺でおやすみなさーい