「日本人: いつもカメラを持って写真を撮ってる」
これは外人が日本人に抱く典型的なイメージだが、
私は見事にその偏見を実証している。
オーストラリアでの一年間、私は海に入ってる時を除いては、
常にカメラをカバンに入れて持ち歩いてた気がする。
(本当は海から見る景色が一番いいシャッターチャンス
だったりするから残念だけど…)
オーストラリアでは、本当に自然の美しさにやられた。
もう、自然に対して膝まづき、「参りました!!」って言いたくなるくらい、
これでもかっ!って美しい風景に遭遇した。
そういう風景を目の当たりにしたとき、
私はどうしたらいいか分からなくなってしまう。
その瞬間に浸っていたいのに、
どうしてもカメラに収めたくなってしまうからだ。
その対象が夕日や虹、雲、人の笑顔、または、
みんなの心がひとつになったマッタリとした瞬間など、
刻一刻と変わってしまうものであると余計撮りたくなる。
自分だけがこんなにすごいものを見てるなんてもったいない!
永久に残したい!って思ってしまう。
私の写真好きは、母親譲りなのかもしれない。
私が小さい頃、母は常に私の写真を撮ってた気がする。
赤ちゃんの頃はいいが、小中学生になっても、
事あるごとに私や私の友達の写真を撮っていて、
さすがに友達もこの林家パー子っぷりには呆れ、
恥をかいたのを覚えている。
今でもたまに「写真慣れしてる」とか言われるが、
それは絶対、この幼少期の経験によって鍛えられた技だ。
当時はちょっと鬱陶しかったこれらの写真だが、
今になってみるとアメリカで過ごした貴重な日々を蘇らせてくれる宝物だ。
私にとっては当たり前のように送っていたアメリカでの生活のコマゴマが、
日本で育った母から見たら、とても新鮮に映ったのだろう。
だから、写真を撮らずにはいられなかったのかもしれない。
日本に帰ってきてからは、めっきり撮らなくなった母。
それを引き継ぎ、今度は私が写真にハマっている。
私も将来、自分の子供に写真を見せて、
「こんな世界があるんだよ」「こんな生き方もあるんだよ」って
伝えれたら最高だと思う。
「ママかっこいいじゃん!」って思ってくれたらいいけど…。
もしカメラがない時に、すごく魅力的な風景に出くわした時は、
小学校の校長先生がスピーチで言っていた言葉を思い出す。
「何かを絶対に忘れたくない時は、心の中のカメラでシャッターを押しなさい」
写真のように、モノとしては残らないけれど、確かに心に刻まれているはずだ。
photo: byron bay, australia
これは外人が日本人に抱く典型的なイメージだが、
私は見事にその偏見を実証している。
オーストラリアでの一年間、私は海に入ってる時を除いては、
常にカメラをカバンに入れて持ち歩いてた気がする。
(本当は海から見る景色が一番いいシャッターチャンス
だったりするから残念だけど…)
オーストラリアでは、本当に自然の美しさにやられた。
もう、自然に対して膝まづき、「参りました!!」って言いたくなるくらい、
これでもかっ!って美しい風景に遭遇した。
そういう風景を目の当たりにしたとき、
私はどうしたらいいか分からなくなってしまう。
その瞬間に浸っていたいのに、
どうしてもカメラに収めたくなってしまうからだ。
その対象が夕日や虹、雲、人の笑顔、または、
みんなの心がひとつになったマッタリとした瞬間など、
刻一刻と変わってしまうものであると余計撮りたくなる。
自分だけがこんなにすごいものを見てるなんてもったいない!
永久に残したい!って思ってしまう。
私の写真好きは、母親譲りなのかもしれない。
私が小さい頃、母は常に私の写真を撮ってた気がする。
赤ちゃんの頃はいいが、小中学生になっても、
事あるごとに私や私の友達の写真を撮っていて、
さすがに友達もこの林家パー子っぷりには呆れ、
恥をかいたのを覚えている。
今でもたまに「写真慣れしてる」とか言われるが、
それは絶対、この幼少期の経験によって鍛えられた技だ。
当時はちょっと鬱陶しかったこれらの写真だが、
今になってみるとアメリカで過ごした貴重な日々を蘇らせてくれる宝物だ。
私にとっては当たり前のように送っていたアメリカでの生活のコマゴマが、
日本で育った母から見たら、とても新鮮に映ったのだろう。
だから、写真を撮らずにはいられなかったのかもしれない。
日本に帰ってきてからは、めっきり撮らなくなった母。
それを引き継ぎ、今度は私が写真にハマっている。
私も将来、自分の子供に写真を見せて、
「こんな世界があるんだよ」「こんな生き方もあるんだよ」って
伝えれたら最高だと思う。
「ママかっこいいじゃん!」って思ってくれたらいいけど…。
もしカメラがない時に、すごく魅力的な風景に出くわした時は、
小学校の校長先生がスピーチで言っていた言葉を思い出す。
「何かを絶対に忘れたくない時は、心の中のカメラでシャッターを押しなさい」
写真のように、モノとしては残らないけれど、確かに心に刻まれているはずだ。
photo: byron bay, australia