The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

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卵巣嚢胞23Kg

2019-05-29 22:59:44 | がん

この医師が抱えている大きなものは、23キロもある卵巣嚢胞だ。米国アラバマ州在住の女性の腹部から摘出された。この話は、医者にかかったときに、自分の主張はした方がよい、という好例だ。

数カ月前のことだ。同州の州都モンゴメリーに住むカイラ・ラーンさん(30歳)は、腹痛、息切れを感じ始め、減量を試みているものの体重が激増してきていた。双子でも妊娠しているのかと、見知らぬ人に声をかけられるほどだった。

「息切れせずには、自分の車まで歩くことさえままなりませんでした」と、医者にも行ったが、減量するように言われただけだった。

ついには、痛みに耐えきれなくなり、ラーンさんの母親は娘を同市にあるジャクソン病院の救急処置室へと連れて行った。そこで検査をしたところ、不調の原因は巨大な卵巣嚢胞であることが判明した。正確には、粘液性嚢胞腺腫、良性の嚢胞性腫瘍だ。それほどまれなものではないが、この大きさのものは、確実に珍しい。

「このような症状をみたことはもちろんありますが、この大きさのものをみたのは初めてです」とグレゴリー・ジョーンズ医師はBuzzFeed Newsに答えている。「今まで見た中で、摘出した中で、最大級です」と続けた。ジョーンズ医師は、ジャクソン病院に勤務する産婦人科医で、施術した医師のひとりである。

良性ではあるものの、この大きさの嚢胞は、深刻な合併症を引き起こす。「大きな腫瘍を体内に抱えるということは、腹部コンパートメント症候群の原因となる場合があります」とジョーンズ医師は話す。

つまり、嚢胞からの圧力が大きいため、下肢への血流に影響を及ぼし、むくむのだ。尿の流れを妨げ、腸閉塞症を引き起こし、横隔膜が押されるため呼吸が困難になる。ついには、腎不全を引き起こす。ラーンさんは手術を受ける時点では、ひどいむくみを経験していた、とジョーンズ医師は話す。

嚢胞ができる特定の原因はなく、通常は自然と解決する、とジョーンズ医師は話す。だが、たまに液体が溜まっていき、風船のように大きくなるものがあり、ときにはオレンジくらいの大きさになるという。ラーンさんの場合は、それよりもさらに悪化する時間があっただけだ。

手術も終わり、ラーンさんは通常に戻っていくはずだ。文字通り、重しは外されて、手術前には着られなかった洋服を今では着ることができる。

「家に帰って、少し動けるようになったらすぐに、持っている洋服をすべて着てみました。最高でした」とラーンさんは答えた。

セカンド・オピニオンを求めたり、おかしいな、と思ったら声をあげたりすることを躊躇うべきではない好例だ、とジョーンズ医師は話す。

「ご自身の医療なのですから主張しないといけません。おかしなことがあったら、医師に話してみてください」と結んだ。

https://www.buzzfeed.com/jp/laurenstrapagiel/50-pound-ovarian-cyst-removed-woman-1

卵巣嚢胞

https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/939-2014-12-22-02-31-23

200 EJ5ri01R

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/22-女性の健康上の問題/婦人科における良性の異常/良性の卵巣病変

https://www.marianna-u.ac.jp/newobgyn/patient/007596.html

https://jsgo.or.jp/public/ransou.html

子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の問題点

 

 

 

 


学歴隠蔽の歯科医師

2019-05-24 11:48:08 | 歯科医師

歯科医師といっても、実はもらっている給料はピンキリ。また出身大学の偏差値も60超から30台までピンキリ……。いつも診てもらっているあの先生は果たして大丈夫だろうか。歯科医師10万4533人の現実を明らかにする。

■合格者は、優秀な人材ばかりか

 あるベテラン歯科医師は、次のように語る。

 「1969年、国は人口10万人に対し50人を目標に歯科医師を増やす方針を掲げていました。生活が豊かになるとともに増えた国民の虫歯に対処するには、それだけの“数”が必要と考えられていたわけです。その後、順調に歯科医師を確保できたところまではよかった。ところが、虫歯の予防が広く行き渡ったため歯科医師の診療を受ける子供は減っているのに、歯科医師の数は増え続けた。82年にはすでに過剰となることが懸念され、歯科医師の削減目標が閣議決定されるに至ったのです」

 2016年時点で歯科医師の総数は10万人を超えている。国民10万人に対し歯科医師数は約80人となる。巷では「コンビニより多い歯科医院」などと表現されるようになった。それゆえ、かつて目標として掲げられていた「10万人に対し50人」が適正かどうかは議論の余地もありそうだが、ともかく歯科医師を削減するうえで、それが1つの指標とされることがままあるという。

 このような“削減圧力”を反映してか、歯科医師国家試験の合格率は芳しくない。18年2月に行われた歯科医師国家試験の結果によると、受験者数は3159人、合格者数は2039人、合格率は64.5%だった。新卒と既卒を合わせて合格率90%を超えているのは国公立では東京医科歯科大、私立では東京歯科大のみ。半数以上が不合格という大学が3校もある。当然ながら“浪人生”も多いわけで、受験者数全体に占める新卒と既卒の割合は、およそ6:4だ。

 “狭き門”となっている歯科医師国家試験。そこをくぐり抜けた合格者なら、さぞかし優秀な人材ばかりだろうと思いたい。ところが、必ずしもそうとは言い切れないとの見方もある。そもそも歯学部は大学入試の難易度がかなり低下しているからだ。

 大手予備校の1つ、河合塾の難易度ランキングで見ても、偏差値50台がズラリと並ぶどころか、40台、30台などというのももはや珍しくない。もし、自分が患者として歯科医師にかかるなら、どの大学の出身者かが気になるほど、大学間で格差があるわけだ。

■「金持ち」と「貧困」の分かれ目とは

 歯学部に優秀な学生が集まらなければ、将来的に歯科医師の低下が懸念される。気になる受験生から見た歯科医師の魅力だが、現状はどうか。まず、歯科医は比較的開業しやすいと言われてきた。たとえ小さなクリニックでも、一国一城の主となれる点は見逃せない。実際、6割近くは診療所を開設したり医院を経営したりしている。

 ただし、東京商工リサーチが18年5月に発表した「2017年度『歯科医院』倒産状況」によると、23年ぶりに20件台になった。そして「歯科医院の倒産は小規模医院を中心に増加をたどる可能性が高い」とされているのだ。

 では、もう1つの大きな魅力であったはずの収入面はどうか。フルタイム勤務の場合、医師の平均年収が1233万円であるのに対し、歯科医師はそれより500万円近くも低い757万円である。しかも、これはあくまで平均。実際には2000万円以上の開業医が存在する一方、300万円台などといった歯科医師の例も珍しくないだけに、「貧困歯科医」と揶揄されるのもやむなしか。

 だが一方で、年収1000万円を超える歯科医師も多い。自営業者や経営者として診療所などを開業しているケースでは、自分の収入以外に「設備投資に備えて」などの名目で内部留保を蓄えている点も忘れてはならない。かつてのように「年収2000万円や3000万円は当たり前」とはいかないが、依然として高収入を“狙える”職業の1つであることは揺るぎないようだ。

■「投資を回収できるか、競争を生き残れるか」

 また開業している場合、経営難に陥らなければ定年を考えずに働き続けられる点も大きなメリット。65~69歳の平均年収が1190万円もあることがわかる。

 はたして、歯科医師の人生における収支はどうとらえたらいいものか。大学を選ばなければ歯学部に進学すること自体はさほど難しくない。ただし、私立なら6年間の学費として、2000万円プラスアルファ、あるいは3000万円プラスアルファがかかると言われている。それにもかかわらず、歯科医師国家試験に合格できなければ、さらにお金がかかるか、それまでかけてきた多額のお金が水の泡となる。首尾よく歯科医師になれたとして、開業するとしたらさらに数千万円の投資が必要だ。

 ある若手の勤務歯科医は「親などから診療所を受け継げるならまだしも、自力で開業した場合、その後何年で投資を回収できるものか。そもそも過当競争と言われる中で生き残れるのか」と悩みを打ち明ける。

 歯科医師が絶対に必要な存在であることは疑う余地がないだろう。国民のわがままな願いとしては、数の問題はともかくとして、質は落としてほしくない。いや、むしろ上げてほしいところ。ただ、そのためには歯科医師がもっと魅力的な職業であると世間に認められるようになる必要がありそうだ。

第112回歯科医師国家試験の学校別合格者状況(国立・公立)

 

■▼格差広がる歯学部の偏差値、上は60超から下は30台まで

■▼歯科医師が多い東京・徳島、比較的少ない滋賀・青森……

■▼同じ医療職でも医師とは大きな差がつく

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190524-00028116-president-bus_all&p=2

 

第111回歯科医師国家試験学校別合格者状況

http://www.dent.tmd.ac.jp/files/pass111.pdf

 

歯学部偏差値

https://www.minkou.jp/university/ranking/deviation/c=2/ct=3/cp=12/m=165/

http://daigakujyuken2.boy.jp/zenkokushigakuburanking.html

 

 

 


オピオイド依存症

2019-05-21 20:30:52 | がん

医師でタレントのおおたわ史絵(54)と、元プロレスラーでタレントの北斗晶(51)が21日、都内で映画「ベン・イズ・バック」(24日公開)のトークイベントに参加した。

 おおたわは映画で描かれた薬物依存同様に、自身の実母も病院で投与された薬を端緒に、20年以上にわたってオピオイド依存に苦しみ、亡くなったことを明かした。

 イベントで「実の母が何十年も戦い、脱却させてあげることができませんでした。映画を人ごとだとは思えなくて」と告白。盲腸になった後に「それがこじれて、痛みに対して使い始めたのが、薬物依存のはじまりなんです」と明かした。

 「違法薬物よりも脳にダイレクトにズドンときて、依存症になりやすく、止めにくい。医者がくれたから大丈夫ではないんです」とその恐ろしさを説明した。

 おおたわが中学の頃から母親が依存症に苦しみ、どこか母親を憎んでいたところもあったと告白する一方で、母親が亡くなった際を「発見したのは私。あれほど憎んでいたのに心臓マッサージをして…血なのかなと思いました」と振り返った。

 「家族でできることには限界があります」と自助グループなどに相談することを勧めた。

https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/おおたわ史絵-実母が薬の依存症の末に亡くなった「脱却させてあげられなかった」/ar-AABFCxM?li=BBfTjut&ocid=spartanntp#page=2

 

オピオイド

https://ja.wikipedia.org/wiki/オピオイド

 

中毒死、依存症……米国を蝕んだオピオイド鎮痛剤 寄付された「汚い金」が問題にも

https://newsphere.jp/national/20190329-3/

 

全米史上最多の乱用者を生んだメーカーの「嘘」

700万人の健康を破壊したオピオイド薬害の「犯人」を暴く!

https://courrier.jp/news/archives/100620/


アメリカを揺さぶるオピオイド危機①

https://www.spf.org/jpus-j/investigation/spf-america-monitor-document-detailpost_4.html


 

 

 

 

 

 

 


医食同源

2019-05-12 09:58:49 | 薬効

65才以上が処方されている薬の種類

日本人の平均寿命は過去最高を更新し続け、現在は女性で87才を超えた。その数字は、香港に次いで世界で第2位だ。

 日本人が世界で最も健康的な国民である理由の1つとして、多くの人は「医療の質の高さ」を挙げる。たとえば、病気に罹ったとき、「海外の病院で診てもらいたい」「外国製の薬剤をのみたい」と考える日本人がどれだけいるだろうか。それだけ、日本人は「日本の医療」を信じている。

 特に、日本人はとにかく薬をよくのむ。それは「薬信仰」とさえいえるほど熱心だ。

 たとえば、近年にインフルエンザになった人の多くがのんでいる特効薬タミフル。実は、世界中のタミフルの約8割は日本で消費されている。日本人も外国人も、等しくインフルエンザに罹るのに、薬をのむのは日本人だけ。欧米ではインフルエンザでは基本的に薬は不要とされ、家で安静に寝ていることが推奨される。タミフルをのんでも、期待できる効果は「1日早く熱が下がるかどうか」で、日本人がなぜそんなに熱心に抗インフル薬をのむのか、海外では理解されないという。

 日本人研究者が世界の医薬品研究開発をリードしているのも、日本人の薬への信頼感を増しているだろう。京都大学特別教授の本庶佑氏が、最近実用化された話題のがん治療新薬「オプジーボ」の開発に貢献して、ノーベル賞を受賞したことは氷山の一角。日本の医薬品の研究開発能力は、アメリカ、イギリスに次いで第3位だという。

 日本人全体が1年間に使う医療費は42兆円を超え、うち2割を超える約10兆円が薬剤費だとされる(2017年度)。1人当たりの医薬品費等支出はアメリカ、スイスに次ぐ世界3位だ。薬剤師の数は人口1000人当たり1.8人で世界1位。2位のベルギーとスペイン(1.2人)を大きく上回っている。

 

日本人は、1人当たりが服用する薬の「種類」もきわめて多いのも特徴だ。

 厚労省によると、74才以上の4人に1人が、1か月に7種類以上の薬剤を処方されている。40~64才の世代でも5人に1人が5種類以上の薬を受け取っているという。

 ちなみに、海外では「1度の診察で1種類の処方」が基本だ。アメリカの研修医の教科書には「4種類以上のむ患者は、副作用で危機的状況にある」と書かれている。

 とはいえ、「必要な薬をしっかりのんでいるから日本人の寿命は長いのではないか」と考える人もいるだろう。

 それでは、長寿ランキング世界1位の香港の薬局をのぞいてみよう。日本のドラッグストアや薬局とは大きく違い、いわゆる「西洋薬」ではなく、「漢方薬」がズラリと並ぶ。香港では、薬に頼る前に、体にいい食べ物や漢方を駆使して健康を保とうという「医食同源」の考えが根付いており、日本人のように気軽に薬をのんだりはしない。

 つまり、「薬をたくさんのむ=健康になる」というわけでは決してないのだ。

 今回、本誌・女性セブンは薬のプロフェッショナルである医師や薬剤師の計200人に大規模なアンケート調査を実施した。その中で、日本人が知らない「薬の真実」が浮かび上がってきた。たとえば、

〈これまでに『実は効かないのに』と内心思いながら患者に薬を処方、または購入を促したことはありますか?〉

 という質問に対し、「ある」と答えた薬のプロは、なんと半数にのぼった。驚きの数字ではないだろうか。

 日本人の間でも、薬に対する不信感がないわけではない。

 医療従事者の派遣サービスなどを展開する「総合メディプロ」が’15年に行った調査では、「処方された薬について『効果があまりない』と感じたことがある人」は約6割にのぼった。さらに、ある製薬会社の調査によれば年間400億円分の薬が、処方されたにもかかわらず捨てられているのだという。

 今、日本人と薬の関係が、見直される時がきている。

 

医薬品産業の動向(創薬を取り巻く環境の変化)

https://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/08seisakukadai13-9.pdf

 

日本企業の新薬開発力

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/tyousakai/dai1/iinsiryou06_2.pdf

 

医薬品産業の現状と課題

https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000398096.pdf

 

医食同源

https://ja.wikipedia.org/wiki/医食同源

 

医食同源の思想-成立と展開 真柳誠

http://square.umin.ac.jp/mayanagi/paper04/sinica98_10.htm

 

医食同源とは(健康長寿ネット)

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/ishoku-dogen.html

図:1日に何をどれだけ食べればよいか考えるツールの食事バランスガイドを示すイラスト


薬剤師1人当たりの処方箋枚数制限、「減らすべき」が3割強

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201504/541377.html

 

調剤医療費の動向調査:集計結果

https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/cyouzai_doukou_yougo.html

 

[栄養で治す]見直される「医食同源」(よみドクター)

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160815-OYTET50017/