■体内循環を整え血液サラサラに
体内に入った水分は、血液やリンパ液となって全身をたえず循環。酸素や栄養分を身体の隅々まで運び届け、老廃物の回収を行う運搬係をこなしています。また、汗によって体温を一定に保つ役割も果たしています。
逆に水分が不足すると血液はドロドロ、体内循環は大渋滞……。栄養が行き渡らず老廃物は溜まる一方で、身体本来の機能が鈍くなり、肩こりや体調不良の原因となります。
■代謝がアップし脂肪の燃焼を助ける
血液やリンパ液などの体液循環が良くなることで、代謝機能も高まります。代謝向上にともないエネルギー消費量も増加するので、脂肪を燃焼させやすい身体をつくることができるのです。
■腸内環境を整え便秘を改善
薬に頼らずとも、便に水分を与え便通をスムーズにすることで、簡単に便秘を解消するケースがあります。
また、朝にコップ一杯の水を飲むことで、睡眠中に失われた水分を補うだけでなく、胃腸を刺激・活性化することができます。消化機能も高まり、自然とやせやすい身体となります。
■老廃物を排除するデトックス効果
血液から回収された体の老廃物は、腎臓でろ過され尿として排出されます。水分をしっかりとることで尿量が多くなり、身体をきれいに掃除することができます。
汗としても老廃物を排出することも可能ですから、身体全体を使って効果的にデトックスすることができますね。
ただし、糖分を多く含むジュースなどは、その糖分を分解・排出するためにさらに多くの水分を必要としてしまいます。水分はダイレクトに“水”からとるのが効果的といえます。
■冷たい水はNG
ダイエットの味方になる水ですが、冷たい水を飲むのはNG。体を冷やし、代謝が下がる要因になります。また、飲めば飲むほどよい、というわけではありません。水分のとりすぎはむくみの原因にもなります。1日に1.5~2リットル程度が適量と言われています
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00004784-nkcareism-life
がんと食べ物には深いかかわりがあることが分かっています。国や地域によって羅患しやすいがんの種類が違うのは、地域性や体質の違いだけでなく、食生活も関係しているのです。例えば、体質的には同じ日本人でも、海外に移住した日系人は現地の羅患傾向に近くなることがわかっています。とはいえ、特定の食品ががんを引き起こす、というよりも、食生活の傾向によってなりやすいがんが異なる、ということです。がんの予防という点では特定の食品を避けるよりは、バランスのよい食生活を心がけることが大切でしょう。
日本人の食生活とがん
日本人は世界的に見ても胃がんになりやすいことがわかっていますが、これも食べ物が関係しており、塩分の多い食事がその原因だと考えられています。地域的なデータでも、塩蔵魚や漬物などを多く消費する地域は胃がんの羅患率が高いのです。
確かに日本は醤油や漬物など塩分の高い食品が多く、ヘルシーだと言われる和食にしても、塩分だけはかなり摂取してしまいます。
また近年は、がんを抑制すると言われる新鮮な野菜や果物を食べる習慣が減っていることも、がんの羅患率や死亡率が上昇している原因なのかもしれません。
最近では醤油や味噌なども減塩商品が多数販売されているので、がんの予防のためには塩分を控えてしっかり緑黄色野菜をとることが大切です。
がんになりやすい食品とは?
どこの地域であっても、お酒、つまりアルコールの摂取量が多いところは食道がんになる確率が高くなっています。食道がんになるリスクは、毎日の酒量が増えれば増えるほど高くなっており、さらにタバコを吸う人は確率が高くなるため注意が必要です。また、熱い飲み物をよく飲むことも食道がんの羅患リスクを高めているという説があります。
日本人の死因として、胃がん以上に多い肺がんの場合は、タバコの影響は無視できません。タバコのニコチン自体ががんの発生を促すだけでなく、タバコを吸うことでがんの抑制要因であるビタミンCを破壊してしまいます。それもまたがんになる要因です。
また、万病のもとである肥満も、がんとは切り離せません。肥満は乳がん、大腸がんなどさまざまながんを誘発します。極端なダイエットは必要ありませんが、日ごろからバランスのよい体作りを心がけましょう。
また、国立がん研究センター・がん予防検診研究センターによると、大腸がんでは、赤肉と加工肉のとりすぎがリスクになるというのが、最近の研究結果で報告されています。野菜や魚などをとりまぜた、バランスのよい食事をとることが大切です。
http://mocosuku.com/201412045417/
過去1~2カ月間の血糖値の平均を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高いと、心筋梗塞や脳卒中の危険性が強まると、国立がん研究センターと東京女子医大などのチームが11日、発表した。論文が米医学誌に掲載された。
HbA1cの値などが高いと、糖尿病と診断される。糖尿病が心筋梗塞、脳卒中の危険性を上げることは知られているが、今回はHbA1cとの関係を大規模調査で確認した。
研究チームは、全国の男女2万9059人を1998~2009年に追跡調査した。
調査によると、HbA1cがほぼ正常の5~5.4%だった人と比べ、5.5~6.4%の人は心筋梗塞や脳卒中になる確率が同程度だったのに対し、6.5%以上では1.77倍に高まった。糖尿病と診断されている人は1.81倍だった。
研究チームの後藤温東京女子医大助教は「HbA1cが高いと動脈硬化が進み、心筋梗塞などの危険を高めると考えられる」と話している。
一方、HbA1cが5%未満の人も、脳卒中などの確率が1.5倍と高くなっていた。肝臓障害や栄養不良でHbA1cが低くなり、危険を高めている可能性もあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000088-jij-sctch
急に我慢できない尿意をもよおす(尿意切迫感)、トイレが近い(頻尿)、我慢できず尿が漏れてしまうことがある(切迫性尿失禁)―これらの症状を過活動膀胱(ぼうこう)と呼ぶが、その治療をすると高齢者の骨折や寝たきりの主な原因である転倒の危険性が下がるとの調査結果が、5月15~19日に米ニューオーリンズで開かれた米国泌尿器学会(AUA)の会合で発表された。トイレに急ぐことや、トイレのために何度も起き上がる回数が減ることが要因だという。
◆過活動膀胱あり」で転倒リスク1.4倍
米ペンシルベニア大学医学部のラビシャンカル・ジャヤデバッパ准教授らは、2006~09年の米国の公的健康保険制度(メディケア)のデータから、高齢の過活動膀胱を持つ3万2,587人(平均年齢77.7歳、女性57.3%、白人82.8%)とそうでない人について、転倒する危険性を調査した。
その結果、転倒する割合が過活動膀胱を持つ人で10.2%と、そうでない人(5.3%)に比べて高く、転倒リスクがは1.4倍だった。しかし、過活動膀胱を持つ人で治療を受けていた場合は、治療を受けていなかった場合と比べて転倒リスクが8%低下していた。
米国泌尿器学会の広報を務める米カンザス大学医学部のトーマス・グリブリング氏は、今回の研究結果について「これまで指摘されていた高齢者の過活動膀胱と転倒との関連がさらに裏付けられた」と評価。特に、高齢なほど過活動膀胱の診断と治療が重要なことを示す結果としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150724-00000002-mocosuku-hlth
国立がん研究センター(国がん)は28日、今年1年間に新たにがんと診断される人の数(罹患数)と死亡する人の数の予測を発表した。予測は昨年に続いて2回目で、罹患数は98万2100人、死亡者数は37万900人に達する見通しだ。【敦賀陽平】
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罹患数を男女別で見ると、男性が56万300人、女性が42万1800人で、昨年の予測に比べ、全体で約10万人増えた。罹患数の算出には、地域がん登録のデータが活用されているが、今回の使用分から基準が厳格化されたため、国がんでは、データの精度向上と高齢化が増加につながったとみている。
部位別の罹患数では、大腸がん(13万5800人)と前立腺がん(9万8400人)が共に増加し、前立腺がんは男性の罹患数の中で最も多かった(昨年3位)。これについて国がんの担当者は、「PSA検診が普及したことが一番大きい」と指摘する。
一方の死亡者数は、昨年の予測に比べて約4000人の増加。部位別では、肺がん(7万7200人)がトップで、次いで大腸がん(5万600人)、胃がん(4万9400人)などと続き、大腸がんと胃がんの順位が入れ替わった。
胃がんの原因とされるピロリ菌の感染率は、高齢者ほど高い傾向にある。このため、担当者は「ピロリ菌の保菌者の減少と高齢化が相殺する形で、胃がんの死亡者数は横ばいの状態が続いていた。今回、大腸がんが抜いたことは注目すべき点だ」としている。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/45576.html
イタリア在住の115歳の女性エマ・モラノさんは、「長寿の秘訣は?」という質問に「生卵と独身」と答えたという。彼女は医者の勧めで1日3個の卵を欠かさず食べたそうだ。「卵を食べれば全部よくなる」の著者である血液診断士の佐藤智春氏も、1年間、1日10個の卵を食べる生活で、歩くのが困難なほどの体調不良から抜け出した。
卵1個にはコレステロールが200ミリグラム超含まれている。だから「卵は1日1個まで」が常識のように言われていた。
しかし今年、コレステロールに対する考え方が激変する発表がなされた。2015年2月に米農務省が「コレステロール摂取の制限をなくす」と発表。続いて日本でも、厚労省がコレステロールの1日の摂取基準値を撤廃。日本動脈硬化学会も「食事で体内のコレステロール値は変わらない」と声明を発表した。
そこで、卵への注目があらためて高まっているのだ。
「卵にはコレステロールはもとより、食品からしか摂取できない9種類の必須アミノ酸(タンパク質)がバランスよく含まれています。日本人は平均20グラム前後のタンパク質が不足しているといわれています。卵1個から取れるタンパク質は約7グラム。健康維持のために、1日3個は食べるべきです」
タンパク質は食べだめできないため、必要量を毎日摂取するのは簡単ではない。
不足している20グラム分のタンパク質を肉や魚から摂取しようと思ったら、100グラムほど多く食べなければならない。卵なら、手軽に食べられる。
さらに、卵はビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富。消化が良く、調理法のバリエーションもさまざまなので、幼児から高齢者まで食べられる。それこそ、朝、昼、晩と食べることも難しくない。
■さまざまな食べ方で摂取
健康な人なら多めに取っても腸がコントロールしてくれる。
佐藤氏のアドバイスで卵を1日3個食べる生活を始めた50代の脳科学者は、記憶力の向上に加え、体重が10キロ減り、脂肪肝が完治。部分カツラを使うほどだった薄毛が解消したという。
「イライラが解消した」「よく眠れるようになった」「疲れにくくなった」「やせた」「中性脂肪が減った」「風邪をひきにくくなった」などの感想を述べる人も少なくない。中でもよく挙げられるのが、「見かけが変わった」だ。
「卵に含まれる良質なタンパク質は、細胞の新陳代謝の材料です。肌のキメが良くなり、抜け毛が減り、髪の毛が太く“元気”になります」
ちなみに、佐藤氏は50代ながら、腰まであるツヤツヤした黒髪は白髪染め要らず。30代の時、円形脱毛症に悩んでいたというのが嘘のようだ。
お勧めは、消化時間に留意した食べ方。消化が早い順に、半熟・温泉卵→ゆで卵→生卵→目玉焼き→卵焼き。ストレスを感じた時は温泉卵、腹持ちをよくしたい時は卵焼きがベターだ。
また、目的別なら、佐藤氏が勧める食べ方は次の通り。
「疲労回復なら、ビタミンB群が豊富な豚肉と卵を合わせて。カツ煮の卵とじなどがいいでしょう。脳活性ならネギトロユッケのような卵とマグロの組み合わせを。最近は若い人でもロコモ(運動器の障害)の人が多いですが、骨・筋肉代謝には卵と納豆がいい。冷ややっこに卵と納豆をのせた一品なら、料理が苦手な男性でもすぐ作れます」
早速、今夜から始めるか。
■コレステロールの効果とは
「1日に必要なコレステロールのうち、3分の2は肝臓で合成され、3分の1は食物から。食物からコレステロールを取っても、肝臓での合成量が調整されるので、血中のコレステロール量は一定範囲に収まります」(佐藤氏)
最近は、コレステロールの不足が脳内物質セロトニンの不足につながり、うつ病やアルツハイマーの原因になることもわかってきた。骨密度を増やすビタミンDの合成や、ストレスに対抗するストレスホルモンの活性化にもコレステロールは必要不可欠だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000019-nkgendai-hlth
研究内容:七種一斉処置
1.整体-------体質の矯正
2.ウラニウム(60Kg)-強い活性
3.構造化微量要素(10 ml/day)**-強い活性
4.ヘリカル炭素(65 mg/day)*---温和な活性
5.β-線
6.遠赤外線**---弱い活性
7.ウォーキング
<研究実績>
2時間~数日でがんステージIV離脱、うつ、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎
US PAT**, JPN PAT***, PAT PCT*
日本化学会・文部科学大臣賞*
臨床研究の問い合わせは、a1@eidaka.comまでご請求ください。PC mail addressを明記してください。また、住所、氏名、携帯、経緯を明記してください。
慶応大と米ジョンズホプキンス大のチームは、高コレステロール治療薬「スタチン」が卵巣がんの進行を抑えることをマウスの実験で確かめたと発表した。米がん専門誌に24日、論文が掲載された。
研究チームは、卵巣がんを発症するように遺伝子を組み換えたマウスや、ヒトの卵巣がんを移植したマウスに、スタチンを投与して、投与しなかった場合と比較した。その結果、遺伝子組み換えマウスは、通常生後5週から卵巣がんの病変が現れてがんが進行するが、スタチンを与えると8週まで明らかな病変がなく、がんの発症を遅らせることができた。ヒトの卵巣がんを移植したマウスでは、スタチン投与で、がん病変の拡大が抑えられた。
スタチンを与えたマウスの腎臓や肝臓に異常は見られなかった。海外のがん患者の大規模調査では、診断前からスタチンを服用していた患者は、服用していない患者より、がんの死亡率が低いなどの報告がある。
糖尿病患者に適量のインスリンを自動的に投与できるパッチ状の治療器具が、実験動物を用いた前臨床試験に合格したとの研究報告が22日、発表された。
生活習慣病で年間1600万人が早死に、WHO報告
人間での臨床試験で効果が証明されれば、インスリンを注入するために注射針の使用を強いられる糖尿病患者に、より痛みの少ない代替手段を提供できる可能性がある。
米ノースカロライナ大学(University of North Carolina)とノースカロライナ州立大学(North Carolina State University)の研究チームは、開発したパッチについて「血糖値の上昇を検知し、必要に応じていつでも適量のインスリンを血流中に放出できる世界初のスマート・インスリンパッチ」と説明している。
米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された研究報告によると、1セント硬貨ほどの大きさのパッチには、極小の針が100本以上埋め込まれているという。
論文によると、極小針1本1本に内蔵されている「超小型の格納装置」には、インスリンとブドウ糖(グルコース)を感知する酵素が入っており、血糖値が高くなりすぎた場合に速やかに内容物が放出される。
糖尿病のマウスを用いた実験では、極小針パッチをマウスに貼付すると30分以内に血糖値が抑えられ、その状態が数時間継続した。一方、マウスにインスリンを注射器で注入した場合、血糖値は正常に戻るが、次の注入が必要となるまでの時間が、パッチを貼付したマウスに比べて短かった。
論文主執筆者の一人、ノースカロライナ大の糖尿病ケアセンター(Diabetes Care Center)のジョン・ブゼ(John Buse)所長は「このパッチを人間で有効に機能させることができれば、大変革がもたらされるに違いない」と将来の製品化に期待を寄せた。
世界の糖尿病患者の数は3億8700万人以上となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000017-jij_afp-int
■「野菜」に期待される栄養って?
最初に大まかに「野菜」に含まれる栄養素をおさらいしてみます。野菜は炭水化物やたんぱく質、脂質といったエネルギーを作り出すことのできる栄養素は多く含まれていません。そのかわり、エネルギーを作り出すときの潤滑油となる「ビタミン」と「食物繊維」が多く含まれています。
食物繊維は、植物自体の茎や葉などを支える骨のようなものです。かさがあって食べ応えがあるにもかかわらず、エネルギー源となる栄養素の含有率が低くなっています。そのため、野菜は「低エネルギーで、たくさん食べても太りにくい」と言われているのです。
■身体には野菜ジュースの「搾りかす」も大事!
野菜の栄養には「ビタミン」と「食物繊維」が非常に大切であることは、上記で説明したとおり。次は、野菜ジュースの作り方を考えてみましょう。
ただ野菜をミキサーで粉砕しただけでは、食物繊維が歯に当たってしまい、口当たりが悪い野菜ジュースになってしまいます。そのため、濾したり絞ったりして口当たりのなめらかなジュースをつくり、砂糖や果汁などで味を整えて商品としています。
この工程で「ビタミン」と「食物繊維」がどうなるのかがポイントです。ビタミンは「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」があり、前者はジュースの中に溶け出すので、かんたんに摂取できそうです。
しかし、これなら一安心! と思うことなかれ。水溶性ビタミンは酸素・光・熱によって分解されやすいのです。野菜をカットした段階から分解が始まるのに、ジュースにするためにミキサーで粉砕して、絞って味を整えて……という工程を経る間に、かなりのビタミンが分解していると考えられます。
また、ビタミンだけでなく、食物繊維に関しても「水溶性食物繊維」と「水不溶性食物繊維」があります。後者は搾りかすとして廃棄されてしまうため、製品の中には含まれていません。
これらの2点が野菜と野菜ジュースを分ける最大のポイントとなります。
■農林水産省の「食事バランスガイド」から考えてみよう
実は、農林水産省から出されている「食事バランスガイド」では「野菜ジュース」と「果実100%のジュース」は、200ml=1SV(1つ)を副菜(野菜・きのこ・いも・海藻料理)として計算してよいこととなっています。
その理由としては、会社員などの場合は忙しさから野菜不足になりやすいため、手軽に持ち運びができるパック入りの野菜ジュースでもよいので飲んでほしい、という意図があります。どうしても野菜代わりとして選ぶ必要のあるときは、食塩や果物、砂糖などを添加していない商品を選びましょう。
■健康のためにはどうするのがよいのか?
特にメタボやダイエット希望の人、また糖尿病の患者の方には、野菜代わりに野菜ジュースを飲んでも問題ないとは言えません。というのも、野菜ジュースでは捨てられてしまう水不溶性食物繊維のおかげで、食事量を変えずにエネルギーカットをすることが可能だからです。
食物繊維は固さがあるのでよく噛む必要があり、そのおかげで脳が「食べ物を食べた」ということを認識し、満腹感が生まれます。さらに血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病のリスクが下がり、将来的に健康維持・増進をすることができます。野菜ジュースは噛む必要がないので、なかなか満足感を得ることができませんし、血糖値などへの効果もあまり見込めません。
また、「のどが渇いたときに野菜ジュースを飲めば健康的ですよね?」という質問をよくいただくので、答えを書き添えます。コーラや果汁の少ないジュース類よりはいいと思いますが、お茶や砂糖・ミルクを入れないコーヒー、紅茶のほうがオススメです。野菜ジュースと言っても、やはりジュースはジュース。「食事バランスガイド」で副菜として数えていいということは、エネルギーはあります。
このように「野菜」と「野菜ジュース」は似て非なるもの。可能な限り「野菜」を選ぶようにし、「野菜ジュース」はどうしても野菜不足になってしまうときの奥の手として考えるのがよいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150623-00000003-nallabout-hlth
気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。
値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、1本(185~355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。
そもそも、なぜエナジードリンクといわれているのでしょうか。それは、各製品に「パワーアップの素」といえるような成分が入っているからです。それを摂取することで、元気が出たり、体がパワーアップしたりすることを、ボトルのコピーやテレビCMなどでうたっているのです。ただし、直接的な言葉は使っていません。効能・効果をうたうと、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反することになるため、婉曲的あるいは暗示的な表現で巧みに消費者に訴求しているのです。
アルギニンに免疫向上や疲労回復効果はない
そのパワーアップの素とは、一つはアミノ酸の一種の「アルギニン(L-アルギニン)」で、ほとんどのエナジードリンクに含まれています。アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、体内では成長ホルモンの分泌促進、免疫機能の向上、脂肪の代謝促進などに関係しているため、俗に「免疫力を高める」「疲労を回復させる」などといわれ、また、男性器の勃起に関係する物質を間接的に活性化するため、「精力を増強する」ともいわれるようになりました。そのため、「男性が飲むとパワーアップして女性にモテる」と思わせるCMが流れるようになったのです。
しかし、これらはいずれも俗説であって、確たる証拠はないのです。もともとアルギニンは体内で合成されるもので、成長ホルモンの分泌促進や免疫機能の向上などと関係していることは間違いありませんが、アルギニンを摂取したからといって、それがすぐに効果を発揮するわけではないからです。
健康食品やサプリメントなどの安全性や有効性を検証している国立健康・栄養研究所が運営する情報サイト「『健康食品』の安全性・有効性情報」によると、アルギニンについては、勃起不全に対する経口摂取での有効性が検討されており、「5g/日摂取で機能性勃起不全患者において性機能が自覚的に改善したという報告があるが、それ以下の用量では効果がなかった」との結果が報告されています。ところが、実際の各種エナジードリンク1本に含まれるアルギニンは0.222~1gで、最も多い製品でも2gです。これではとても性機能を高めることは期待できません。
また同サイトによると、アルギニンの摂取によって一般成人の免疫力が高まったり、疲労度が軽くなったというデータはありません。つまり、俗に言われているアルギニンの効果は確認されていないのです。これではアルギニン入りのエナジードリンクを飲んでも、元気になれそうにありません。
このほか、パワーアップの素として、「ショウガ抽出物」を入れている製品もあります。ショウガには、ジンゲロールという独特の成分が含まれており、それが末梢血管を拡張したり、発汗を促す作用があるため、体を温めるといわれています。ただし、これだけで元気が出たり、体がパワーアップしたりするのでしょうか。もしそうなら、すりおろしたショウガを食べれば元気いっぱいになれるはずです。しかし、実際にはそんなことはないわけで、ショウガ抽出物を摂取したからといってパワーアップが図られるとは考えられません。
有害な合成甘味料
一方で、エナジードリンクには、安全性の疑わしい合成甘味料のスクラロースやアセスルファムKが添加された製品が多いのです。砂糖を減らして、低カロリーにするのが狙いです。
スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基(-OH)を塩素(Cl)に置き換えたもので、砂糖の約600倍の甘味があります。しかし、悪名高い「有機塩素化合物」の一種なのです。有機塩素化合物は、農薬のDDTやBHC、地下水汚染を起こしているトリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、猛毒のダイオキシンなど、すべてが毒性物質といっても過言ではありません。
スクラロースが、DDTやダイオキシンと同様な毒性を持っているというわけではありませんが、妊娠したウサギに体重1kg当たり0.7gのスクラロースを強制的に食べさせた実験では、下痢を起こして、それに伴う体重減少が見られ、死亡や流産が一部で見られました。また、スクラロースを5%含むえさをラットに食べさせた実験では、胸腺や脾臓のリンパ組織の萎縮が認められました。さらに、脳にまで入り込むことがわかっています。
また、アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質で、砂糖の約200倍の甘味があります。犬に、アセスルファムKをそれぞれ0.3%含むえさと3%含むえさを2年間食べさせた実験では、0.3%群でリンパ球の減少が、3%群ではGPT(肝機能障害の際に増える酵素)の増加とリンパ球の減少が認められました。つまり、肝臓へのダメージや免疫力を低下させることが疑われます。さらに、妊娠したネズミを使った実験では、胎児に移行することがわかっています。
したがって、スクラロースやアセスルファムKが添加された食品は、できるだけ避けたほうがよいのです。
「エナジードリンクを飲んだら元気が出た」という人がいたら、それは恐らくプラシーボ(偽薬)効果によるものでしょう。あるいはカフェインによる作用かもしれません。エナジードリンクには、たいていカフェインが添加されており、それには覚醒作用があるからです。しかし、カフェインを摂りたいなら、緑茶やコーヒーを飲んだほうがよいでしょう。
巧みな製品のネーミングやコピー、CMなどに惑わされて、割高な製品を買わされないようにくれぐれもご注意ください。
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10252_1.html
睡眠不足と心臓疾患や肥満との関係が各種の研究で指摘されていることを踏まえ、米睡眠医学会がこのほど、適正な睡眠時間に関する初のガイドラインをまとめた。成人の場合で1晩に7時間以上の睡眠を取ることが望ましいと勧告している。
先月実施された調査によれば、米国人の睡眠時間は減少傾向にあり、1985年に7.4時間だった平均睡眠時間は1990年には7.29時間に、2004年と12年には7.18時間に減った。
ガイドラインの作成に協力した米疾病対策センター(CDC)も、睡眠不足を公衆衛生疾患と位置付ける。
米睡眠医学会の会長でワシントン大学のネタニエル・ワトソン教授は「7~9時間の睡眠が望ましい」と述べ、1晩の睡眠が6時間を切ると集中力の低下を招き、心臓病や脳卒中、糖尿病、肥満のリスクも高まると指摘した。
一方、睡眠時間の上限については、十分な検証が行われていないことなどを理由にガイドラインでは言及していない。
ガイドラインの作成に当たっては、睡眠時間と健康状態との関係について調べた調査や、被験者の睡眠時間をコントロールする実験の結果などを参照した。
これまでの研究では例えば、睡眠時間が7時間に満たないと体格指数(BMI)が上昇することや、睡眠が不足すると食欲を増進するホルモンの値が上昇して肥満につながり、肥満を原因とする心臓病や脳卒中などのリスクも増大することが分かっている。
睡眠不足の原因となる睡眠障害の危険性も指摘され、欧州心臓病学会ではこのほど、睡眠障害のある男性が心臓発作を起こす確率は2~2.6倍、脳卒中を起こす確率は1.5~4倍になるという研究結果が発表された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-35066277-cnn-int
炭酸飲料。時々無性に飲みたくなるとき、ありませんか? お風呂上りなど、飲むとスッキリサッパリ、実においしいですよね。でも、砂糖入りの炭酸飲料は、たくさん飲むと「2型糖尿病」「心臓病」などの、慢性炎症性疾患のリスクが高まることが既に知られています。
このたび、さらに関節リウマチのリスクも高めるという報告が、ハーバード大学医学部関連病院のチームにより、2014年9月に発表されました。
●炭酸飲料とリウマチの調査
関節リウマチは、本来自分の体を守るために備わっている「免疫」が異常になり、関節が腫れたり痛んだり、悪くなると変形したりする病気です。
研究グループは、約19万人の女性を対象として、4年ごとに食事の状況を調査しました。そのうちの、砂糖入りの炭酸飲料を飲んでいる状況に関するデータと、病院の診療記録で確認した、関節リウマチにかかったかどうかの情報を照らし合わせて関連があるかどうかを解析しました。
●砂糖入り炭酸はリウマチリスク6割増
その結果、何と、砂糖入りの炭酸飲料を1日1杯以上飲む女性は、無糖炭酸飲料を飲む女性や1カ月に1杯未満しか飲まない女性に比べると、血液検査で診断がつく関節リウマチの発症リスクが約6割も高いことがわかりました。
さらに、55歳以降に関節リウマチを発症した人だけでみると、砂糖入り炭酸飲料とリウマチリスクは、より強く関連していました。
血液検査で診断がつかないタイプのリウマチもあるのですが、そちらは砂糖入り炭酸飲料との関連はありませんでした。また、低カロリーのダイエット炭酸飲料は、関節リウマチのリスクとは全く関連がありませんでした。
「炭酸中毒」と言われるほどに、炭酸飲料が好きな人は良く飲みますが、砂糖入りの炭酸飲料はリウマチや糖尿病、心臓病だけでなく、肥満にもつながりますし、飲みすぎには気をつけたいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-00000017-zdn_mkt-ind
◎たまねぎ
冷蔵庫の野菜室は、鮮度を保つため通常、湿度を高く設定している。たまねぎは湿気があるとすぐに芽や根が出て風味が落ちてしまうので、冷蔵庫には切ったものだけを入れるようにしよう。また、たまねぎは風通しのよい場所で保存すること。籐(とう)などのカゴが保存に適している。梅雨の時期は1つずつ新聞紙にくるんでおくと湿気対策になる。
◎にんじん
にんじんは湿気に弱いので、ポリ袋などには入れないこと。水分を拭き取り、新聞紙に包んで、夏は冷蔵庫の野菜室で、冬は冷暗所で1週間から10日ぐらいは持つ。冷凍する場合はカットして、しっかりゆでてから冷凍しよう。
食品が傷みやすくなるこの時期、無駄なく野菜を使い切るためにも「野菜の保存のポイント」を押さえておきたい。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150621-00010002-dime-sci
がん細胞だけを狙い撃ちして治療する微小カプセルを開発し、マウスの実験で効果を確認したと、東京大の片岡一則教授(高分子化学)らの研究チームが発表した。
正常な組織をほとんど傷つけることなく、がんを治療できる可能性があるという。
カプセルの直径は約55ナノ・メートル(ナノは10億分の1)で、中にガドリニウムという元素が入っている。ガドリニウムは、中性子線が当たると放射線を出し、近くのがん細胞を殺す効果がある。カプセルは、血管からがん組織にしみ出すように作られ、がんに集まる性質を持たせた。
研究チームは、カプセルを、がんを持つマウスに注射した。24時間後に、患部に向けて外から中性子線を当てると、患部に集まったカプセルからの放射線で、がんの増殖が大きく抑えられたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150621-00050068-yom-sci