たまり場ぶろぐNEO

 奈良県在住、天里友香のブログ。
 漫画・ゲーム・同人等のオタク系話題と日常、時々は真面目な話です。

武士たちの夢の後先②

2012-05-01 13:01:29 | 旅行
 三十三間堂を拝観後は先述の京都国立博物館へ。
 特別展『王朝文化の華―陽明文庫名宝展』をやっていました。
 今、大河ドラマでも登場してる藤原忠通以降の代で
藤原摂関家は嫡流が別れていきますが、
その一つ『近衛家』に伝わる宝の数々の展示でして、
個人的に一番のお目当ては『御堂関白記』
(藤原道長の日記で、直筆分のものが展示されてたのです!)
 暦にその日の出来事を記入した作りで、
現在風に言えば『手帳のカレンダーを日記にしてる』合理的な感じ。
 あんまり筆まめではなかったのか?
むしろ記入のない日の方が多かったですが、
筆まめなら他の貴族の日記みたいに日記だけの冊子を遺してたのではと。
「色々な意味で、現在人と近いものを感じるな!!」


武士たちの夢の後先①

2012-05-01 12:34:45 | 旅行
 昨日、記事に書いたとおり京都に行ってました。
 JR西日本のやってる『平清盛スタンプラリー』のコースを中心に
東山付近を行きまして、以下、しばらくその関係です。
 スタンプラリーとしてパンフレットに書かれてたコースは五条大橋
(ここは、むしろ源氏の『牛若と弁慶』の伝説が有名ですが!)起点でしたが
「京都国立博物館の『陽明文庫展』も見たい!」思って
逆周りすることにして、まず三十三間堂へ。
(位置は博物館とは道路を挟んで向かい側)
 三十三間堂は後白河上皇の院の御所
『法性寺殿』の敷地に清盛が建てたもので、
長いお堂の端から端に矢を射る行事『通し矢』が有名ですが、
圧巻はやはり内部!!
「仏像だらけ!!」
 ドラマの中で清盛の父の忠盛が
鳥羽上皇のために同じような寺を建て(こちらは現在は残ってない)、
その迫力に上皇が圧倒されるシーンがありましたが、
「確かに、これなら不信心な私ですらも迫力を感じるわ!!」
『会いたい人に感じが似た仏像が1体はある』と説明にはありましたが
「これだけ有ればそうかもだけど、
ただ、列の奥だったら分からないんじゃ…?!」
 しかし、忠盛の代も含めて三つはこんな寺を作ったらしい
(残ったのは三十三間堂のみだけど)平家。
 高野山の塔や厳島神社も造営してるし
どれだけ財力が有ったのやら…!!
「仏のご威光もだけど、現世的な『力の誇示』も後世にまで現してるな!!」