時代考証の仕事というのは、さじ加減が難しいです。実は多くの方のイメージされている言葉や習俗って、江戸中期くらいをベースにした「架空の産物」つまり「時代劇の作法として作り上げられてきたもの」であって、研究の進展で明らかになってきた戦国の実態とは結構ズレがあるんですね。
今回の真田丸では、可能な限り新しい成果を取り入れて頂いています。そこが難しいところで、「自分の知っているものとは違う」という結果に転んじゃうこともあるんですね。この点、いろいろ議論して、理解を得る工夫に頭をひねっています。
話し方もそうで、僕が講義・講演で掴んでいる感覚だと、戦国の言葉にしてしまうと、「今、なんて言った?」ってなるだろう、って容易に想像がつくんです。今の大学生、「家臣」と聞いてもすぐにピンと来なかったりするんですね。答案用紙で「下臣」という誤字をよく見ます。
戦国じゃないですが、高尾先生が江戸幕府の将軍が一人称に「俺」を使っている事例を指摘されていますが、暴れん坊将軍以外で「俺」と話させたら多分大変なことになります。
関ヶ原の時に大垣城にいた女性の昔語りって形式の『おあむ物語』という作品で、ヒロインのおあむが自分を「俺」って言ってた記憶がある。戦国時代から江戸初期には「俺」は男女や身分を問わずかなり広く使われていた一人称なのかもしれない。 RT
もちろん貴人の言葉ではまた違うだろうし、普段「俺」と言ってる人でも時と場合によって使い分けしてるとかは簡単に予想できるけど。
捻挫して1週間は経つのにまだ痛くて、しかも湿布に皮膚が負けてきてるorz職場まで徒歩25分はかかるので辛い…(>_<)
足を休ませがてらツイートしてるけど。奈良は道路が酷くて、職場までの道も舗装がボコボコで変な斜度まであるんだよなorz(文化財保護に予算が回ってて道路整備はあおりを食ってるとの噂があるけど、本当だろうか?)
…『笑点』を高画質で放送。落語家さん達のお肌の具合まで鮮明に!!ってこと?(なかなかマニアックな趣味の世界だな!!) RT