「ごめんなさい。あんまり楽しそうに遊んでいるんで、わたしのこと
忘れちゃったのかなと思ったの。この頃、夢ちゃんとお話してないから。」
夢は、はっとしました。
”そういえば、この頃、あんまり四小さんとお話してなかったけ。前に、話はしなくても
わたしのこと見ているって、四小さん言ってたのに。”
そして、四小に言いました。
「そうだった。わたしの方こそごめんなさい、四小さん。これからもっとお話しようね。」
「そうしてくれる?」
「うん。」
夢が答えると、四小はうれしそうに微笑み消えていきました。四小と別れ教室へ
戻る途中、夢は思いました。
”四小さんは、いつもわたしのことを、そっと見守ってくれてるんだ。そうだ。
これからはもっとお話しよう。”