今年2回目のバンコクロングステイまであと一週間余りとなった。とても楽しみで、今からフライトが待ち遠しい。今回は約4か月強の滞在で、チュラ大文学部の外国人向けタイ語講座(インテンシブタイ)のレベル2とレベル3を受講する。うまく行けば、タイ文字が書けて、発音ができ、短い文章の読解が可能となり、晴れて初級を卒業することができるはずだ。しかし、今月レベル2を受講した先輩トモヤンクンさんの「55歳からタイでリタイアメント生活」というサイトをみると、レベル1と違って生半可ではないことがわかる。英語の学習でもそうなのだが、単語を覚え、文法を理解して、文章を正しく解釈するという勉強法に慣れ親しんでいると、耳で聞いたものを文字で書き表すことが非常に難しい。特に、母音と子音の他に、音の高低に関する記号(声調記号)があるタイ語では難易度が高い。親切なことに授業で使うディクテーションの練習問題が添付されており、ちょうどレベル1の復習をやり切ったところでもあるし、気合を入れて真剣にやってみたところ、20問のうち正答できたのは7問という体たらく。4回の中間テストおよび最終試験の合計点数で6割を確保しないと合格に至らないので、前途多難である。タイ文字の読み書きができるようになれば、街の看板も読め、世界も広がって、バンコクロングステイをより楽しめるようになると思うので、挫けずに頑張りたい。
さて、昨日は家族・親族の呼称について復習していたのだが、日本と異なる点がいくつかあるので紹介したい。
1.日本語では祖父、祖母に父方、母方の区別はないが、タイ語では明確に区別される。父方の祖父はプー、祖母はヤー、母方の祖父はター、祖母はヤーイと言い、「私は祖父母の家に遊びに行く」という場合、「ポム パイ イアム プーヤー/ターヤーイ」となり、どちらの祖父母かがわかるのである。
2.おじ、おばに関しても日本語では父方、母方を区別しない。しかし、父母よりも年上か年下かは、漢字(伯父、伯母、叔父、叔母)を見れば判断が付く。タイ語においても、伯父(ルン)と伯母(パー)は、日本と同様、父方、母方の区別がない。しかし、叔父、叔母となると話は変わってくる。父方の叔父、叔母は両方ともアーと呼ばれ、母方の叔父、叔母はナーと呼ばれる。父方、母方の区別がある一方で、男女の区別がなくなる点が面白い。
3.日本語では孫と甥・姪は別の言葉だが、タイ語では両方ともラーンという単語で表現される。このため、文章や会話の前後の脈絡から判断する必要がある。
それぞれの国の家族の在り様を反映しているようで、大変興味深い。
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