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取り敢えず話の区切りがつくまで1984年のSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”)を読み続けている。Spec 95号と96号について。
筋書きと画をAl Milgromが、インクをJim Mooneyそれぞれ担当。
粗筋。麻薬取引を行わせCloak & Dagger (“C&D”)を誘い込むKingpin。目的は暴走したサイボーグSilivermaneをおびき寄せること。同じくSilvermaneを唐キためC&Dの力を借りたいSPIDER-MANと不承不承従うBlack Cat (“CAT”)。
今回も、気に入った台詞やシーンを書いていく。前号まででSPIDER-MANの体調がおかしいことは伏線で出ているのだが、今回原因が判明。エーリアンコスチュームが彼の肉体を操り夜の街へと出かけていることがわかった。面白い。読むのが楽しみなPeter DavidのSymbiote SPIDER-MANはこんな夢遊病状態のSPIDER-MANを題材とするのか?(このブログを公開する頃には読んでいると思うが。)
話がどんどん複雑になっていく。Kingpinの悪巧みに、彼の暗黒街のライバルRoseが参戦。と言っても今回はKingpinの言うことに従い麻薬取引を仕切る。この辺の駆け引きは面白いな。そして現場からはサッサと逃げ出す狡猾さも好きだ。
C&Dのことをあまり知らない。Daggerの力は便利。麻薬依存の若者に彼女の光のナイフが刺さると依存状態が消えちゃうのは笑える。その状態をMonkey offって表現するんだね。
もう一つ。一人でSilvermaneと戦わないと約束したCATがそれに従わないことに対する彼女の言い草は可愛い。”Promises are made broken, lover.”
Spec 96号ではエーリアンコスチュームからオリジナルに戻った。つまり95号と96号の間である程度の時間が経過したことがわかる。この辺りの話はAmazingの258号で語られている。これ買うことに決定。
最近は英語の表現が気になるな。Kingpinの台詞から。まず、CATにBad Luck Powerを与えた貸しを返せって台詞。”I call on your debt to me.” 成程。
もう一つ。The Answerの力を与えられ力が復活したDaggerに対するKingpinの台詞。”Dagger I beg you! Save my wife!” 瀕死の妻を本当に心配する気持ちに嘘はない。しかし、彼のこれまでの行いから、Daggerは救わない。因果応報なのだが、KingpinはSPIDER-MANとCATの責にしちゃう。これあるよな。すんなり腹落ちする。
最後The AnswerはDaggerに力を与えたことで消えちゃう。こいつ一体何だったんだろう。