アメコミとラーメン

SPIDER-MANの67


先月届いたThe Amazing SPIDER-MANの5冊の内の残りの2冊、626号、627号について書こう。添付画像は、デザイン的にこっちの方が好きだったので、626号のものを選択した。担当しているのは、Michael del Mundo。職を失い苦悩のPeter Parkerが描かれてる。足元で、腰鰍ッているレンガが崩れ押していくのは、彼の生活基盤が崩れていく様を描いているのか。

まず、626号は、筋書きをFred Van Lente、画をMichael Gaydosがそれぞれ担当。Gaydosの画は、写実的。描くのに時間がかかりそうな人だな。その人の画が好きか嫌いかを占う女性の描き方は上手だ。特に最後から2ページ目の下のほうのMichele Gonzalezの笑顔は一番の出来だ。内容の方はまずまずかな。ヤクザから初代Scorpionのコスチュームを奪おうとする女性Scorpion。SPIDER-MAN は、成り行きで彼女を助けてしまう。彼が知らないのは、盗んだコスチュームの届け先が、SPIDER-MAN を狙うCravenの妻だということ。最近の一連の騒動Gauntletは、全て彼女とその娘の差し金。つきから見放されたSPIDER-MAN ことPeter Parkerだが、同居人のMicheleとの仲がすこしまともになってきたところが救いだね。

続いて627号。筋書きをRoger Stern、画をLee Weeksが担当。このコンビはThe Amazing SPIDER-MANの580号以来だな。その時も褒めたけど、Leeの画は上手い。安心して見てられるんだよね。細かいコマ割りを利用して、時間の経過を描く手法はベテランならではだね。内容はと言えば、X-MENの宿敵Juggernautを瀕死の重傷に追い込んだ犯人をさがす内容。最後のコマでは、それがCaptain Universeであることがわかった。結末は、次号に続く。

Captain Universeって言えば1970年代後半か、1980年にMarvelで活躍したヒーロー。しかし、存在感が今一だったのか、すぐ消えたね。今回の話では、やたら昔の話を回想するシーンが出てきたな。JuggernautとSPIDER-MANとの出会いとかね。それから、検視官のCarlie CooperとPeterの仲がさらに接近しているところも注目だ。Peterが悪と対決するためその場から逃げ出す口実をCarlieがPeterの代わりに言ってくれたことにえらく感謝している台詞がある。

ここで前回のSPIDER-MANのBlogのコメントで訂正。Peterは罠にはまって偽の写真を公表したって書いたけど、これは誤り。ニューヨーク市長のJ Jonah Jamesonを助けようとして、彼が勇敢であるかのような写真を偽造しちゃったんだよね。んーん。こんなことはPeterだったらしないはず。これは、いくらなんでもひどい筋書きだな。
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